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侵入者と性的興奮デバフ

第48話目です。


今回は久しぶりにピンク回です。




クロノア「・・・お、いたいた」




スカーレット「・・・あれが?」






クロノアとスカーレットは城下町に現れたという侵入者3名を対処するべくその場に向かった



そこにいたのは女性の勇者、男性の魔法使い、そして男性の僧侶であった



だが明確に違いはあり、今までは性格がどぶカスで論外な勇者ばかりだったのが今回の3人組はどこか真面でありお互いがギクシャクとはしていなかった




おそらく、前に遭遇したグランド王国の勇者ご一行たちとは別の国から来たのだろうと考える。それだけグランド王国の民度が糞だったであると考えられる。





その女性勇者はクロノアを見てこう質問する




女性勇者「ねぇ、魔王ってどこにいるの?」




クロノア「悪いけどそれは教えられないってものよ。」





男性魔法使い「・・・やはり答えようとは思わんか」




男性賢者「お城にいそうではありますが、念には念を込めて・・・生け捕りにして情報を吐かせましょう」





クロノア(レベルは・・・132・・・・・・グラント王国の奴らと比べれば多少はマシになったと言える・・・)




女性勇者「・・・私達は『ヒカリの王国』からやってきたわけで平和主義者なわけだから極論避けれる戦いは避けたいけど・・・仕方ないか」



    「行くよ!!サポートお願い!!」




男性魔法使い「あいよ!!!」





そういうと女性勇者が前にいるクロノアに突っ込んでいった



それと同時に後ろにいるであろう男性魔法使いがクロノアに対して遠距離から状態異常を付与させた




クロノア「・・・ふん、こんな私に火傷も麻痺もきかないっつーの」




男性魔法使い「・・・それはどうかな?」





女性勇者「たぁ!!」




女性勇者はクロノアに向かって剣を振り下ろした



クロノアはそれをなんなく自身が持っていた剣で片手で防いで女性勇者を難なく弾き飛ばした




女性勇者はなんとか体制をバク中で持ち直して剣を振った



女性勇者「『真空刃かまいたち!!』」




すると剣を振ったところから具現化したような刃が出てきた



それらがクロノアに襲い掛かったが、翼を羽ばたかせて突風を引き起こして真空刃かまいたちを無力化した。





女性勇者「えぇ!?これゴブリンどころか屈強なオークも真っ二つに出来るほど強いというのに・・・」



男性魔法使い「いえ、安心してください。私の状態異常のやつをかけておきました。時間差ですがそろそろ効いてくる頃合いでしょう」




男性賢者「回復しますよ!!」




女性勇者「ごめん、ありがとう」




クロノア「・・・火傷も麻痺も聞かないけどどうする気か・・・・・・!!?」




スカーレット「どうしたの!?」





突如としてクロノアは突然の発熱に見舞われる


彼女は本来であれば状態異常とかは効かないが、こればかりはそうとは言ってられなかった




そうそれはただの火傷とは程遠いものであったからだ




クロノア「ちょ・・・なんか・・・・・・体が熱いと思ったら・・・なんかむらむらする・・・///」




スカーレット「・・・え?」





そうクロノアがかかったのは状態異常とは別の物であったからだ




男性魔法使い「・・・よし、私のデバフスキル『性的興奮』が約にたった!!」




男性賢者「・・・それ、どうにかならなかったか?」




女性勇者「・・・私はそれ好きなんだけどなぁ///」





男性賢者「え?」





どうやら男性魔法使いがかけたのはデバフスキルの一種である『性的興奮』でありそれにかかってしまうと、対象は徐々に性的興奮を増していってしまうという。



対処法は一人で発散するか、相手だれでもいいを使って発散するしか方法がない




これにはクロノアも戦闘を段々と続行しづらくなっていった





クロノア「・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・///更に火照って・・・///」はぁはぁ




スカーレット「え!?ちょ・・これ・・・媚薬ってこと!?」





男性魔法使い「・・・ともかく、今です!!勇者さん!!!今の隙に・・・!!!」





女性勇者「わかった!!『真空刃かまいたち!!!』





女性勇者は『性的興奮』で戦闘続行不可能と見たのか、再度『真空刃かまいたち』を発動させた。



これで勝負が決まる・・・だがその考えというものは甘かった





クロノア「・・・調子に・・・・・・






のるなぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!????」






「「「!!!???」」」





ドォォォーーーーーーーーーーン!!!!!!!







クロノアはムラムラした気持ちを何とか抑えて竜巻を出した



またもや『真空刃かまいたち』をかき消していく





そして女性勇者 男性魔法使い 男性賢者の3人をまとめて空の彼方までふっ飛ばしていったのであった



女性勇者たちは何の抵抗も出来ずにもがいて飛ばされる





「「「わぁぁぁぁーーーーーーー・・・・・・」」」






そして竜巻は消えてあたりには静寂が訪れる



幸いにも被害は全く出ていないようで町の人たちも拍手喝采を送った




だがクロノアはそれどころでは無かった




クロノア「・・・ごめん、スカーレット。ちょっとトイレまでついて行ってもらってもいい・・・?///」




スカーレット「・・・えぇ?いいけど・・・」





クロノア「ありがとう・・・」






そういうとクロノアは近くにある公園にスカーレットといった



その後の出来事は見えないのでわからないが、近くをたまたま通りかかった住民によると「なんか女性の喘ぎ声がしたからなんかきまずくなった」と証言をしていた。




その後・・・クロノアとスカーレットの2人が出てきたのだが、どこかまんざらでもないような顔して出ていったのであった



だがクロノアは何やらぶつぶつ言っていた





クロノア「・・・これは仕方ないことだけど、魔王様にもかければ・・・///」ぶつぶつ




スカーレット「・・・なんか不穏なこと言ってない?///」




クロノア「・・・いや私は・・・大丈夫///とりあえず、王国案内するから・・・ね?」




スカーレット「わ、わかった・・・」





クロノアはそう言うと、スカーレットを町案内したのであった



だがクロノアはと言うとあの時のムラムラがどうやら収まっていなくて案内を終了した後は、スカーレットをお城に返して一人でシーツをめちゃくちゃに汚すまで致していたという・・・




夕方になるころにはそのムラムラはようやく収まったがシーツが犠牲になってしまい、お城の清掃係にしこたま怒られたという。





『性的興奮』(デバフ)


デバフ攻撃の一種でかかった対象は時間差で徐々に性的興奮が膨れ上がってしまうという。


これは状態異常でもないため、それを無効化するクロノアでさえもかかってしまう厄介デバフ。



対処法は膨れ上がる前に自分で発散するか相手を使って発散するかの二択しかない。

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