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転生病みサラリーマンはTSして魔王に一目惚れして無双する  作者: チーズケーキうさぎ
ブラック・エクスプレス・シティからの脱出編
137/149

希望と絶望

第137話目です。


最近、新しい物語書こうかなと思っています。

(ハクビが住む廃病院・・・)





ある病室では、メヘラは入院・・・クロノアはハクビの勧めによって別の部屋に案内されていた・・・



その部屋とは今は使われていない診察室・・・そこではハクビがクロノアのお腹に向かって何やら呪文みたいなのを唱えており、呪術みたいなのをクロノアの下腹部にあてた。





ハクビ「はっ!!!」





クロノア「・・・痛くはないな」






ハクビ「・・・よし、これでひとまずは終わりじゃ。この呪いは愛する人以外にできた子供を産めなくすると言った呪いが込められておる・・・あの時、お前は媚薬を吸って襲われたと聞いたらしいじゃないか?」





クロノア「・・・はぁ、わざわざ中絶させてしまい申し訳ないです・・・」





ハクビ「まぁ予期せぬ妊娠で中絶もやむを得ないというパターンは少なくないからの、お前さんの場合は無理やり襲われたんだからまぁ分からんでもない。愛する人以外の間で生まれた子自体には罪はないが、かといって愛する自身はないと言ったケースは少なくないからの。理由としてはありきたりな物じゃ」





クロノア「・・・」






クロノアはそれを聞いて複雑な思いとなった




シルバリーのスキル『超成長』を受けなかったのはマジで不幸中の幸いともいえることだろう・・・





もし受けていたらと考えるとクロノアの顔は青ざめる・・・






ハクビ「・・・どうかしたのか?」





クロノア「・・・い、いえ何も。それより私はバルファルク王国に帰りたいんですけど・・・」





クロノアはそう提案するが、途端に誰かがその提案を却下した。





それは先ほど地下の方で遭遇した、フレイユの妹ことソレイユであった・・・






ソレイユ「ちょっとまって!!・・・その・・・・・・本当にフレイユお姉ちゃんは・・・死んだって解釈で・・・・・・いいよね?」(涙目)





クロノア「・・・」






ハクビ「・・・余り何度も言わせるな、フレイユは出産の反動で死んだんだ・・・もう彼女は戻ってくることは無い」






ソレイユ「・・・そんな、折角・・・お姉ちゃんに会えたというのに・・・・・・」ぽろぽろ






ソレイユは目に大粒の涙を流す・・・



だがしかし彼女は理解している・・・そう、涙を流したところでフレイユが生き返るわけないということを・・・・・・





フレイユはそう思っていると、ハクビは何かを持ってきた。







ハクビ「・・・これを抱いてやってくれんか?」





ソレイユ「それって・・・フレイユお姉ちゃんの子供?」





ハクビ「そうじゃ、赤ちゃんは繊細だからの、丁重に扱うんじゃ」






フレイユの赤ちゃん「・・・zzZ」






ハクビが連れてきたのはフレイユの赤ちゃんであった。




そしてハクビがフレイユの赤ちゃんを妹であるソレイユの元に連れて行くと、ソレイユは赤ちゃんを抱っこした・・・






そして彼女はフレイユの赤ちゃんを高く持ち上げるとまたもや大粒の涙を流した・・・






ソレイユ「・・・」ぽろぽろ






フレイユの赤ちゃん「・・・」(ソレイユに気が付いて起きる)





ソレイユ「・・・!!ご、ごめんね!?起こして・・・」





フレイユの赤ちゃん「きゃっきゃっ♪」





ソレイユ「!!!」





ソレイユは思わず抱きしめた




赤ちゃんの方は状況が読み込めずフリーズしたが、ソレイユにしてみればこの子のおかげで救われたような感じがしていた・・・






ソレイユ「・・・私、決めました。この子を育てます・・・」





クロノア「決断が早いなぁ・・・もうちょっとタメるのかと思ってたのに」





ハクビ「まぁ、感極まってるだろうしこんなものさ・・・」






二人・・・主にクロノアは状況をよく理解できてないが、まぁいいかと不思議に思ってしまった。




するとそこに意外なゲストがやってきたのであった・・・






魔王(影人形)「・・・よぉ、クロノア・・・久しぶりだな?」





クロノア「ま、魔王様!!?」





その意外なゲストに空気はざわめくのであった・・・







(一方そのころ・・・魔王城)





魔王(影人形2)「この愚か者が!!!他の国の不祥事を勝手に暴こうとするなど・・・おまけに私になんの相談もなくブラック・エクスプレス・シティに向かわせるとは何事だ!!!!」




        「結果的になんとかマシな方で終わったがこればかりは擁護できないぞ!!!」






ヒョウガ「す、すいません・・・」






勝手な行動+殉職者を出させたことでヒョウガは完全に魔王(影人形2)に怒られてしまっていた。



これにはヒョウガも言い返すことができない・・・





ヒョウガ「・・・か、勝手なことをしてしまい申し訳なく思っています・・・・・・い、一応はメヘラの報告であの『オーダー・ファミリア』を潰したという情報を耳にしたので、これで魔王様も喜びになるだろうと・・・」





魔王(影人形2)「あぁ?そう言う話じゃねぇんだよ?俺の今の感情・・・どうなっているかわかるだろう?確かに問題児な『オーダー・ファミリア』を潰してくれたことには感謝しよう・・・だがな?お前がもっと用意周到に物事を進めてくれればフレイユは死なずに済んだというのに・・・これはお前の責任だ。」





ヒョウガ「ま、魔王様・・・」





冷や汗をだらだらとかくヒョウガ・・・そして魔王はある判断を下した。





魔王(影人形2)「・・・っち!!もういい。話にならん・・・!!!!お前を本日をもって魔王軍をクビとしてバルファルク王国を永久に追放する!!!!!二度と来るでない・・・さっさと荷物をまとめて消えるんだな」





魔王(影人形2)が下した判決は追放処分




これらの処分は元幹部であるヒョウガからしてみれば死よりも絶望な事であった。




ソレイユ・ザ・ケプラー





生き別れのフレイユの妹



立ち位置的には次女だがギャンブル狂いの母親によって奴隷船に詰め込まれてしまい売られてしまった。




そして流れていく間に『オーダー・ファミリア』に飼われた・・・あの落盤から奇跡的に生き残れた奇跡の生還者・・・



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