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バイヤーの裏切りと起床のクロノア

第33話目です


そろそろこの話も終盤戦です。



ヒョウガ「・・・って起きないのか?どうなってやがる?」




ヒョウガは違和感を覚えた



それは結構響く怒声であったとしても目覚めなかったからであった




脈があるかどうか確認する



一応、ちゃんと生きてはいることを確認した




だがここでヒョウガは背後にもう一人いることに気付いたのであった



どうやらヒョウガはグランツ国王を蹴とばすのに夢中でもう一人の存在というものを認識できていなかったらしい




ヒョウガは背後にいるであろうもう一人の男性・・・バイヤーにレイピアを向ける





ヒョウガ「誰だ!!!」




バイヤー「・・・貴方、案外抜けてるところあるんですね?・・・まぁ良いです。私はバイヤー・・・・・・ここの従業員として働いてました」




ヒョウガ「・・・敵であるならば切ってやる」





バイヤー「いえ、私は貴方たちの敵ではありません。なぜならば私は・・・バルファルク王国の住人ですので」




ヒョウガ「何?」





そういうとバイヤーは顔をゴブリンのようにいかつくして、背中からこうもりのような羽を生やした。糸目は開いてダンディーな目つきへと変わる



どうやら彼は元々はドラキュラの魔族だったが、前々から話されていた奴隷商へのスパイミッションをこなしていたらしい。




そしてその過程においてクロノアとヒョウガに出会ったというわけであった。





ヒョウガ「・・・まさか、グランド王国にスパイがいたとはな」





バイヤー「魔王様は秘密事項は口外しないお方だったので・・・まぁ改めまして、私の名前はバイヤー・アルクレヒドと申します。以後、お見知りおきを」





ヒョウガは安堵をした



いかにも強キャラっぽい奴であったためヒョウガは警戒していたが自分が住んでいるバルファルク王国の住人だと知ると、その警戒心を解く




だが問題は解決していなかった




そうそれは、クロノアが未だ起きないことであった。




ヒョウガ「・・・とりあえず、早速で悪いがクロノアを起こしたいのだが・・・・・・どうしたらいい?」



そう意見を投げるヒョウガを見てバイヤーはこう答える





バイヤー「とりあえず、死んでいるわけではなさそうですので・・・私のこの『強制解除』と言う能力を使ってみましょう」




   「この能力は毒やしびれ・・・さらには催眠と言った状態異常を治すことが出来ます。おそらく催眠ガスを大量に吹きかけられた場合がありますので少し時間がかかると思いますが、ちょっと待ってくださいね」





ヒョウガ「・・・とりあえず分かった。信じてみる」





ヒョウガは今はバイヤーの言う事を信じるしかないと考えたのか、起きるまで待つことにした




すると奥側の方で倒れていたグランツ国王が、徐々に起き上がってくるのを感じた






グランツ国王「・・・おのれ~~~・・・!!よくもこの俺を蹴とばしてくれたなぁ~~~!!!」




バイヤー「・・・このタイミングとは、運がついてない・・・・・・」




グランツ国王は自分を蹴とばしたヒョウガと後ろで起こそうと奮闘しているバイヤーを見て憤怒した



だがグランツ国王はやっぱりと言っていいのか、無視できない弱点を抱えていた




それは計画性の無さとか知能の低さとかではない・・・もっと単純な理由であった





グランツ国王(・・・俺は戦闘力が無い・・・・・・かといって他のボディガードはあいつが言ってたかのようにやられている・・・)




そう、戦闘力が無かったのであった



ヒョウガがクロノアと同じ『鑑定』スキルを使うと、そのレベルはまさかまさかの1




市民たちを脅かしていると言ってる割には簡単に死にそうであるほど、グランツ国王は貧弱であった





おそらく彼は城にたくさんあるとされる武器や財力などで国民たちを苦しめているのだろうとヒョウガは思ったのであった





グランツ国王「・・・ならば、電波塔で呼び込んで金の力で勇者パーティたちをおびき寄せてやる!!あいつらは所詮金の亡者だからなぁ!!!」




そういうグランツ国王の顔は怒りと涙でぐしゃぐしゃであった



それはまるで小学生がどうしても納得しないときに泣きながら怒りに身を任せるようなものだった





それをみてヒョウガは呆れていた





ヒョウガ「・・・ガキみたいな脅しをする国王に脅かされる国民たちはどこか哀れだな」




だがグランツ国王はヒョウガの言い分を無視して、電波塔を無断で使おうとトランシーバーみたいなのを使おうとした



しかしその時であった





ボアアアァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!





グランツ国王「何!?」




グランツ国王に突然の暴風並みの突風が襲い掛かる



それによってまた壁に押し付けられてしまい、息をすることも絶え絶えであった





他の牢にいる奴隷たちもいきなりの突風に身をかがむ





そしてそれを見てなんとか踏ん張っているヒョウガは確信をしたのであった




ちなみにバイヤーもなんとか踏ん張りだけでこらえている。





ヒョウガ「・・・やれやれ、ようやく来たか!!魔王の娘、クロノア!!!」




バイヤー「・・・おそらく、催眠ガスで眠らされたときの記憶が曖昧に少し残っていたのでしょう・・・・・・それでこんなにも怒り心頭なのでしょうね」(汗)





空中に翼を広げながら、黒と緑色のとてつもない闇と風のオーラを纏って飛んでいるのは堕天使クロノア・・・その子であった



だがしかし、彼女は催眠ガスで眠らされてしまった時の記憶をかすかに覚えていたので自分が何をされそうになったのかと言う事を瞬時に理解した・・・それと同時に彼女の額には青筋が立っていた



結構、お怒りのようであった。




クロノア「・・・存分と好き勝手してくれたようで・・・・・・それじゃ、ここを潰してやる!!!!!」(ハイライトオフ&ガチギレ)




クロノアがそうガチギレすると翼を大胆に広げた



するとこれほどにも無いような暴風が奴隷商全体を襲った





奴隷商本部全体のデカさは現代でいうところのビッグサイトの4個分であったが、それを差し引いても暴風は本部全体を揺らす




そしてそれに耐えきれなくなった建物は徐々にドミノ倒しのように崩壊していくのであった




ヒョウガ「まずい!!俺たちまで巻き込まれる!!!ひとまず奴隷たちは・・・『テレポート』!!!」




バイヤー「まさかここまでとは・・・!!」





そして夜の『ニシドオリ』9番街・・・そこにあるとされる奴隷商本部は、クロノアのちょっとした暴走により完全に倒壊するのであった




ちなみにだがクロノア自身は暴走しているが本気は出していないのである。





バイヤー


元々クロノア達と同じバルファルク王国にいたスパイであり奴隷商でスタッフの様に働きながら情報を集めるように魔王に命じられていたらしい。


実力も高くクロノアやヒョウガほどではないにしろ高く、魔王からも高評価を得ている。


『強制解除』という催眠や状態異常を強制的に回復させるスキルを持っている。

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