表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/147

決着の時

第17話目です。


一応の旅館編は終了です

この後はワンクッション挟んで別の章に行きます。

クロノア「・・・さて、もう逃げることは出来ない・・・覚悟することね。っていうかいつまで保護色をしているのやら・・・」(ハイライトオフ)




サラマンダー部長「・・・っちぃ!!!」





サラマンダー部長は後ろに逃げようとする



だがそこにはメヘラとフレイユが走って追っかけてきていた




メヘラ「・・・首を飛ばされる覚悟はすることね・・・・・・!!」




フレイユ「もう逃げることは出来ませんね・・・そりゃ!!」




するとフレイユがクロノアと同じタイプの翼を広げて羽ばたかせた



その時、強風は熱風へと変わってサラマンダー部長は苦しむ




となりにいた魔王様ロリはクロノアが咄嗟にバリアを貼ったおかげで0ダメージで済んだ





だがそんなことはつい知らず、サラマンダー部長は叫ぶ




サラマンダー部長「あっづぅ!!?お、お前ら!!!脇に魔王様ロリいるんだぞ!!!」




クロノア「問題ない、なんせバリアを貼っているわけだからね」




サラマンダー部長「ぐ、ぐぅ・・・いつのまに・・・・・・!!」




サラマンダー部長は熱攻撃に耐え切れず保護色を解除した



それをみてフレイユは熱風を抑える





フレイユ「・・・あまり姑息な手段をとると異性から嫌われますよ?」




サラマンダー部長「・・・どいつもこいつも・・・・・・おれを馬鹿にしやがってぇ!!!!」




するとサラマンダー部長は怒りながら筋肉を膨張させていった



ただでさえ2メートルほどあった背丈はぐんぐんと伸びて、筋肉は風船のように膨張していく





わきに抱えてあった魔王ロリは手のひらサイズにまでとなる





サラマンダー部長「お前ら、全員皆殺しにしてやるよぉぉ!!!この俺のスキル・・・『筋肉増強ビルドアップ』でなぁ!!!」



筋肉増強ビルドアップ』はその名の通り、筋肉を限界まで膨張して攻撃性能をアップさせるスキル。そしてそれプラスで背丈も大きく伸ばすことが出来るためタイマン性能を格段にあげることが出来る。




それを見たクロノアたちはビビるどころか驚くことすらしなかった





クロノア「ステータスは・・・格段に上がってるとはいえこんなもんか・・・」



『サラマンダー部長 ステータス level53 攻撃134 魔法1 体力83 防御113 素早さ32 忠誠心0』




メヘラ「・・・むしろ的がデカくなってやりやすいことこの上ないわ」




フレイユ「デカいと負ける確率が高くなるんですよね~・・・」





クロノアはフレイユと出会ったあの野原での出来事を思い出す



あそこで出会った勇者たちはどれもこれも豆粒に等しいほどレベルが低かった




そんでもって自分の力を過信しすぎて暴走する始末





だがこのサラマンダー部長だけは違った





自分の力をそこまで過信せずに向上心で強くなった



そこは褒めれるところであり、自分も見習おうと思っていた





だがあれとそれとでは話が別なのである





クロノア「・・・一つ言っておくけど、そういうのはデメリットも考慮しなかったわけで?」




サラマンダー部長「ウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイィィィィィ!!!!そんなのが怖くてやってられるかぁ!!!!」




クロノア「・・・決死の覚悟って言う事ね。」




   (まずは魔王様ロリを救出するところからやらないと・・・)





サラマンダー部長「おらぁ!!!!」




クロノア「!!」




クロノアが少し考えていると、サラマンダー部長が彼女に向かってアームハンマーをしてきた




だがそれはクロノアからしてみれば止まって見えるらしく難なく避けた





そして軽く翼を羽ばたかせる




ブオォ!!!






サラマンダー部長「ぐあぁ!?」





だがそれだけでも人が軽く吹っ飛ぶほどの強風は出せるのでサラマンダー部長は転倒する



サラマンダー部長「ぐ、これならどうだ!!」




そういうとサラマンダー部長は地面をえぐるように持ち上げて岩のようにしてそれをクロノアに向かってぶん投げた


強風に逆らって投げ飛ばされるが余りにも風が強いため勢いはどんどんと落ちる




クロノアは岩を片手で受け止める





そしてメヘラに向かって指示する





クロノア「今です!!!メヘラ!!!魔王様を・・・!!!」




メヘラ「分かってる!!!」




そういうとメヘラは即席で出したロングソードを取り出してサラマンダー部長にとびかかる



狙いはもちろん、魔王様ロリを捕まえているその右腕




サラマンダー部長「てめぇ・・・!!!」




サラマンダー部長は左手で捕まえようとしたが時すでに遅く・・・




ジャキンッ!!!





サラマンダー部長「ぐ、ぐぉぉぉぉぉーーーーー!!!?」





メヘラ「・・・ふん」




メヘラはサラマンダー部長の右腕を脇ごと切り落としたのであった



魔王様ロリが解放される





クロノア「今ですよ!!!フレイユ!!!」




フレイユ「分かってます!!!」




そういうとフレイユは真っ先に魔王様ロリの元まで走った




サラマンダー部長「させるかぁ!!」




サラマンダー部長はフレイユを見逃すかと言わんばかりにデカい左足で踏みつけにしようとした


だが・・・





ジャキン!!!





サラマンダー部長「ぐおぉぉーーーー!!?」




メヘラ「往生際の悪い奴め・・・!!!」(ハイライトオフ)





メヘラはそれを見逃さずにサラマンダー部長の左足を切り落とす





クロノア「フレイユ!!!とりあえず、旅館まで飛んで!!!!」




フレイユ「分かりました!!!」





フレイユは魔王ロリを抱えて飛ぼうとした次の瞬間であった




がしっ!!!





フレイユ「な・・・!!」




サラマンダー部長「に、逃がすかぁ!!!」




サラマンダー部長が残った左手で魔王様ロリごとフレイユを掴んだ



よく見ると、切られた右腕も再生しようとしている





サラマンダー部長(・・・っち、『筋肉増強ビルドアップ』のデメリットは自己再生が遅くなる・・・これだと逃げるのは到底無理!!・・・ならば)





クロノア「しつこい野郎め・・・!!」(ハイライトオフ)




そう悪態をついていた



その時であった





サラマンダー部長「こうなったら、道ずれだ!!!お前ら全員焼き尽くしてやる!!!!」




そう叫ぶとサラマンダー部長は口に高温の火の弾を発射しようとしていた




フレイユ「・・・こいつ、自爆覚悟で・・・!!!」





フレイユは何とか技を放とうとしたがこれだと間に合わないと思っていた



しかし、そのときであった




ーーーーーージャキンッッッ!!!!





サラマンダー部長「ぐおおぉう!!?」





メヘラ「・・・誰に向かって火を吐こうとしているのよ。このクソトカゲ!!!!」(ハイライトオフ)




メヘラは巨大化しているサラマンダー部長の首を自前のロングソードで斬首した



余りのこと過ぎて火がひっこんでしまうサラマンダー部長





だが頭だけ無事なら時間はかかっても再生は出来る



それに胴があるならそこにくっつけば再生の短縮は出来ると、サラマンダー部長は思っていた





だがそれは浅はかであった





ーーーーーードドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!





クロノア「・・・悪いけど、好き勝手にはさせないよっと!!!!」




クロノアはサラマンダー部長の思惑に気付いたのかすぐさまに胴体部分を『空気弾エアー・バレット』で撃ち抜いて蜂の巣にさせたのであった。






ちなみに『空気弾エアー・バレット』は文字通り、空気を弾丸状に硬くしていきマシンガンのようにして相手対象を穴ぼこだらけにさせる技である。





胴体はサラマンダー部長の頭が宙を浮いてる間にボロボロになっていき肉片すらも確認できない状態になっていった。




どさっ!!!




サラマンダー部長「ぐ、くそぉ・・・」





流石に頭が無事であったとはいえ、こうなってしまえば成すすべがない。



サラマンダー部長は完全に詰みとなってしまった





サラマンダー部長「く、くそぉ・・・俺は・・・・・・ただ貧乏な生活から抜け出したかっただけなのに・・・」




クロノア「極貧からの脱却か・・・誰からの提案で?」




サラマンダー部長「・・・グラント王国って場所だ。あの国王は言ってたんだ・・・魔王様は女であるはずだから誘拐してここに連れてこれれば孫の代まで遊べるほどの大金を用意してやると・・・」




クロノア「グラント王国・・・」





それを聞いてかつての勇者ご一行を思い出す




あいつらもかつてはグラント王国から引き受けたやつらであった



それを聞いたクロノアはサラマンダー部長にトドメを刺そうとした




だがメヘラがどういうわけか待ったをかけた






メヘラ「待ちなさい、私がとどめを刺す」



クロノア「・・・じゃあ一緒に刺します?私もちょっと思うとこあったので」





メヘラ「・・・まぁ良いわよ」





サラマンダー部長「・・・え?」




ーーーーズババババババババババッッ!!!




そういうとメヘラはロングソードでサラマンダー部長の残った頭を細切れにして




ーーーードドドドドドドドドドドドッッ!!!





そして年には念を込めてクロノアは『空気弾エアー・バレット』で肉片も残さずに抹消した



その場にはサラマンダー部長の鮮血だけが残る





フレイユ「・・・なんとか、魔王様は救出できましたね。」



メヘラ「・・・そうね。うん?もう朝日が昇ってるわ」




クロノア「え、早くしないと・・・旅館パニックになっちゃうから早く戻りましょう!!!」





魔王ロリ「・・・zzZ」





こうして旅館での反省編は幕を閉じることになるのであった。



アテナ・メヘラ その3


鉄を操る能力を持ち、それを用いて様々な武器を作ることが可能である。


この章では見せてないが体内にある血を操って失血死をさせるジョジョでいうところのリゾットみたいなことができる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ