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男の娘の大暴走

第84話目です。


この章のラスボスはオルーガーだとも思ったか?


マシュ―「・・・うぅぅ・・・・・・腹がヘッタ・・・・・・!!」




マシュ―はそう言うと急に姿を消した。まるで超スピードでその場を離れたかのように・・・



アックス「なに・・・!?どこ行った!?」




カグヤ「落ち着くのじゃ・・・そう遠くは・・・・・・そこじゃ!!」




カグヤはすぐさま『探知』スキルを発動。結果すぐに場所は分かった・・・



それは城下町であった・・・




城下町?





魔王「・・・まずいな、あそこは住宅が密集していた地域だ!・・・急いだほうがいいな?」




アックス「今すぐ向かう!!」



   (・・・イヤな予感がする・・・・・・)





カグヤ「急ぐぞ!」




クロノア「・・・分かっています・・・・・・」





クロノア カグヤ アックスの3人はすぐさまに探知で引っかかったであろうその座標に向かったのであった。


魔王は城の主であるため動くことはしないのであった・・・




(一方そのころ・・・)




ヒョウガ「・・・くそっ!!どこを探してもし方一つ見当たらねぇとは・・・・・・どうなってやがる!!!」





ヒョウガはいつまでたってもあの3人を見つけられないことから徐々に苛立ちを隠さないでいた・・・これには部下のモンスター族も困ったように冷や汗をかく。



『探知』がもし優れているというならばマシューはともかくとしてあの二人の死亡は分かるはずであった・・・





だがそう感じ取れないのはヒョウガは『探知』がそんなに得意では無かったからだ。




「・・・なんかヒョウガさま怒ってないか?」



「しっ・・・目を合わせたらダメだぞ?」





「あ、あのー・・・」





そこに一人・・・先ほどアックスに話しかけていたか弱い少年の姿があった。



それに先ほどのモンスター族の連中らが気づくのであった。





「どうしたんだ?」




「あ、あのーーー・・・実はなんですけd」






ヒョウガ「危ない!!」




その時、少年の後ろに何者かがこっちに向かって飛んできているのを確認した。ヒョウガはそれに気づき走るも間に合わない・・・


すると・・・





「あぶねぇぞ!!」




バシッ!!




「・・・え?」





先ほど話しかけられたモンスター族の一人が少年を突き飛ばした。それをもう一人の相方の方はなんとかキャッチする。



ーーーーーードォン!!





地面に衝撃波が走り砂煙が舞う。



少年と相方の方は無事であった・・・だがしかし





「あ・・・あぁ・・・・・・豚魔族のおじさん・・・!!」



「ちくしょう・・・!!あいつ、子供を庇って・・・!!」





「」




マシュ―「うぅ・・・マダマダダ・・・・・・!!」





子供を庇った、豚魔族のおじさんは狂暴化したマシューによってその生き血を完全に吸われてしまい、瞬時にその身がミイラとなっていった。


無論この場で死亡が確認された・・・




ヒョウガ「オラァ!!!」




そんなマシューを見てヒョウガは額に青筋を走らせた。



ヒョウガは大剣を振り下ろした・・・だがしかし





ヒョウガ「・・・こいつ!!」




なんとあっさりヒョウガの大剣を人差し指と薬指だけで挟んで受け止めたのであった



これにはヒョウガも信じられないように目を丸くさせる。




ヒョウガ(こいつ・・・簡単に俺の剣を受け止めやがった!!まるで真剣白刃取りをするように・・・だが!!)





ヒョウガはグラント王国編で扱ったように氷属性の魔法を使う・・・


だから剣を伝って氷漬けにすれば簡単に倒すことができるとふんでいた。




剣は徐々に凍っていきマシュ―の指先に触れようとしていた




ヒョウガ(よぉし・・・そのまま・・・・・・凍らせる!!)二ィ・・・!!





ヒョウガは勝ちを確信した



だがその時であった。





ーーーーーーバキンッ!!!!






ヒョウガ(・・・は???)





なんとマシューはそのまま手でヒョウガの剣を握ると、なんとそのまま握りつぶすようにへし折ったのであった。



これは前代未聞の事態だったようでヒョウガは思考が一瞬停止してしまう・・・





そこをマシューは見逃さない。





マシュ―「喰ラウ!!!」(ハイライトオフ)




ヒョウガ「・・・!!」




   (まずい!?一瞬だが油断してしまっーーー)




マシュ―はさっきの豚魔族がやったようにしてヒョウガの首を掴んで生き血を飲み干そうと考えた



ヒョウガは間に合わないと思い目をつぶってしまう。





だがその時であった。




マシュ―「う・・・!?」




ヒョウガ「・・・!!この黄色い煙は・・・」




突如として黄色い煙がマシューの周りを覆うと、途端に動きが鈍くなり片膝をついた。



ヒョウガはこれが誰の仕業であるか瞬時に理解した・・・





ヒョウガ「・・・カグヤ!!」




カグヤ「・・・全く、魔王様に醜態をさらすんじゃないぞ?ほれアックス・・・動きは止めた。場所を変えさせようぞ」




アックス「おうよ!!少年、無時か!!」





「は・・・はい・・・で、でも・・・・・・」





アックス「分かってるさ・・・部下の仇・・・・・・ここで取らせてもらうぞ!!!」




アックスはそう叫ぶとマシューを掴み投げ飛ばす・・・そしてある程度まで行くとアックスはハンマーナックルで地面に叩き落した。




ドォン!!!





マシュ―「・・・余り苛つかセルナァ・・・・・・!!」





アックス「・・・それはこちらのセリフだ!!覚悟しろ・・・!!!」





アックスは自分の武器である斧を取り出し戦闘態勢をとる。マシューも負けじと戦闘態勢をとって威嚇する。




叩き落とされた場所はバルファルク王国から少し離れた国境付近の森・・・というよりかは平原に近いような場所であった。

豚魔族のおじさん


ヒョウガについて行っていた魔族の一人で部下。

強面ではあるが仲間思いで面倒見がいい・・・


だけどマシューによって生き血を吸われ尽くされ死亡してしまった・・・

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