パワーアップした男の娘
第85話目です。
なんか途中からカグヤじゃなくてアックスの出番増えたな・・・
マシュ―「オォォォ―――――!!!!」
アックス「フンヌッ!!!」
ーーードォン!!!!
お互いのパンチがぶつかり合う。そしてその衝撃であたりに強い衝撃が走る・・・
アックスはこれを見て驚きを隠せないでいた。
アックス(これほどの筋力を急速に獲得したというのか・・・?)
どうやら先ほどマシューに入れられたのは仲間たちの残された残骸みたいなものでそれを取り込んだことによって強くなったらしい。
だが欠点と言うべきか・・・代償に知能が失われてまるで獣みたいになっている・・・
マシュ―「うぅぅ・・・!!!」
アックス(筋力が強化されたとて・・・経験までは詰めてはいないだろう・・・!!ならば・・・)
ガシッ!!!
マシュ―「ヌオッ!!?」
アックス「オラァ!!!!」
アックスはパンチから急速にマシューを掴むとそのまま上空に投げ飛ばす。
マシュ―が上空でただ流れに従うように飛ばされて行ってもがく。どうやら空は飛べないらしい
それを見たアックスは好機と見たのかさっきやったハンマーナックルをぶちかまそうとした。
だがしかし・・・
ーーーーーザシュ!!!
マシュ―「うゴォ!!?」
アックス「!!?」
突如としてマシューの上半身と下半身が横に真っ二つに斬れてしまった。
これを見てアックスは思わず攻撃の手を止めた・・・
アックス(・・・風の刃?カグヤとヒョウガとアリスはこれを使えなかったはず・・・・・・ってことは奴しか)
アックスは風の刃を使った奴を確信して咄嗟に後ろを向いた。
するとそこにはクロノアがいたのであった。
クロノア「・・・油断してはいけないな。うん」
アックス「・・・お前、どういう了見でここに・・・」
クロノア「・・・自分だって魔王様の娘以前に部下ですので・・・これぐらいのことは当然なまでです!」
アックス「・・・勝手に行動しやがって・・・・・・!!」
アックスは再度前を向いた
すると目前には信じられない光景が目に映っていた。
マシュ―「・・・オォォォ!!」
なんと綺麗に分断された胴体・・・そこから出てくる大量の出血がまるで帯のようにして繋がっていた。
これにはアックスもドン引いた。
アックス「・・・どうなってやがる?魔力で無理やり血を凝固させて体を無理やり繋いで泣き別れを阻止しているのか?・・・なんて奴だ・・・・・・」(ドン引き)
マシュ―「ウゥゥゥゥ・・・!!」
アックス「・・・ってドン引いてるわけにはいかなかった!!!
アックスは急いでマシューとの距離を詰めて、今度は斧で体を縦に真っ二つに斬ったのであった。
アックス「やったか・・・でもって感じか!!」
マシューは縦に真っ二つに斬れてもなお殺気やった血液の凝固反応のごとく完全なる泣き別れを阻止する。
今のアックスはマシューの下にいるためジャンプか斧を投げ飛ばさないと届かない。
そのときであった
クロノア「たぁっ!!!!」
マシュ―「!!?」
ーーーーズバババババババッ!!!!
クロノアは自分の剣でマシューを今度はサイコロステーキ状にカットした
流石にこうなってくると再生するのはかなり難しいだろう・・・そこをクロノアは見逃さなかった。
クロノア「はぁ!!!」
ーーーブゥン!!!ドンッ!!!!!
そしてクロノアは左手をかざすと突風を出してマシューを森に吹き飛ばした。
クロノアも引き続き森の中に降りる。
クロノア「どこいった・・・!!」
クロノアは『探知』スキルを発動する・・・だがどういうわけかヒットしない・・・・・・
そう360度見渡してもいないのだ。
クロノア(『探知』がヒットしない・・・っていうことは既に死んだのか?いや、あるいは・・・でもあれは死んでいるとしか思えなかった。)
その瞬間であった、急に『探知』スキルがヒットした。
それはクロノアの後ろであった。
マシュ―「オォォ!!!!!!」
クロノア「何!?」
なんと先ほど細切れにしたはずのマシューの身体がまるで何事も無かったかのように再生していたのだ
マシュ―「シネェェェェェ!!!!!」
クロノア「!!!?」
クロノアは何か危険を予知したのか咄嗟に右に避けた
結果的に言えばこの判断は正しいものであった
クロノア「あぶな・・・!!」
ドシュンッ!!!!
クロノア「・・・・まさかこれほどまでとはね・・・・・・」
マシュ―「・・・グルルルル・・・・・・」
マシュ―は剣を勢いよく振った・・・だがそれと同時に台地が完全に真っ二つに割れてしまい大きなクレバスのような罅割れがデキてしまっていた・・・
クロノア「・・・まさかそこまでして更にアワーアップするするなんて・・・・・・」
マシューはまたもやクロノアにとびかかる。
そう・・・マシューは気づかぬうちに幹部でも怪しい実力を手に入れてしまっていた・・・
仲間の吸収
実は黒の騎士団は秘密の能力として仲間がやられあと一人となるとこれまでの仲間の残骸(魔力など)が一人に集結されて急激にパワーアップされる。
その力は凄まじく幹部ですら冷や汗をかくレベル。
だが代償として知能は半分以上失われるらしい。




