異幕(前編) 魔王とのデート
異幕エピソード前編です。
たまにはこんなのほほんとしたものもあっていいよね。
(翌日・・・)
バルファルク王国が掲載する新聞にはこんな記載が載せられていた
『(朗報)グランド王国の奴隷商、潰される』
『これには他国連合からも称賛の声も』
『奴隷商を潰したのはバルファルク王国のヒョウガ バイヤー クロノアの三名だということが判明、これには魔王だけにしもあらず他国の代表者も称賛の嵐が』
イエロー王国での出張を終えた魔王は新聞の一面を見てすぐさまにヒョウガ バイヤー クロノアの三名を呼んだのであった
魔王「・・・ご苦労だったな3名・・・・・・まさかやってくれるとは思いもしなかったぞ」
ヒョウガ「おほめいただき光栄です」
クロノア「・・・」
バイヤー「あそこはグランド王国の経済を支えてはいるものの国内の住民だけではなく他国の住民、代表者からも煙たがられている存在でした。そして現在潰された今ではどう足掻いてもグランド王国は復興するのにかなり絶望的な状況でしょう。政府の貴族たちも逃げたとおっしゃっていますし・・・ですが他国はグランド王国を結構嫌っているとの情報を耳にしていますので門前払いされる可能性は高く野垂れ死ぬ可能性が高いと言えましょう」
「グランド王国の王様も後に遺体となって発見されました。」
魔王「因果応報ってやつだな・・・まぁとにかくこの件については私から直々に感謝の弁を述べよう。」
魔王はどうやら勝手な行動するなと思いつつも、それ以上の結果を出してくれたことに非常に感謝していた
それをみてヒョウガたちはまんざらでも無いような顔をする
だがクロノアは何か引っかかるような顔をしていた
魔王「・・・」
ヒョウガ「どうかしました?」
ちなみにヒョウガは女体化の術は解けて今は男になっている
魔王「いや、なんでもない。それより報酬の方は・・・まぁ手渡しでもいいな?」
ヒョウガ「いや、こちが勝手にやったことですし・・・」
魔王「受け取れるものは受け取っておけ・・・いいな?それでは解散」
「「「御意」」」
そうして各々が自分の部屋に帰って休みを取ろうと部屋に戻る
だがしかしクロノアだけがその場に残ったのであった
魔王「・・・どうした?戻らないのか?」
クロノア「いえ、少し気になることが・・・」
魔王「なんだ?いってみろ」
クロノア「・・・なんで、あの奴隷商をすぐに潰そうとは思わなかったのですか?他国も嫌ってるようでしたし・・・」
魔王「あぁそのことか・・・」
魔王は少し苦い顔をしながら答えたのであった
確かに魔王様の実力があれば奴隷商を潰すことなんてわけでは無かった
だがそれをすぐには実行しなかった
魔王「じつは・・・各国の代表者たちですぐに潰そうだの今はまだ潰さなくていいだの論争が続いて中々実行することが出来なかったんだ」
クロノア「え?」
どうやらすぐに潰せ派や今すぐに潰さなくていい派とのディベートをしていたらしくすぐには潰せなかったらしい
無論、魔王は直ぐに潰した方がいいと判断していた
ちなみにこれは後に分かったことであるが、あの奴隷商は他国から来ていた観光客も捕まえて奴隷にしていたらしい
今はヒョウガがテレポーテーションをさせてくれたおかげで生き残ってくれて他国の元へと返されたとのこと
魔王「ま、そんなに気にすることでもない・・・今は潰されたのだからこの件はすっかり話題にはならなくなっている」
クロノア「そうですか・・・あ、そうだ。スカーレットという少女は来ていませんでしたか?」
魔王「スカーレットとな?・・・いや、見てはいないが」
クロノア「そうですか」
クロノアはそう言うと部屋に帰ろうとしていた
だがここで再度魔王に止められるのであった
魔王「まて、クロノア。ちょっといいか?」
クロノア「・・・?はい?」
すると魔王はクロノアが前に開いたようなステータス画面を開いたのであった
その画面を見るとカレンダーが表記されていた
そしてある時期をみて魔王はステータス画面をそっと閉じてクロノアにこう問うた
魔王「クロノア・・・来週予定は空いているか?」
クロノア「?・・・まぁ空いてはいますが」
すると魔王はにやりと笑う
魔王「・・・そうか」
クロノア「どうかしました?」
そして魔王はあることをいったのであった
そしてそれはクロノアを極度として驚かせるのにも充分だった。
魔王「いや、来週あたり・・・デートに行こうと思ってな。どうだクロノア?私と一緒に・・・水入らずの時間を過ごしても」
クロノア「・・・ふぇ???///」
クロノアはその魔王からの質問に顔を極度に赤らめさせたのであった。
魔王のプライベート
厳格な性格をもつ魔王だが意外とプライベートでは案外楽しんでたりする。
クロノアとのデートもその一環であったりする。




