マシューと言う男の娘
第75話です。
皆んなって男の娘ってどう思う?
(数分前・・・)
捕らえられてしまった黒の騎士団3名はここからどうするか考えていた。
「・・・おい、捕らえられてしまったわけだがこれからどうするんだ?」
「何って・・・こっから脱出するしかない・・・だが今は手足が縛られているんだから思った以上に動けん・・・・・・」
「・・・ちくしょう、上手くいくはずだと思っていたんだがなぁ・・・」
3名はなんとかして脱出の手立てを考えていた
だがここはバルファルク王国場内・・・そう簡単に脱出できるとは思わないほうがいい・・・
魔王城はこう見えてトラップトラップを仕掛けているのだ。
だからなのかこうして捕らわれているというわけなのである・・・
「・・・っていうかお前、なんであの時トラバサミを発動しようと思っていなかったんだ?」
「・・・さっき言ってただろう、忘れてただけだと・・・」
「自分の使うスキルぐらいはちゃんと把握しとけよ!!これだからリーダーに馬鹿とか言われるんだ!!!」
「んだと!?」
一人がお前のせいだと言わんばかりに失敗した一人を責めたのだ
そう責められてしまったもう一人は当然逆切れする・・・
そうなってくると互いがギスギスしだす。
「大体俺はお前と組むも嫌だったんだよ!!頭悪いのに先陣をいつもきっては失敗してそのたびに怒られるんだからよぉ!!」
「なんだ?俺のやり方に文句でもあるというのか!?」
「文句しかねぇよ!!!」
それに見かねたもう一人はそんな二人を宥める。
「あーもう・・・一旦落ち着いてよ?こんなところで言い争っても仕方ないし・・・」
その時、二人の怒りの矛先はその宥めた男に向かってしまった・・・
「「お前は黙ってろ!!!この・・・淫乱野郎が!!!」」
「俺は知ってんだぞ!!お前が男であるにも関わらず親父に犯されてしまったということを・・・!!!」
「俺だって知っているぞ!ここ(黒の騎士団)に入る前は男なのに女っぽいからという理由でキタネェ雄共に散々性接待していたということを!!!!」
「!!!!」
そう、この宥めた男の名はマシュー・クリーム(21)
黒の騎士団に入る前は男であるにも関わらず女っぽい顔つきであるという事から様々なトラブルを引き起こしていた
主に男性関連のトラブルが多く、お金も当時は無く貧乏人であったことから様々なタイプの男性に抱かれてはお金をもらっていた・・・
10歳ぐらいのエロガキから80歳ほどのじじいまで多種多様であることから相当苦しい思いをしていたことが分かる。
マシュ―「・・・」
マシューは過去のことがコンプレックスだったようでそれを指摘されてしまうと怒ってしまうのだ。
マシュ―「お前ら・・・」
ごごごごごごご・・・!!
「な、なんか揺れてね?」
「あ?なんだよ?あいつは男なわけだから胸なんて無いだろ?揺れるわけが・・・」
マシュ―「一回くたばってろ!!!!【『水蒸気爆裂』(スチーム・バースト)】!!!!」(ガチギレ)
どぉぉーーーーん!!!!
「うわ!?あぶn・・・ゆ、床がぁぁぁ!!?」
「ぬわあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!?」
二人は【『水蒸気爆裂』(スチーム・バースト)】に巻き込まれそうになるもその時に出来た床穴の崩落に巻き込まれてしまい下に落ちてしまった。
なお、【『水蒸気爆裂』(スチーム・バースト)】と強そうな名前をしている割には威力はなんかしょぼく、精々床に穴だけをあける程度であった・・・
マシュ―「・・・っち、最近習得した技だけどうまくいかない・・・・・・あ」
マシューはここで正気に戻る
だが二人のことは心底どうでも良かった・・・
問題はこれによって幹部たちが来ることであった。
マシュ―「・・・逃げるか」
マシューは空いた穴を見て、ひとまず降りるのであった。
カグヤ「!?」
ヒョウガ「なんだ!?爆発か!!?」
アックス「とりあえず開けるんだ!!」
カグヤ「・・・なん・・・じゃと」
そしてカグヤ達が来た後には牢屋は既にもぬけの殻となってしまっていた。
ヒョウガ「急いで城内を探せ!!部下たちにも報告しろ!!!!」
アックス「まだ遠くには行ってないはず・・・くまなく探すぞ!!!」
アリス「・・・もしかしてこの下に?」
カグヤ「えぇ・・・そうかもしれませんわね・・・・・」
「・・・うん?下・・・???もしかして・・・」
カグヤは顔を青ざめた
何故ならその下にはクロノアの部屋があるからであった・・・
(クロノアの部屋・・・)
マシュ―「・・・やれやれ、結構下まで来ちゃったけどここはどこかn・・・え?」
マシュ―は下まで降りただがその先には・・・
クロノア「・・・どこの誰かは知らないけど、よくも邪魔してくれたね?」(ハイライトオフ)
ホワイト「・・・魔王様の為に消滅させます」(ハイライトオフ)
幼女魔王「やっちゃって!!二人とも!!!」
「「・・・」」ちーん
マシュ―「・・・は?」
お楽しみの時間を邪魔されて怒りに震えているクロノアとホワイトの二人であった・・・
因みに幼女魔王はがんばって!!と言うように応援しており、先に落ちた二人は気絶していた。
マシュー・クリーム
黒の騎士団に所属する最年少、一見女に見えるが男である。
昔は気弱な性格であったためエロガキ達にも舐められてしまいジジイ達には都合のいい肉道具と思われていた。
水蒸気爆裂と言う技を使う。




