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転生病みサラリーマンはTSして魔王に一目惚れして無双する  作者: チーズケーキうさぎ
ブラック・エクスプレス・シティからの脱出編
136/150

各国の反応と魔王の怒り。

第136話目です。


皆んなはあまり勝手な行動をするのはやめようね?





ブラック・エクスプレス・シティ・・・



その大都会は静かな朝を迎えていた、昨日の喧騒がまるで嘘のように・・・




そして大企業・・・いやブラック企業事『オーダー・ファミリア』はいつしか地盤ごとごっそりとなくなってしまっていた。





勿論、このようなことが起きてしまっていてはメディアたちも大いに騒ぎ出す・・・






『オーダー・ファミリア』がなくなったっていうのもそうだが、不祥事も明らかとなってしまい、今では世間からの目は完全に冷たいものとなってしまっていた。




そしてその不祥事もなにもかもが他国にまで知れ渡る事態となっていた。







(ある国・・・)





「号外ーーーー!!!号外ーーーー!!!!!」






「おいおい、あの有名企業・・・『オーダー・ファミリア』が謎の地盤沈下によって建物ごとごっそり消えたって?」




「あぁ、そうらしいぜ。しかも後の調査で判明したことだが地下に違法とされている奴隷を飼っていたらしいぜ?しかも、部下たちも無理やり催眠とかにかけて洗脳して逆らえなくしてたらしいぞ?おまけに女を無理やりひっとらえては手籠めにしてたらしいぜ?信じられない話だよな~」




「お前の息子さん、就職先探してたんだろう?それで『オーダー・ファミリア』に入りたいだとか言ってなかったか?」





「あぁ・・・そう言ってたな。だけどこんな体たらくじゃ再建するどころか再結成するのも無理な話だよな。息子さんに言っといた方がいいかもしれんぞ?もっとマシな就職先を探せと・・・」





「・・・お前に言われなくても、そう強く言うつもりだ。息子には悪いが・・・いい会社に働いてもらいたいのでね・・・・・・」







・・・




そして、そう言った報道は出張中の魔王の耳にも届く・・・




勿論、フレイユが死んだという情報も・・・メヘラが出産したという情報も・・・・・・




クロノアも手籠めにされたという事もだ・・・






魔王「・・・何?そんなことが・・・」




部下「えぇ、フレイユ様の件については残念ですが・・・」




魔王「・・・よくも、私の部下を手籠めにしてくれたものだ。そして・・・クロノアまでもが・・・・・・」





魔王は手をぐぐぐと強く握る



どうやら強い怒りをあらわにしているらしい・・・





部下「・・・はい、魔王様。クロノア様についてですが・・・ハクビと名乗る協力者から聞いています。なんでも、クロノア様の方は何とか能力を使い手籠めにする前の姿に戻ることに成功したと・・・」




  「これにより、クロノア様は何とか処女膜が治り・・・大分安定していると。ですが・・・」





魔王「・・・もういい、それ以上言うな。とりあえずクロノアだけでも治って良かった。だがそれ以前の話がある・・・」





部下「・・・と、言いますと?」





魔王は重い腰を上げる・・・



どうやら、あることに疑問を持っていたらしい。





魔王「・・・アイツら3人が理由も無しにあのブラック・エクスプレス・シティに行くとは考えづらい・・・何かしら理由があるはずだ。」





すると部下がこう説明した





部下「・・・それなのですが魔王様・・・ある一つの情報が魔王城の警備員によって通達されまして・・・」





魔王「言ってみろ・・・」





部下「はい・・・それが、元幹部のヒョウガ様の命令・・・あの『オーダー・ファミリア』には怪しい黒い噂が絶えないということで行ってこいと命令したとのことで・・・クロノア様は『オーダー・ファミリア』の雇われ部下によって連れてこられたと・・・」





魔王「・・・あぁ???」(ガチギレ一歩寸前)







魔王はそれをきいて額に青筋を立てた




クロノアの方は今は物理的にも社会的にもつぶれた『オーダー・ファミリア』によって誘拐されたのまでは分かる。彼女は強く目を付ける輩はそう多くは無いからだろう。




だがしかし問題はメヘラとフレイユを勝手にブラック・エクスプレス・シティに派遣させたヒョウガであった・・・




他国の不祥事は他国の不祥事・・・そっちで勝手にやっていろと言うのが魔王様の根底であり、勝手に部下たちを派遣するというのは度し難い話なのである・・・





どうしても派遣したいというのであれば事前に魔王様に許可を取る必要があり、それらは幹部たちも知っている話であった。





だがしかし、ヒョウガは気を急かしすぎた。





元居た立場に戻りたいのであればじっくりやった方が安全だというのに、このヒョウガはお頭がそんなに良くないからなのか・・・あるいは焦りからなのか・・・・・・わざわざデメリットでしかない道を進んだのだ。






これには魔王様は激おこプンプン丸である。






魔王「・・・あいつ、一度は挽回のチャンスを与えたというのに、勝手な真似事をしやがって・・・!!!そう先走る奴が足元をすくわれると習わなかったのか!!!」





部下「・・・どうしますか?魔王様・・・クロノアたちは今ハクビと名乗る協力者の元で療養しているとききますが・・・」




魔王「問題ない」







すると魔王様はクロノアと同じように分身をしたのであった。




魔王様は『影人形シャドウ・コピーズ』を2体作り、命令を下す・・・






魔王「・・・よし、私はここを離れるわけにはいかないからな。お前は『ブラック・エクスプレス・シティ』にいるであろう、クロノアたちと合流しろ。流石に正門から入れよ?じゃないとバレたらめんどくさいからな」




  「もう一人の方はバルファルク王国の魔王城に戻り、ヒョウガを呼び出すんだ。あいつはまだ城にいるはずだ。」




魔王『影人形シャドウ・コピーズ』「「了解」」







そういうと『影人形シャドウ・コピーズ』の魔王はそれぞれの目的のために別行動を開始した。






それを見て、部下は今はバルファルク王国にいるであろうヒョウガに対して内心呆れ果てていた。





部下(あーあ・・・ヒョウガ様終わったな。私、しーらないっと・・・)






一方のバルファルク王国・・・





鎧のモンスター族「・・・ヒョウガ様、いいお知らせと悪いお知らせがあります。」




ヒョウガ「なんだ・・・今こっちは忙しい・・・・・・」




鎧のモンスター族「いいお知らせはメヘラ様曰く、『オーダー・ファミリア』の不祥事が明るみになりつぶしたとのこと・・・」




ヒョウガ「お、やはり俺の読みは正しかった・・・で、悪いニュースは?」





鎧のモンスター族「・・・フレイユ様は殉職、メヘラ様も精神病院に搬送されるほどの重傷を負いまして・・・そしてその件が魔王様の耳に届き、今こちらに向かっていると・・・」





ヒョウガ「・・・え???」





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