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見掛け倒し

第79話目です。


いかにも強そうなのに実際は弱いと言うギャップ萌えよ。

(数分前・・・クロノアの部屋)




「・・・さて、目の前にはクロノアとホワイト・・・そして魔王?がいるわけだが・・・これはこれは一石三鳥っていう奴だな」




「まて、この魔王・・・私の『探知』で計ってみたところ、偽物である可能性が高い・・・ひとまずこの幼女な魔王は無視していい」




「じゃあ本命はクロノアとホワイトだけか?カグヤはいないようだが・・・」





「じゃあカグヤ探索はそちらに任せる・・・俺ら2人でクロノアとホワイトを叩く。いいな?」




「「御意」」




そういうと合図をもとに二人はカグヤを探すべく部屋を後にした



クロノア「!!・・・待て!!」




クロノアは逃がさないと咄嗟にバリアを貼った


だが時すでに遅くバリアを貼ったころには2人は部屋から猛スピードで出てしまった。




そしてこれによりクロノアたちは部屋から出ることは出来ない状況となってしまった・・・





ホワイト「・・・これ、私出れます?」




クロノア「・・・このバリアの所有権は私にある。だからでることは出来ないだろうね」




ホワイト「じゃあ自力で解いてくださいよ・・・」





クロノア「このバリアは制限時間付きなの・・・今部屋中に咄嗟に貼ったバリアは精々一時間って行った所かしら・・・まぁ自力で解くことぐらいはできるけどバリアを今はがしたところでこの二人をどうにかしないと勧めないのは確実か・・・」





ホワイト「そんな・・・」





クロノアのバリアは制限時間を決めて入ったものを閉じ込めることが出来る。最短で一分から最長で100年ぐらい・・・



今貼ったバリアは精々一時間程度で制限時間が経っていなくても自力でバリアを解くことぐらいはできる。






だがバリアを解いたところで目の前にいる二人が邪魔なのは変わりなかった。


・・・となればクロノアたちがやるべきことはこの二人を迅速に倒すことである・・・



ホワイト「・・・うん?」




しかしホワイトはここである違和感に気付いた



そう・・・二人である。





ホワイト「・・・あの、女性っぽい奴もいたような気がしましたが?」




そうマシューが何故かいなかったのだ。



倒れている二人はいる・・・じゃあどこに?





「・・・っち気づきやがったか、まぁいいさ・・・通りたければ俺たちを倒してからにするんだな!!」




一人の黒の騎士団がそう言うと左手に闇の魔法弾みたいなのをチャージした。




そしてそれをクロノアとホワイトに向かって発射したのであった・・・





ビュン!!!!!





クロノア「危ない!!」




クロノアは咄嗟に前に出て剣で受け止める・・・



そして・・・





クロノア「舐めるな!!!」






バァンッ!!





「!!?」





クロノアは魔法弾を撃ち返すことに成功した



だがそれは発射した張本人ではなく隣にいた別の騎士団にあたっていまう。




「ぐあぁ!?」





もう一人の黒の騎士団員はそのまま腹に直撃して気絶したのであった。




壁にぶつかりそのまま倒れこむ。





一撃だった。






「」(気絶中)




クロノア「え・・・よっわ」




ホワイト「・・・まさかの見掛け倒し?」



幼女魔王「よ、弱い・・・」



「・・・・・・」




一瞬あたりの空気が止まったかのように静かになる



魔法を放った張本人はマサカすぎる出来事に少しだけ挙動不審になっていた。




上から降ってきたであろう二人の騎士団員はなんか気絶していて初っ端から使い物にならなかったし隣にいた同業者も見た目はいかついくせに自分が放った魔法をもろにくらった結果あえなく戦闘不能に陥った。




今この場にいるのは自分だけとなってしまっていた。





まるで唐突なギャグ展開に怒りというものを覚えてしまっていた・・・だがこれは第三者からしてみれば逆切れのようであった。






「ゆるさんぞ・・・!!!!よくもチームメイトをやってくれたなぁ!!!!!!」(ガチギレ)




だが実力は本物のようで今度はさっきの魔法弾を一発から今度は10発まで増やしたのであった




「ゴミクズのように、捻りつぶしてくれる!!!」




そして十発の魔法弾をクロノアたちに向けてぶっ放した・・・だがそれは虚しい結果で終わる・・・・・




どどどどどどどどどど!!!!!!!






「・・・やったか?」




ホワイト「・・・一度見た技なら対処は楽ですよっと!!」




「ファ!?」




今度はホワイトが防いだようで、目の前にこれまた魔法で出来た白くて大きい楯で攻撃から身を護った。これには流石に一人は驚きを隠せないようで身をガタガタと震わせていた。




「そんな・・・ばかな!!!?」


「こ・・・こんんあことがあってたまるか!!!!」




クロノア「時間稼ぎご苦労。じゃあ死んでくれ」(ハイライトオフ)





「!!?」



ジャキン!!!




バタッ!!!





ホワイトが攻撃を防いだと同時にクロノアは背後に回り込み一人の黒の騎士団の上胴と下胴を切断させたのであった。



クロノアは念のため、先にノックアウトしたもう一人の心臓も刺して殺した。





そして敵がこの場でいなくなったことでクロノアは良いと判断したのか、バリアを解除した・・・





クロノア「・・・急ごう、ホワイト・・・貴方は幼女のほうの魔王様をお願い。私は魔王様の方に行く。」




ホワイト「分かった・・・魔王様?お姉ちゃんと待っていましょうね~」




幼女魔王「う、うん・・・」





クロノア「殺すわよ?」(ハイライトオフ)




一方そのころ・・・カグヤを探索しようとした二人はもう一人の存在に魔王の方を任せることにした



マシュー・クリーム・・・どうやらあの時長足で連れて行ったのだ。





「・・・お前には魔王の方をやってもらう。あそこにはリーダー・オルーガーとクロエとコガネもいるだろう・・・」




マシュ―「・・・でも、お二人は」




「大丈夫さ、全滅することはまずありえないだろう・・・俺たち黒の騎士団は最強なのだからな」


「とりあえず行ってこい・・・あとで合流しよう」





マシュ―「・・・はい!!」






マシューは二人にカグヤを任せて自分は魔王討伐に乗り出すことにしたのであった。


だがマシューは知らない・・・これが分かりやすいフラグであるということを・・・・・・





だがマシューは信じ切ってしまっていた。




そうそれが彼女の気づかぬ失敗の一つでもあった・・・

黒の騎士団の部下達


高性能な魔法などを扱えるが実はこう見えて防御がお粗末である。

本編ではクロノアが攻撃を弾き返した結果、それが当たりワンパンで沈んだ。


弱くはないと思うが強いと言う印象もない。

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