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突然の助っ人

第57話目です。


余談だけど魔王軍の幹部、アリスはアリスインワンダーランドをモチーフとしています。



魔王「・・・これはそうとう大変なことになったな・・・」



イエロー「まさか、魔王の部下が闇落ちするなんてね・・・」




ミルク「・・・凄まじいオーラだ!!」




クロム「邪念がすごい・・・!!まるで邪神のよう・・・!!」






クロノア「そんな・・・スカーレットが・・・・・・」






その場にいた一同はその光景を見て驚愕する



なにせ目の前に映る光景はついさきほどまでのスカーレットとは思えないような邪悪なオーラを身にまといながらいかにもな感じで攻撃しそうであったスカーレットの姿であった。




姿こそは大胆には変わってはいないが髪の毛が今以上にぶわっと逆立ってしまっており周りには黒と紫で覆われたオーラを身にまとっていた。




眼はどこか赤く、それはどこをどう見ても誰から見ても分かるような闇落ちであった。




これにはクロノアたちだけではなく、その場にいた住民たちでも確認できるほどだ。



「な、なんだよあれ・・・」




「か、母さん、怖いよ・・・」




「う、後ろに下がって!!」





魔王「・・・イエロー!!」





イエロー「はい!?」





魔王「周りの住民らを避難させろ、ここから反対方向に魔王城がある。分かりやすいが丈夫であるから落とされる心配は無いはずだ。もし門番に止められても魔王の指示とだけ言っとけば通してはくれるはずだ。」




イエロー「・・・魔王はどうする気?」





魔王「上司の責任だ・・・俺には暴走してしまった部下を意地でも止める義務がある。例えどんな手段を使ってでもな」




イエロー「・・・ミルク、クロム。住民たちを魔王城に」



ミルク&クロム「「!!・・・・・・かしこまりました。」」





イエローにそう指示されたミルクとクロムは一瞬戸惑いを見せるが、イエローの真剣なまなざしを見て悟ったのかすぐさまに行動に移したのだった




これには魔王も少しばかり驚いた。





魔王「・・・一緒に戦っていいところを見せようという魂胆か?」




イエロー「その気持ちも多少はあるけど・・・・・・まぁ一番は魔王、貴方は一人で戦っているわけではないという証明かな?貴方には仲間や部下もいる。そして貴方を慕う様々な人たちも・・・」




魔王「・・・そうか、ならば隣は任せる。それでいいな?」





イエロー「えぇ、そうしましょう❤」





そうして別国の王と王女が協力して敵と向き合おうとしていたころ・・・クロノアはというと、いまだに動揺し続けていた。



まぁこうなるのも無理はない






なにせ前世ではつながりのあった二人がまさかこういう展開で敵対することになろうとは夢にまで思わなかったからだ。




クロノア「しっかりして!!!スカーレット!!!!」





スカーレット「う、うぅぅぅぅ・・・・・」






どうやらスカーレットはまだ完全に闇落ちはしていないようで頭を押さえてうずくまっている様子であった。



だがそれはいつまでも束は分からない。





スカーレットは苦しそうにしてなんとかクロノアに対してこういった





スカーレット「お・・・おねが・・・・・・い、私を・・・殺して・・・・・・と、とめ・・・・・・て」




スカーレットはどうやら魔王もクロノアも皆も傷つけたくないと思っていたために自分を殺してほしいと願った



だがクロノアはそれを拒んでしまう。





それは言うなれば折角また会えた彼女とまたお別れしないといけないという、一種の葛藤的問題でもあった。




これによりクロノアは自分自身が剣を持つことが出来ない様子だ。






クロノア(魔王に任せる?・・・でもスカーレットはおそらく私に殺されることを願っているはずだ・・・・・・でも、私には・・・・・・!!)





スカーレット「・・・早く!!ころ・・・・・・して。意識がまだ・・・あるうちに・・・!!!!」






その時だった。



ドン!!!





クロノア「!!?」




スカーレット「がはっ!!?」






突如としてスカーレットの頭上に何者かがやってきたかと思いきや、グーパンで叩き落したのだ。




スカーレットは突如起きたことに対処でいずに受け身が取れずにダウンする。






そしてその叩き落した張本人とは・・・前兆2メートルぐらいの大きなくまさん人形であった




それを見てクロノアは一瞬戸惑った





クロノア「・・・くま?」





???「・・・全く、連絡を急に切らないでくれる?まさかの緊急事態が起きるだなんて・・・」




クロノア「その声は・・・」






魔王「お、来てたのか。悪いな?わざわざ出動させるような真似をさせてしまって」





???「いやいや、こっちとしては当然のことをしたまでだよ?気にしないでね?」




一同は突如の助っ人に驚愕したり、換気の声を上げていた。




名前をアリス・・・魔王軍のヒョウガと同じ幹部として助っ人しに現れたのであった。





アリス


魔王軍の幹部の一人で不思議な国のアリスをモチーフとした紺色のフリフリとした服を着ているのが特徴的な子。実はこう見えて幹部としては一番古参である。


人形やトランプになぞられた攻撃を得意とする。

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