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堕天使は監視される

第83話目です。


なんかこの章のクロノアそんな活躍してないな・・・

(カグヤが魔王城玉座に到着する直前までさかのぼる・・・)




クロノア「くそ・・・魔王様は無事なんだろうか・・・・・・」




クロノアは自分の部屋に潜入してきた邪魔な黒の騎士団2名を倒すと幼女魔王はホワイトに任せて自分は魔王様がいるであろう玉座に向かっていた。黒の騎士団の部下自体は大した強さではない。



だがリーダーの方は正直な話実力が分からないのでクロノアは大急ぎで向かっている・・・





「・・・」



ぶぅーーーん・・・





そこに例のクロノアの部屋を凝視していた別の個体の羽虫がやってくる。どうやらアリスが潰したやつとは別のようだがとりわけ何かが違うということはない。


だがその羽虫は感情こそ表に出なかったもののクロノアの体をガン見していた。






ぶるんっ❤ばるんっ❤





走りがら揺れているクロノアの横乳をじーーーっと見ていた。だがしかし・・・




クロノア「・・・邪魔!!!」




「びぃ・・・!!?」





クロノアはそれに気づき羽虫を剣で薙ぎ払いしたのだ。


別個体の羽虫も当然一撃で死ぬ・・・だがクロノアはその羽虫に違和感を覚えたのだ・・・





クロノア「・・・?何だこいつ?目が監視カメラみたいだ・・・」




どうやらこれはアリスも気が付かなかったことであるがこの羽虫は監視カメラのように単眼でまるで何かを監視する名目でここに来たような感じであった。これには流石のクロノアも身の毛を引いた。





クロノア「な・・・なに!?こいつ・・・きんもっ・・・早く魔王様の所に向かわないと・・・!!!」




クロノアは人生初めて嫌悪感と言うものを覚えた。前世の時から虫はそんなに得意でも無かった彼女であったがこれを機に更に嫌いになってしまっていた。



だが彼女は知らない・・・





この羽虫は後に自分の身に起きる事態のトリガーに過ぎないということを・・・




だが今はこの羽虫の出番は終わる・・・






(魔王城玉座前・・・)




クロノア「・・・おかしい、なんでここに来るまでにモンスターたちがいないんだ?」




クロノアは別の違和感を感じ取った、そうそれは道中には魔王城常駐のモンスター族がいるはずだがいないという事だ。



だがそれは至ってシンプルで情けないことであった・・・






ヒョウガ「探せ!!まだ遠くには行っていないはずだ!!!」



「ここらへんに本当にいるのか?ヒョウガさまは先走るからなぁ・・・」



「しっ・・・声出てるぞ」




あてずっぽうなヒョウガについていってしまったからであった



だがそんなことはクロノアは知らない。





クロノア「・・・いや、とりあえず先に魔王様の心配を・・・・・・」




クロノアが扉を開ける・・・その時であった。





「・・・はっはー!!!せめてお前だけでも持って帰ってやるぜ!!」



「堕天使クロノア!!お前を富裕層に売りつければ孫の代まで遊んで暮らせるというモノよ・・・」





クロノア「・・・は?富裕層に売りつける?」(ハイライトオフ)





クロノアはここで黒の騎士団たちの目的をはっきりとした



彼らの目的は私達を生け捕りにして捕まえるという事・・・ターゲット層は富裕層。





おそらくはあそこで働かせて奴隷として働かせるつもりだろう・・・



だがそうはいかない。




「あぁ、そうだ!!お前・・・『ブラック・ゴールド・エクス・シティ』という場所を知っているか?あそこは様々な分野で成功した勇者たちがそこで悠々理的に暮らしている場所とされている場所だ・・・無論、グラント王国なんて目じゃないだろうぜ?そこの金持ち勇者たち・・・通称富裕層らはお前に目を付けたらしいぜ?」



「・・というわけでお前を今から金持ちの奴隷ペットとしての片道切符を受け取らせてやるよ!!無論返品はしないがn」





クロノア「ダマレ」(ハイライトオフ)





『かまいたち』





ズザザザザザザッ!!!!!





クロノアは話の途中で二人を切り刻んだ。


余談だがこの二人は先ほどマシューと一緒に落ちてしまっていた・・・要するにカグヤが捕らえた3人のうちの二人らしい




だがそんなことはクロノアからしてみればドウデモイイことであった。





そして・・・






オルーガー「死ねぇ!!!!」





カグヤ「・・・」




アックス「あ、危ない!!」




魔王「・・・いや、大丈夫だ」





魔王はオルーガーの甲冑割りを受けそうになる・・・がその剣が魔王に届くはずもなく・・・・・・



ドチュ!!!!




オルーガー「・・・!!?」




クロノア「・・・魔王に気安く触れようとするな。どぶカスが」(ハイライトオフ)




クロノアが危機一髪のところで間に割って入りそして・・・オルーガーの顔に向かって剣を振った。顔は真っ二つにぱっくり割れる



そしてクロノアは剣をヴンッ!!!と勢いよく振り下ろすとオルーガーはその場で倒れるのであった。




クロノア「・・・怪我は?」




魔王「ノーダメージだ。見事と言えよう・・・」



  「さて・・・残すはこやつだけだ・・・・・・ん?」





黒の騎士団も残すはマシューだけとなり、全員は余裕な顔をした。



だがマシューはどこか様子がおかしい・・・






マシュー「よくも・・・ヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモ・・・・・・・ユルサナイ!!!!!」(ハイライトオフ)




マシューはそう雄たけびを上げる・・・するとさっき死んだ仲間の死骸から闇の力というものがどんどんと集まってくるのを感じた・・・・・・





そして一同は理解する・・・




真に厄介だったのは、オルーガーでもクロエでもコガネでも何でもない・・・・・・このマシューという存在であるということを・・・

ブラック・ゴールド・エクス・シティ


様々な討伐で業績を残した勇者達が暮らす街。グラント王国とは違って結構大都会らしい。


だが地下では怪しい商売をやっていると噂も?

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