クロノア 捕まる
第28話目です
なろうと言えば無双が目立つけど目立ったら目立ったらで人気無くなりそうだから程々にしておくのも大事。
クロノア「・・・奴隷にする価値もない?そんなことがあるんだ」
スカーレット「・・・うん、まぁそうだね・・・こういうのは体つきがいいほど価値が上がると言われているの。私のような幼い女の子体系に興奮する人はいるけれど、それは少数であるから捨てられたの」
スカーレットと名乗る少女はそう説明する
どうやらこの異世界でも幼児性愛者と呼ばれる奴はいるようであるが、それはほんのわずかな話である
少女が言うには『ニシドオリ』は普通の奴隷と性奴隷の2通りに分けられて売られているとのことだ
だが性奴隷と言うのはかたのみが意外と狭く、女性かつ顔、体つき・・・そして飼われたときの為にいかに忠実であるかという点が評価される
しかしそれで100%売れるかと言われればノーである
クロノアはそれを聞いてピンとくる
それは前世でもあるようなものであった
クロノア(・・・もしかして、こう思うのもあれかもしれないけど・・・ペットショップみたいな感じ?)
おそらく奴隷商本部はそういった基準で使える奴隷と使えない奴隷を分けていたのだろう
スカーレット「私は・・・まだマシな方かもしれない」
クロノア「?・・・なんで?」
スカーレット「・・・奴隷市場でもトップの人たちがけち臭いかそうでないかで運命と言うものが決まっちゃうの・・・・・・私の場合はトップの人たちがけち臭かったから、捨てられるだけで済んだんだけど、そうでは無かったら今頃・・・処分されてたかも」
クロノア「恐ろしい・・・」
クロノアはそれを聞いて選別されるメスひよことオスひよこと言うものを思い出す
おそらくそれと似た感じなのだろうとクロノアは思ったのであった
クロノア「・・・」
スカーレット「・・・どうかしたのですか?」
クロノア「・・・いえ、それで私に用があるのでは?まさか注意しに来たわけではあるまいし・・・」
クロノアはスカーレットと言う少女が自分に接触しに来たのにはもう一つ別の理由があるのだと思った
その考えは正解であった
スカーレット「・・・正解、貴方には強そうなオーラが流れていたから・・・それで接触したの」
クロノア「どうもどうも・・・それで?」
スカーレットはそう言われると錠で繋がれている手を見せた
それを見たクロノアは一瞬で何をするべきかを理解した
スカーレット「・・・この錠を外してほしいの。そうすれば私は自由になって封じられた能力を解放することが出来るの」
クロノア「・・・失礼だけど、種族は?」
スカーレット「魔人族です」
クロノア「・・・魔人?」
クロノアは聞き覚えのない種族に少し頭を捻らせた
だがしかし、それを考えると少し頭が痛くなりそうであったためクロノアはとりあえずそれは後回しにしてスカーレットの手錠と足枷を能力を使って解錠したのであった
ちなみにクロノアの『サイコキネシス』と言うスキルを使って解錠した。俗にいう超能力みたいな物だとおもえればいい
スカーレット「・・・ありがとうございます。ところで貴方の名前は?」
クロノア「・・・クロノア。バルファルク王国という場所から来た、ただの堕天使よ」
スカーレット「クロノアですか・・・そういった名前を付けた人はセンスありますね。」
クロノア「・・・ありがとうございます///」
クロノアは名前のセンスがあると褒められて照れる
クロノアって言う名前を付けたのは紛れもない魔王様であるが、名前を褒められるということは魔王も褒めているとの同義であるため不思議と悪い気はしなかった。
スカーレット「・・・それでは、私はここいらで失礼しときます。またどこかで会いましょうね」
クロノア「あ、もう行くんだ・・・」
スカーレットはそういうと、翼が無いのに何故か飛び出していったのであった
クロノアはそれを見てえぇ・・・?となった
クロノア「・・・一体何だったんだろ?あの子は・・・」
「まぁいいか、とりあえず改めて探索を・・・」
クロノアはそう言って探索を再開しようと考えていた
その時であった
クロノア「・・・あれ、なんか意識が・・・・・・・?」
ばたっ!!!
クロノアはどういうわけか急に眠気を感じその場で倒れこんでしまったのであった
意識はまだ少しはあるようだが体の自由は効かなかった
クロノア(な・・・にがおk・・・・・・)
そこでクロノアの意識が途切れるのであった
するとそこに二人の男性がやってきたのであった
「・・・こいつが目撃情報の堕天使か?結構可愛いじゃん」
「スカーレットが逃げて追いかけていたがな、まさかあの彼女以上に値打ちがある奴が見つかるとはな・・・催眠ガスを仕込んでおいて良かったな」
「そうだなwさてと早いところこいつを奴隷商に持って帰ろうぜw堕天使なんてめったに見ない種族だろうからな。絶対上がるとおもうぜ?」
「・・・そうだな、そうするとしよう。」
そういうと男二人組はクロノアに手錠をかけて人一人分入れる袋にクロノアを入れてどこかにいったのであった・・・
そしてその男たちのさきにはある建物があった
『奴隷商本部』と・・・
奴隷商
『ニシドオリ』に本部は建てている闇組織であるがグラント王国の経済7〜8割ほどがそれであると言う事実。
他国からは反感を買われているが王国はそれを無視して今でも奴隷を売っている。
普通の奴隷と性奴隷の2グループに分けて商売してるとのこと。




