ホームレスからの条件
第96話目です。
この章はエロティックな話が多いです。
・・・クロノアはとりあえずブラック・エクスプレス・シティの上空を飛んだ。
町は思ったよりでかいようで大分前に訪れたであろうグラント王国よりかは倍以上はあった・・・
だがクロノアからしてみてはそれは何も問題では無かった
何故なら彼女は空を飛べるうえにスピードも速いからであった
彼女はすべてにおけるステータスが上限に達しているのもあってこれぐらいは難なくできることである・・・
クロノア「・・・結構デカい都会群のようだけど・・・・・・私のスピードなら難なく突破できる・・・!!」
クロノアは余裕そうな笑みを浮かべる・・・
そうこうしているうちにクロノアは国境にたどり着いた。
クロノア「・・・グラント王国とは比較にならない程の規模・・・それほどお金かけてるんでしょうけど、そうはいかない。眠らされてどれ程経ったかは知らないけど早く魔王様に会いたい・・・!!会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい」(ハイライトオフ)
クロノアは両手で顔を抑えると狂ったように魔王様に会いたいという表現を最大限に表していた。
それほど魔王に会って愛したいという事なのだろう・・・
だが現実は非情であった、クロノアが国境を越えようとした時であった。
バリッ!!!
クロノア「うっ!?・・・これはバリア・・・?」
クロノアは手のひらにびりびりとした何かがぶつかるような感覚がしたらしい
どうやら国・・・国境全体にバリアが敷き詰められているらしく簡単に出ることはできない構成となっていた・・・
クロノア「・・・なるほどバリアってわけね。とりあえず、壊すことができればいいって感じでしょうけど!!」
クロノアはそういうと手のひらに風のエネルギーを貯めた。
その時であった
ーーービュン!!!
クロノア「わっ!?」
クロノアは後ろからビームが来ていることに間一髪気付き避けた。
ビームはバリアに当たる・・・その時、熱波によって国境の壁が一部、溶ける
だが追撃は続く・・・
ビュン!!ビュン!!!ビュン!!!!!
クロノア「わ!?ちょ・・これは狙われている!!・・・何者かは『探知』する隙は無いけど、ひとまず降りるか・・・」
クロノアは何者かに狙われていることを悟り、ひとまず国境付近を後にした。
そしてひとまずはかく乱のために路地裏に身を潜めるべく降り立った・・・
(路地裏・・・)
そこは都会の路地裏らしく嫌に汚く、ゴミが散乱していた。
だがグラント王国の貧困町よりかは圧倒的マシな部類であるためクロノアは特に嫌な顔は一つもしなかった・・・
クロノア「・・・おそらく私を探しているだろうし、どんな奴かは今は分からないからどこかで身を隠さなきゃ・・・・・・!これだと『探知』は使い物にならないだろうし・・・」
『探知』には一つ致命的な弱点が存在した、そうそれは大人数だとターゲットを視覚するのがより困難になるからであった。
確かに相手の場所を特定して情報を得ることができるのはアドバンテージが高いが、大人数を相手となるとそちらの方も引っかかってしまい、錯乱する恐れがあるからだ・・・
だがそれは向こうも『探知』がつかえたとしても同じ・・・
クロノアは考えた。
クロノア「・・・外だとうっかり鉢合わせる可能性があるから・・・建物の中に入ってそこで『隠密』を使おう」
どうやら建物の中に隠れてそこで隠れて完全に撒けたと思ったら再度国境付近に行こうという作戦であった
今は逃げきれたかとかはいえないし、こうして一旦は撒いた方が確実性はあるだろう。
クロノアは賢かった
クロノア「・・・よし、ならばひとまずはここに隠れて・・・・・・」
クロノアは一旦、マンホールを開けて地下道に隠れる作戦をとった
だがしかし・・・そこには既に先客がいたのであった・・・
ホームレスのじじい「・・・あぁ?なんだい?かわいこちゃんや」
クロノア「あ、あぁ・・・どうも・・・ちょっと訳ありで隠れさせてもらってます・・・・・・」
どうやら地下道には歳をとったホームレスが住み着いていたようで偶然にもそこに立ち入ってしまった
クロノアは説明は省いて隠れさせることを提案する・・・
クロノア「・・・すいません、ちょっと追われていまして・・・ここに隠れさせてもよろしいですか?」
ホームレスのじじい「・・・いいぞ、だがしかし条件がある」
クロノア「条件?」
ホームレスは隠れさせることを提案しに来たクロノアに好条件を言い渡した
ホームレス「・・・おまえさん、ええ身体しとるのぅ~❤身体触らせてくれんか?そしたらここに隠れることを許可してやってもええぞ?」
クロノア「・・・え?」
クロノアはホームレスのじじいに言い渡された条件を聞いて絶句するのであった。
ホームレスの老人
地下道に住み着いている老人、ギャンブル中毒に陥った結果落ちぶれてしまい、地下道暮らしを余儀なくされている。
若い女の子が好きで体を触りたいと思っている変態爺。




