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リーダーの性癖?

第78話目です。


性別詐称って皆許せる?

(そして場面は変わり魔王城・・・)






オルーガー「まずはお前らで畳みかけろ!!」




「「了解!!」」





魔王「・・・まずは様子見ってところか、左右に男が二人・・・そして真ん中にオルーガー・・・・・・まぁ敵では無いか」




魔王はそういうと両手を掲げてぐっと握った



するとオルーガーの命令にこたえる二人の動きを止めた。





「う・・・動かない・・・・・・」





オルーガー「『超能力』(サイコキネシス)か・・・・・・だが、真ん中がお粗末だ!!」




オルーガーは隙を見つけたと思い剣を持ち突撃した



だが





ドンッ!!!





オルーガー「なにっ!?」




オルーガーは何かに殴られて吹っ飛んだ


魔王を見る・・・





すると魔王の口から長い影のような腕が生えていた




オルーガー「・・・っち、気持ち悪い奴だ」




魔王「余計なことを言うな、自分だって気にしている」




  「・・・お返しだ」





ドンッ!!





「きゃ!?」



「わぁ!?」





オルーガー「!?」






オルーガーは咄嗟に投げ飛ばされた二人をキャッチして救出した



二人は無事であったが、衝撃でぺろんっとかぶっていたフードがはがされてしまった。





「・・・っつつ」



「あ、ありがとうございます。オルーガー様」





魔王「・・・・・・」




魔王はその二人の素顔を初めて見た。



一人はボーイッシュで藍色な髪が特徴的な男性?ともう一人は金髪メカクレな小さい少女であった。




一見すると普通の男子と少女のように見えるが、魔王はどこか違和感を覚えていた。





魔王(この感覚は・・・)




だがその隙を見逃さずに再度オルーガーは突っ込む。





オルーガー「よそ見するな!!!」





魔王「・・・まぁしばし待てよ」




ガシッ!!!!





オルーガー「ぐあぁ!?」





「「オルーガー様!!?」」





魔王は突っ込んできたオルーガーを魔王が具現化した影で捕らえた



具現化した影は魔獣の顔でがぶりとオルーガーを噛んで放そうとしない・・・





オルーガー「二人とも離れるんだ!!」




魔王「あ、ちょっと失礼」





「「!!??」」





魔王は二人を具現化した影で作ったロープでぐるぐる巻きにした



「う、うごけない・・・」





魔王「・・・あーちょっといいかな?まぁ大層な質問では無いが・・・・・・」




「・・・魔王、お前に話すことなぞ無い!!」




ボーイッシュな子が強気に反論するが魔王は動じない。


それはまるで意味のない質問は軽く聞き流す教師のようであった・・・




魔王「言っただろう?大層ではないと・・・本当に大したことない話だ。」




「な、何を聞くつもり・・・?」




金髪の方が少しビビる



だがその表情は次の瞬間にはそれとは真反対にぽかんとするのであった。





魔王「・・・お前らは」





  「ボーイッシュな方は、本当は女性で・・・金髪の方は本当は男性だろう?」






オルーガー 他二人「「「・・・は???」」」






マサカすぎる質問に3人は間の抜けた表情となってしまった


どうやら魔王の言っていたことは本当だったようだ。




「な・・・何故、そう思う?」




ボーイッシュな方は余りの衝撃で質問を質問で返した


額には嫌な汗をかいている・・・





だが魔王は淡々と答えた。






魔王「・・・突き飛ばした時に違和感を覚えたからだ・・・なんかすまないがあの時うっかり体を触ってしまってな・・・それでボーイッシュな方は・・・・・・ほんとにスマン。女性だろう?そんでもって金髪な方は・・・本当は男性と見た」





  「・・・それでだがオルーガー・・・お前にはそう言う趣味でもあるのか?」(引)




魔王はオルーガーのことをドン引きながら見た。



どうやら魔王は性別詐称をする人間自体は別に好きでも嫌いでも何でもないのだが、ここに来たのがオルーガーとこの二人だけだったのでそう言う趣味でもあるのではないかと思っていた。



オルーガーは顔を赤らめながら怒る。





オルーガー「う、うるさい!?多様性っていう奴だ!!!俺は懐が深いからな・・・!!」




魔王「それ自分で言うのか・・・」





  「まぁいい・・・そこの二人、名を何という」





魔王はボーイッシュと金髪に名を問うた。



二人を見ると小刻みだがぷるぷると震えている・・・





クロエ「・・・わ、私はクロエだ・・・・・・」




コガネ「・・・わた・・・・・・私はコガネ///」






ボーイッシュな方はクロエといい金髪の方はコガネとそう答えた。



コガネはどこか顔を赤らめて恥ずかしそうにしていた・・・だがクロエは赤らめはしていたものの青筋を立てていた・・・




そして・・・





クロエ「こ・・・コロス!!!///」





クロエは顔を赤らめながら拘束を無理やり解いてがむしゃらにツッコんだ。


だが・・・






魔王「ごめんって・・・」





ビュン!!




魔王は即座にクロエの前に影で出来たポータルを生成してクロエを元居た場所まで移動させた。




クロエ「いて!?」




魔王「・・・怒っているのか、スルメでもあげようか?ほら・・・噛んだら集中とかして怒り収まるかもしれないし・・・」





クロエ「い、いらんおせっかいだーーーー!!!!///」





コガネ「あぁ・・・もうしっかりして・・・・・・」




クロエは完全に弄ばれてることに屈辱を感じていた



ましてや事故とはいえ、触られたことに・・・怒りと恥辱を覚えたのか感情がごちゃ混ぜになってしまっていた。





すると・・・






どぉーーーん!!!






魔王「・・・床からか?」




オルーガー「!!」





コガネ「き、君は・・・」





クロエ「・・・よく来た!!マシュー!!!」





マシュ―「無事ですか!?オルーガー様にクロエさんにコガネさん!!!」






床を破壊してジャンプしてきたのは先ほどクロノアたちと対峙していた男の娘、マシュ―・クリームであった。

クロエ コガネ


オルーガーのそばにいた二人。一見するとクロエは男でコガネは少女に見えるが実は逆でありクロエは女でコガネは男というマシューの二の舞と化している。


なおクロエはサラシを巻いているのでこう見えて実はでかい。

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