クロノアの葛藤
第58話目です。
味方が敵落ちした時ほぼ確実に主人公と味方の誰かが躊躇するよね。
クロノア「・・・貴方は魔王軍幹部の・・・・・・」
アリス「ヒョウガと同じ幹部のアリスだよ!!全く・・・会話の途中で切ってまぁ・・・・・・!!」
クロノア「そこらへんはごめんなさい・・・でも今は・・・・・・」
アリス「・・・分かってるですよ」
スカーレット「・・・・・う、ううぅぅぅぅぅぅ・・・・・・」
増援にきたアリスは暴走状態になってしまったアリスを見る。
あの大きなくま人形にたたきつけられても傷一つもついてなかった
アリス「・・・あのくまパンチは巨大なドラゴンをワンパンするぐらいの威力を誇るのだけど・・・」
クロノア「・・・なんか思いっきりけろっとしてる・・・」
アリス「・・・仕方ない、これは倒すしかなくなっちゃたよ。足は引っ張らないでね!!」
クロノア「・・・はい!!」
クロノアは覚悟を決めた
かつて救えなかった彼女を救うべく・・・自分が出来ることを精一杯やる。すなわちベストを尽くす。
それがクロノア・・・いや、青介が唯一出来る精一杯の恩返しでもあった。
スカーレット「ぐぉぉぉーーーーーーー!!!!」
スカーレットはまるで完全な獰猛な獣にでもなったようにアリス・クロノアに突進していく。
アリス「来るよ!!」
クロノア「!!!」
アリスの忠告によってクロノアは武器を構えた
だがクロノアは嫌な汗をかく、どうやら心の中では彼女を攻撃するということを躊躇していたようであった
そのときであった
ーーーーぴかっ!!!
クロノア・アリス「「!!?」」
スカーレット「う・・・ぐぐぐぐぐ・・・・・・・」
暴走したスカーレットは突如として黄色く光る魔方陣によって腕と足を空中で拘束される
スカーレットはジタバタするも振りほどくことは出来なかった。
拘束した犯人はイエローの魔法であった。
クロノア「貴方は・・・!!」
イエロー「今です!!魔王!!!」
魔王「・・・任せろ」
どうやらイエローが攻撃を封じている間に魔王が遠距離攻撃魔法で倒そうという魂胆であった
魔王は闇の魔力で出来たオーラを弓矢のように具現化させる。
魔王「・・・悪く思うなよ、スカーレット」
そして魔王は闇の力で具現化させた弓矢をスカーレットに向けて射出した
ビュンーーーーー!!!
クロノア「スカーレット!!!」
チュドォォォーーーーーーーーーーーーン!!!!!
その瞬間、あたりに爆風が広がった。
その爆破範囲は数十キロメートル先でも分かる程度であったが、途端にイエローが空中に持ち上げてくれたおかげで街に被害はなかった
まさしく息の合ったコンビプレーであった
魔王「・・・少々力加減をミスってしまった。手ごたえはあったが・・・」
魔王は少々苦い顔をする
煙が晴れてくる。すると魔王がその苦い顔をした原因が分かる
スカーレット「ぐぅぅぅぅーーーー・・・」
魔王「・・・バリアで防御か、一筋縄ではいかぬか」
どうやらスカーレットはバリア魔法でダメージを受けきっていた
だがバリアをよく見ると、少々だがひび割れが入っておりところどころ怪我をしているのがわかる。
どうやら完全に受けきったわけではないようで少々ダメージを負っていた。
スカーレットは左片手を上げる、エネルギーをためたかと思いきやそれを銃空に向かって撃った
アリス「・・・これは」
スカーレット「・・・『深紅の槍雨』(スカーレット・レイン)!!」
次の瞬間、広範囲で槍上の雨が降り注いだ。
それは直径数キロに及ぶ範囲であったが幸いにも住民は避難した後だったので、これによる被害はなかった。
魔王「・・・大丈夫か?」
アリス「え、えぇなんとか・・・」
クロノア「・・・・・・」
イエロー「こっちも無事です・・・」
4人はなんとか無事だったようで、アリスとクロノアは魔王によるバリア、イエローは自分で貼ったバリアで攻撃から守った
こっちは完全に防ぎ切ったようでバリアにもひびは入っていなかった
だが・・・
スカーレット「うぉぉぉーーーーーー!!!!」
魔王「来るぞ!!!」
クロノア「・・・!!」
スカーレットはクロノアの近くにまで急速接近すると徒手空拳をしかけたのだ。
余りの事にクロノアは戸惑ったがなんとか対処することが出来た。
クロノア「ぐぅ・・・う」
スカーレット「おら!!おらぁ!!!」
シュババババッ!!!
クロノアはなんとか防御してスカーレットの攻撃を防ぐ
その時であった
アリス「っち!!この・・・!!!」
ドォン!!!
スカーレット「フギャアァ!!?」
とっさにアリスは先ほどのくまさん人形を呼び出して、スカーレットにボディプレスをした。
急なことだったのでスカーレットは対処できずに押しつぶされる。
アリス「今だよ!!動きを抑えているうちに倒して!!!!」
クロノア「・・・出来ない」
アリス「え?」
魔王「なに?」
イエロー「嘘?」
クロノアは涙を流してこう答える
クロノア「私には・・とどめを刺すことなんて・・・・・・・できない!!」
クロノアはスカーレットに対して矛を向けることは出来なかった・・・
スカーレット(闇堕ち)
クロカゲの魔術によって闇堕ち、暴走した姿。
パワーとスピードはアップしているが理性は吹っ飛んでいる模様。
戦闘不能になれば闇落ちは治る。




