メンヘラ少女
第16話目です。
この話もいよいよ終盤戦です。
(数十分前・・・)
メヘラは恐ろしく落胆していた
だがそれと同時に怒りに燃えていた
魔王を攫った不届き物のサラマンダー部長を滅するために・・・
メヘラ「ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス!!!!!!!」(ハイライトオフ&ガチギレ)
クロノア「・・・なんか怖いんですけど」(-_-;)
フレイユ「・・・とりあえず、一回頭を冷やしてください。そうでもしないと捕まえれるものも捕まえられませんよ・・・」
メヘラ「ダマレ!!」(ハイライトオフ)
メヘラは少し・・・否、完全に暴走気味になってしまっており誰であっても切り伏せる感じになってしまっていた
これを見たクロノアは少しひるんだがここで一回止めないとやばいと感じたのか不意打ちでしばいたのであった
べしぃ!!
メヘラ「ふぎゃぁ!?」
クロノア「静かにして!!!今はサラマンダー部長を追いかけることが鮮明だ!!!」
するとメヘラが逆切れする
メヘラ「うるさいわね!!お前に私の何が分かるっていうのよ・・・!!!」
メヘラは眼に涙を浮かべる
すると腕の包帯の絞めが悪かったのかぱらぱらと落ちる
そこにはたくさんの切り傷があった
クロノア「これは・・・」
フレイユ「・・・それはメヘラが過去に自分でつけた傷・・・この子は過去に自分がミスをした際に自分のことを悔いて自作したナイフで自分の腕を切り続けていたの」
フレイユはこう語る
かつてのメヘラは気性が荒く、任務を失敗したり魔王様が構ってくれないとなると自分の腕をナイフで気が済むまで切り続けていた
それは今となっても変わらない
メヘラ「あぁ・・・また切らなきゃ・・・・・・」
クロノア「・・・メヘラちゃん」
メヘラ「・・・何よ」
クロノア「私に良い作戦がある」
メヘラ「・・・作戦?」
メヘラはその言葉に耳を傾ける
そしてクロノアは説明をした
クロノア「・・・まず、私の『探知』スキルだけどあっちはおそらくサーモグラフィー的なもので判別してると思う。体温的なので・・・だけど私のは違う。私のはモンスター族特有の生気・・・すなわちオーラで相手を探している。向こうはまだ私の『探知』が生気で判別すると思っていないだろうから、まだ追いつけるチャンスはある」
メヘラ「・・・!!!」
メヘラの目には希望が見え始める
クロノア「ここから北北東あたり・・・おそらく獣道を使って山を下りてると思うから・・・ここは開けた場所だから私の全力スピードで追いつけるはず・・・・・・!!私が前に行って追い詰めるから、メヘラちゃん達は後ろからそのまま追いかけて!!!」
フレイユ「わかりました!!今すぐ追いかけましょう!!!」
メヘラ「・・・」
メヘラはそのまま立ちすくむ
クロノアはそれに気づいて声をかけた
クロノア「どうした?」
メヘラ「・・・教えてほしい。貴方は何者なの?」
クロノア「・・・・・・」
クロノアは一瞬にして黙る
そしてこう答えた
クロノア「・・・私は、ただの堕天使だよ。もともとはブラック企業に勤めてた奴隷だったけど」
メヘラ「・・・?」
メヘラは一瞬何事かと思ったが、そう思った瞬間にはクロノアは消えてしまっていたのであった
クロノア「・・・おそらく、ここらへんだと思うけど・・・・・・」
クロノアはサラマンダー部長の生気を追って、飛んでいた
クロノア「・・・四の五の言ってられないから、旅館服はしまっちゃおっと」
クロノアはそう言うとスキル『収納』を使って旅館服をしまい、元々の服に着換えたのであった
『収納』スキルは例えるととてつもなく広い感じのクローゼットである
そこではなんでも収納出来て、物だけでなく。相手の放った技でさえも一時的に収納してカウンターをお見舞いすることが出来る。
すると・・・
クロノア「・・・いた!!!サラマンダー部長!!!」
クロノアがサラマンダー部長をとらえた
後ろにはクロノアの後をついていくようにフレイユとメヘラが走る
クロノア「よし・・・ここだ!!」
サラマンダー部長は保護色を使って完全に撒けると思っていた
だがそれは甘く見積もっていた上に誤算であった
なぜならば・・・彼女らから逃げることは到底不可能であるからだ。
アテナ・メヘラ その2
クロノア フレイユと同じ堕天使だがメンヘラ属性が強く構ってもらわなかったり自分がミスをしたりすると自分で自分を傷つける悪癖がある。
今は鳴りを潜めているがふとした時に再発する。