幸せな夢見心地
第89話目です。
いよいよこの話も終わりです
(ここに来る前の事・・・)
アリス「・・・ホワイト・・・・・・だっけ?単刀直入に言うけど、クロノアの所に行って・・・あ、そうそう幼女化した魔王様は置いて」
ホワイト「・・・え?」
アリスはホワイトに対してそう命令したのだ。幼女化した魔王は終始ぽかーんっとしていた。
ホワイトはクロノアに留守番を頼むと言われたので、ここ(魔王城)にとどまる理由があった・・・だからこそアリスの言う事は少々理解できなかった。
ホワイト「・・・でも私が行ってもそんな・・・」
アリス「いや、貴方は強い方よ。幹部の一人にヒョウガってやついるけど・・・少なくともアイツよりは強いと思うわ。自信を持ちなさい・・・あと貴方の方がヒョウガ君より貴方の方がスケベよ」(真剣)
ホワイト「そ、そうですか・・・ありがとうございm・・・うん?今スケベって言いませんでした?」
アリス「気のせいよ」
アリスはそんな質問をしたホワイトをいったん無視した。スケベであるかは置いといて・・・彼女はこう説明をした。
アリス「それで話は戻すけど・・・貴方はクロノアの妹なわけじゃん」
ホワイト「まぁ・・・はい」
アリス「姉妹とするならばお互いで助け合わないといけない訳よ?今の貴方たちは少々ギクシャクしているとも聞くけど・・・仲良くしたいのならば今がそのチャンスじゃない?」
ホワイト「チャンス・・・」
アリス「そうそう・・・貴方もそうしたいでしょ?ならばこの魔王様は私に任せるべきだと思わないかしら?そうすればホワイト・・・貴方はクロノアと仲良しちゃんになれるわ、ちなみに外に置いてある人形の監視によるとクロノアは今国境付近の森にいるわ」はぁはぁ
ホワイト(なんかはぁはぁしてる・・・?とりあえず自分もそうしたいのもやまやまだから向かうか・・・!!)
ホワイトはアリスにそうそそのかされるとクロノアがいるとされる国境付近の森にいった、残されたのはアリスと幼女魔王だけとなった
だがアリスには目的があった・・・
アリス「ま、魔王様・・・そ、その・・・・・・た、堪能してもよろしいでしょうか?・・・はぁはぁ///わ、悪いようにはしませんから・・・///」はぁはぁ
そう、アリスはホワイトをクロノアの方に向かわせることにさせて自分はこの幼女魔王とお楽しみ(意味深)をしようとしていた。ここまではアリスの思惑通り・・・
だが、現実は甘くはない・・・
幼女魔王「・・・・・・」
アリス「・・・ま、魔王様?」
幼女魔王(魔王)「・・・お前、何か勘違いしてるらしいが・・・これは分身で本体とは情報共有ができるのだ。無論、さっきの行動もすべて筒抜けだ。」
アリス「」
幼女魔王(魔王)「この分身は本体の方に帰らせる・・・異論はないな?」
アリス「あ・・・あぁはい」
そういうと幼女魔王を通じて答えている魔王は自分の分身を元あった場所にテレポートさせたのであった。残されたアリスは悲壮感を漂わせた。
アリス「・・・折角幼女魔王を久しぶりに拝めたというのに・・・・・・」
(そして時は現在に映る・・・)
ホワイト「お姉ちゃん・・・私の動きに合わせて!!!」
クロノア「・・・!!」
マシュ―「ギギギギギ・・・・・・小癪ナ・・・!!」
マシュ―は全身のメタル化が解けていくのを感じ取り熱さで身もだえする。『鋼鉄化』(メタル・アーマー)が解かれ防御力が落ちてしまい、元の防御力から更にグレードダウンした彼は防御する手段を持たない。
だがHPはある・・・
だからこそここで先ほど言っていたようにカグヤのあれが有効に働くチャンスなのである。
だがここは更にクロノアとホワイトが更に弱まらせる。
まずはクロノアが突っ込む
クロノア「『風の斬撃』(エアカッター)!!」
ーーーーズババッ!!
マシュ―「グアアァァァァ!!?」
マシュ―はクロノアの『風の斬撃』(エアカッター)により両足を切断される。そして・・・
ホワイト「『閃光ノ爆発』(フラッシュ・ポイント)!!」
ーーードドンッ!!!
マシュ―「アアアァァァ!!!」
ホワイトの『閃光ノ爆発』(フラッシュ・ポイント)でマシューの両腕を爆破させて吹っ飛ばせた。
今の彼は完全に達磨状態であった。
そして・・・
クロノア「・・・行くよ!!ホワイト!!!」
ホワイト「・・・!!・・・・・・はい!!!」
ーーーーー『合体奥義・・・・・・
白閃の暴風牙』(フラッシュ・バースト)!!!』
ーーーーードォン!!!!
マシュ―「アアァァァァァア!!!!???」
ホワイトの『閃光ノ爆発』(フラッシュ・ポイント)・・・そしてクロノアが使う『圧縮嵐』(コンパクト・ストーム)を合体させた技・・・『白閃の暴風牙』(フラッシュ・バースト)を腹に真面にくらったマシューは抵抗も出来ずにふっ飛ばされめちゃくちゃ真上に吹っ飛ばされてしまった。
その距離にして・・・・・・45億キロメートル(地球から海王星までの距離)
・・・ピンとは来ないだろうがまぁ要するに今、マシューは地球から最も離れた場所にいる・・・・・・
そして・・・ある星にたどり着く・・・・・・それはまるで、氷の惑星のように全部が氷に包まれたような惑星であった。
勿論、普通であれば人は木端微塵となり死ぬだろう・・・だが、どういうわけかマシューは生きていた
マシュ―「う・・・うぅぅぅ・・・・・・ざ、ざぶい・・・」
正気に戻ったマシューは寒さに体を震わせていた。
すると目の前に誰かが現れる・・・
それはカグヤであった。
カグヤ「やれやれ・・・瞬間移動が無ければ、とどめを刺すことは出来なかったぞ・・・まぁこれぐらいだと流石に刺さなくても勝手に死ぬが念のためじゃな・・・・・・ってか、こやつここまで飛ばされても良く平気に生きておるなぁ?まぁ実際は虫の息じゃろうけど・・・・・・ま、いいか。お主が最後の黒の騎士団じゃな?ここまでよく頑張ったと褒めてやろう・・・」
「おやすみぃ・・・」
『幸せな夢心地』(ハッピー・ドリーム・フィーリング)
カグヤはマシューの頭を掴む。すると彼はまるで死んだかのように眠ったのであった・・・
『幸せな夢心地』(ハッピー・ドリーム・フィーリング)
カグヤが使う技。相手の頭を掴み強制的に催眠させた後、相手の脳みそを焼き尽くす一撃必殺技。
かけられた対象は自分が催眠にかかっていると気付けぬままその見た夢があたかも現実であると誤認してしまいうけいれてしまう。
死んだ後もそこに囚われるので外部の人間が起こそうともしない限り生まれ変わることも出来ない。




