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不審な動き

第148話目です。


赤ちゃんの頃のクロノアはどこか愛くるしいビジュしてる。





部下1(スライム)「あ、魔王様とクロノア様が帰ってきたよ」




部下2(ゴーレム)「魔王様うっきうきで草」




部下3(狼)「クロノア様も楽しそうだ・・・こっからじゃよくわからんが」







魔王様とクロノアの帰りを待っていた部下たちは二人の姿を見ると快く歓迎の言葉を口にした





魔王「ただいま諸君」





クロノア「う~・・・」






部下3(狼)「あ、見えた。結構成長しているようだ」





部下4(オオトカゲ)「可愛いなぁ、でも大丈夫なのだろうか?」






魔王とクロノアがこれから自分たちの部屋に帰っているところで、部下たちはある心配事をしていた。



それらは二人には聞こえてはいなかった・・・





部下たちは魔王には聞こえない程度の小声での会議程度にあることを話しあう・・・






部下3(狼)「何に不安視している?幹部たちもいるんだからそこまで心配する必要はないだろう」




部下4(オオトカゲ)「それはそうだが、堕天使という種族は珍しいのだろう?確か世界で生まれた事例はそんなに多くない・・・だから、奴隷商の奴らや根の悪い勇者たちが狙いに来るだろう・・・・・・まぁここ最近は奴隷商に対しての扱いは日に日に厳しくなっているからな。いまだとかなりのリスクがあってメリットが薄い仕事として・・・そして人気が無いバイトとして・・・・・・世間からは冷たい目線を浴びているだろう。」




部下2(ゴーレム)「でも根絶されたわけではないだろう?かなりの少数はいるだろうな」




         「・・・もしかしたら、意外とそういうやつは近くにいたりしてな」






その時、部下たちの近くで何かが通った気配がした



それに気づいてその場にいた全員が振り返るも、そこには誰もいなかった・・・





スライムの部下がびくびくしながら少しだけ怒る・・・






部下1(スライム)「ちょ、ちょっと!?怖いこと言わないでくれ!!!こういうびっくり系は心臓に悪いというのに・・・」





部下3(狼)「お前の心臓はどこにあるというのだ?」





部下1(スライム)「と、とにかく・・・私は仕事が終わったんだから帰らせてもらうからな!!!」







そう言うとスライムの部下の一人は帰っていった



それを見てオオトカゲの一人が縁起でもないことを言い出した。






部下4(オオトカゲ)「・・・どう思う?あれ」





部下2(ゴーレム)「何がだ?」





部下4(オオトカゲ)「・・・最近本を読み漁ることを趣味としたんだ、そして知ったのだ。あぁやって強制的に話を切り上げて帰ろうとした奴は早死にした・・・・・・」




部下3(狼)「おいおい、縁起でもないことを言うな!!」







そう言いあっている部下たちの後ろでまたもや、何者かが様子を見ては引っ込んでその場を去っていった。




どうやらその何者かはこちらの様子を伺っているみたいだが今はまだ手は出さないようであった・・・





部下たちは今度はそれに気づかずにそれぞれの持ち場へと夜勤に備えるべく帰っていったのであった。







だがしかし、安全ではないのが一匹いた・・・





・・・






部下1(スライム)「はぁ・・・なんだか嫌な予感がするなぁ・・・・・・」





時刻は深夜・・・日付を跨いだあたりであり、スライムの部下は帰り支度をして夜の道を歩いていた



現在の歌舞伎町ではないので、日付を跨いだころには皆寝静まっていた。





あたりはしんと鎮まり帰り電気もついていない・・・






その時、スライムの部下の後ろに何者かが仁王立ちしていた。







部下1(スライム)「・・・!!!」





スライムが気づいた時には時すでに遅しであっという間に吸い込まれていった




わずかに意識はあるもののなすすべもなく取り込まれてしまう・・・






部下1(スライム)「だ、だれかたすけっ・・・」






ーーーーーーーグチョ!!!!






その何者かはさっきの狼の部下とは違い、敵対的な怖い顔をしており猫背で二足歩行のハイエナをそのまま二足歩行にしたような化け物が立っていた。





その化け物はにやりと笑うと魔王城に向かって行った・・・






「・・・少し、様子を見るか・・・・・・・」







(一方そのころ・・・魔王城では)






魔王「健やかに眠るんだぞ、我が娘よ・・・」





クロノア「・・・うん」





魔王「それじゃ、おやすみ」







彼女専用のベビーベッドでクロノアは眠りに落ちようとしていた



そして魔王様が部屋を立ち去った後、クロノアは涙こそを流さなかったものの久々に暖かい布団の上で寝れるんだと感動して涙を静かに流した。






クロノア(あぁ、久々の静かな布団だぁ・・・!!)





どうやらクロノアの前世の姿である青介は家に帰れることが圧倒的に少なく寝泊まりをしていた。



基本的には簡易的な固いソファの上だったため起きたころには体中が痛いという事が結構あった・・・





だがしかし寝れる場所は選べない。







クロノアはベビーベッドの上であるが温かい布団の上で寝れる事に感動した。






すると、窓の外に何かがいるのが見えた。






「・・・見つけた」






一見すると、ホラー映画のワンシーンにも見えるこの場所であったがクロノアはどういうわけか動じなかった




その瞬間・・・






クロノア「・・・眠いからあっち行って」






ブン!!!






「わぉん!?」






そのビーストみたいなやつはまだ幼子であるクロノアの強風によって吹き飛ばされてしまった。





ビーストは瞬く間に見えなくなってしまうのであった。






部下たち





皆魔王様の事を慕っており、そんな魔王様の元で働くため数々の試験を通り抜けた。


戦闘分野 炊事係 事務作業などと言った感じでそれぞれの得意分野が分けられている・・・




戦闘力に関してはここが一番格差が激しい。


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