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白色の稲妻

第88話目です。


実はクロノア側の勝利条件は思ったより複雑ではなくカグヤがあることをするだけで勝利する。

アックス「くそ・・・だが圧倒的防御には圧倒的物量で攻めるのみよ!!」




アックスはそう自分に言い聞かせるとメタル化したマシューに向かってぶん殴るように突進していった。幸いにも重いのかスピードの方はガクッと落ちてしまっており避けられる心配はない。




だが・・・






ドォォ――――――ン!!!





アックス「あだだだっ!?カッタ!?こいつカッタ!?」




マシュ―「・・・フフフ」




カグヤ「・・・笑われてるぞよ、アックス」




アックス「や、ヤカマシイ!!本気なんて出せばこんなもの!!」




アックスは掴んで投げ飛ばそうとした。だがしかし・・・持ち上がることはなかった


アックスは本気で持ち上げようと更に踏ん張る・・・だが一向に持ち上がる気配はない。




アックス(こいつ・・・!!マジで持ち上がる気配が無い・・・!!!)




マシュ―「・・・」





その時であった。




ぐぎぃっ!!





クロノア「え?」




カグヤ「あ」





アックス「あ・・・がぁぁ・・・!!?」




アックスはやってしまった。


そうギックリ腰である・・・



アックスは一応幹部のなかでは新人な類で頑強さを売りにしているが、おじいちゃんではあるのでギックリ腰になることは多い。




そしてそれプラスに割と無茶しやすいことも相まって更にガタが来るのだ。





アックス「う・・・やばい・・・・・・これは・・・尿管結石並みの痛さか・・・・・・!!」




クロノア「まるで尿管結石を患ったことある言い方ですね?」




カグヤ「そりゃそうじゃ、一か月ほどまえ・・・こやつは尿管結石に襲われてしばらく動けなかったからのぅ」




クロノア「・・・え???」





クロノアはそう驚くが、その間にもマシューは正拳突きの構えをとる


アックスは避けようとするも痛さで間に合わない。




カグヤ「・・・て、まずい!!」




カグヤは咄嗟に遠距離攻撃の『火産霊神』(ホムスビノカミ)を発動させヒットさせるが耐性でもついているのかダメージを受けている感じがしない。



クロノア「・・・っち!!」





圧縮嵐コンパクト・ストーム





クロノアは咄嗟に『圧縮嵐コンパクト・ストーム』をマシューの左腕にぶち当てた。



それでも固く腕を再起不能にさせることができなかったが軌道を逸らすことができた・・・これにより急所を逸らすことには成功した。





ーーーーーーードンッ!!!!





アックス「ぐあぁぁぁぁ!!」





急所を逸らしたからと言ってダメージが入らない訳が無い。



アックスは正拳突きを食らい吹っ飛ばされる・・・





アックス「グアァ・・・!?」





アックスは城壁までふっ飛ばされダウンする・・・その場に残されたのはカグヤとクロノアとなってしまった



マシュ―「オォォォ!!!!」




バシュン!!!




クロノア「っち!!」





クロノアはマシューの魔法弾を剣で跳ね返した。だが威力は上がったようで跳ね返すにも少々力がいるようになってきた・・・


このままではいずれ力負けするかもしれない・・・




カグヤ「クロノア!どうにかして奴に隙を作れ!!!一瞬でもいい!!!何とかして動きを止めるんじゃ!!!!」




クロノア「頑張ってますよ・・・!!ですが重いから吹っ飛ばないし止まらないんですよ!!!」




ゴォォォ!!!!!




クロノアは何とかして暴風レベルの暴風をだしているがそれでもメタル化したマシューを止めることはできない、そうしているうちにカグヤとの距離を詰めようとしている。



カグヤ「こやつ・・・ヒット&ウェイしても埒が明かぬ・・・・・・!!!」




クロノア「・・・ならば仕方ない、チョット被害大きくなりますがこれよりも倍の暴風雨を出します!!!!」




カグヤ「何?」





クロノアはそういうと今は晴れているであろう空を曇り空にさせた



さっきの暴風よりも倍以上の暴風雨を出すつもりだ・・・





カグヤ「待て、流石に・・・」




クロノア「ふぅぅーーーーーー・・・」





クロノアは一瞬だけ集中するとその刹那・・・目をかっぴらいた





『木星のジュピター・ストーム





だがその時であった





ーーーードォン!!!!





カグヤ「・・・!?」




クロノア「あれは・・・」






マシュ―「・・・お・・・オォォォォ・・・・・・!!」





マシュ―は突如として白い稲妻に全身を打たれた。どうやら結構な高温だったようでマシューの全身を覆っていた『鋼鉄の鎧』(メタリック・アーマー)が解けてしまい解除されて行っていた。



溶解された鉄と言うのは結構高温であり下手すればそれだけで死んでしまうがマシューはしぶとく生き残っていた。



だが生身の体に溶けた鉄が当たるのは絶え間ない苦痛であった





マシュ―「ギニャアアアアァ!!?」





クロノア「・・・今のは一体?」




ホワイト「大丈夫ですか!?」




クロノアは声がする方向に目を向けた。そこには留守番を頼んだはずのホワイトがいた・・・



クロノア「・・・なんで貴方が」




ホワイト「幼女化した魔王様ならアリスさんに任せました!!今は目の前の敵を倒すのが先です!!!」





ホワイトは更に白い稲妻をマシューめがけて落とす・・・決着の時は近い・・・・・・

『木星の(ジュピター・ストーム)


クロノアがやろうとしたけど未発動となってしまったクロノアの必殺技。発動すると広範囲が木星並みの大嵐に襲われてしまい、周りがごっそり抉られる。


へたすれば地球にも大ダメージを与えてしまう。

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