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転生病みサラリーマンはTSして魔王に一目惚れして無双する  作者: チーズケーキうさぎ
ブラック・エクスプレス・シティからの脱出編
133/151

手遅れ

第133話目です。


ちょっとこの章、ハッピーエンドでは終わらなさそうかも?


クロノアはただ困惑していた




それは自分の仲間が敵に孕まされた挙句に『超成長』と言う技によって強制的に出産直前の体になってしまっていた。




今いるチームは自分を含め、クロノア フレイユの3名だがそのうちのメヘラとフレイユが『超成長』の餌食となってしまい、戦えない状態となってしまった。





こうなってしまえばクロノアは出産に立ち会いながら、シルバリーを相手しないといけないという一見すればかなりのハードモード・・・下手すれば無理ゲーレベルであった・・・・・・




だがしかし、クロノアには秘策があった。





ーーーーッス






シルバリー「・・・」





クロノアは手を合わせると体が一気に三人に増えた。




影人形シャドー・コピーズ






クロノア「・・・私は目の前にいるシルバリーを相手する。他2人はメヘラとフレイユをお願い」





クロノア(影人形1&2)「「分かった」」






そうしてクロノアの『影人形シャドー・コピーズ』2体がフレイユとメヘラをサポートするべくその二人の向かった・・・




シルバリー「・・・ごふっ・・・以外にも器用なんだな?お前は・・・」





クロノア「ふん、それはどうも・・・最初からこれを使ってたら結末は変わっていたのかもしれない・・・」





    「まぁしばらく使っていなかったから、少し鈍っただけかもしれないけども・・・これで戦いに集中できる・・・」





シルバリー「・・・図に乗るなよ、阿婆擦れが」






そういうとシルバリーは全部のオーラを体中に纏わせる・・・



そして浮かび上がるとそれがだんだんと巨大な人型へと姿を変えて言っていた。






クロノア「・・・なるほど、奥の手というわけだ」





シルバリー「この手を使う事になろうとはな・・・名を『聖なる巨人ビッグマン』と名付けようか」






『聖なる巨人ビッグマン』・・・




シルバリーの体がまるで大型の全長100メートルクラスの巨人に包まれるようにして生成されると、クロノアを見下すように睨みつけた。





だがしかし・・・






シルバリー「・・・ごふっ!!!」






シルバリーの口からは血が出てきた




どうやらこれらはあまり長く持たないらしい。





シルバリー「・・・さぁ、短期決戦と行こうか!!!」





クロノア「・・・寿命が縮むような真似事を」






シルバリー「ウルサイ!!死ね!!!!青二才!!!!!!」






シルバリーはそう言うと『聖なる巨人ビッグマン』を動かした。



それは大きな腕を振り下ろしアームハンマーをした・・・






ドォォ――――ン!!!!





だがしかしアームハンマーがクロノアに当たることは無く地面にクレーターが出来るだけであった。





クロノア「甘い!!!」





圧縮嵐コンパクト・ストーム






ーーーードォン!!!






シルバリー「・・・舐めやがって!!!これでも喰らえ!!!!」






致命死極声デッドリー・ハイパー・ボイス






クロノア「・・・ぐ!!!」





シルバリーの『致命死極声デッドリー・ハイパー・ボイス』を食らってしまい、怯んでしまった。




その隙にシルバリーはクロノアを掴むと下にたたきつける・・・






シルバリー「死ね!!!くたばれ!!!!!孕み袋が!!!!!!」






ーーーーードドドドドドドド!!!!!!!





シルバリーはクロノアを叩きつけるとそのままラッシュするかのように連続で殴り続けた・・・







・・・




一方そのころ、今にも出産しそうなメヘラとフレイユ・・・




そのうちのメヘラはフレイユよりも長く触れてしまったことでフレイユよりも早く出産することとなってしまった・・・




メヘラの足元には生まれたばかりの赤ちゃんが鳴き声を上げている・・・



そしてそれをクロノア(影人形)が支える。





メヘラの赤ちゃん「おぎゃあーーー・・・おぎゃぁーーーー・・・・・・!!」





メヘラ「・・・はぁ、はぁ・・・・・・もう、最悪よ・・・なんで、よりにもよって他の男に抱かれてこんな目に・・・」




クロノア(影人形)「・・・」



メヘラは大量に涙を流す・・・



一応は赤ちゃんを抱っこするがメヘラの精神は疲弊していたのだ。





そこにある人物が現れる・・・





ハクビ「・・・遅かったか」





メヘラ「遅すぎ・・・なのよ。」







そう、フレイユとメヘラをあの時匿ってくれたハクビであった。




そのハクビは出産してしまったメヘラを見て顔を曇らせる・・・






ハクビ「・・・すまぬの、妾はこの子をどうにかする権利はない・・・」






メヘラ「・・・もう、遅すぎたことなのよ。私はこれからどうすれば・・・」




ハクビ「・・・」







その時、隣にいたフレイユが大声をあげた。







フレイユ「あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!!!」







ハクビ「!!!」



クロノア(影人形)「しっかり!!」






その叫び声を聞いて、ハクビはフレイユの元に駆け寄った




こっちはまだ出産できてないので、病院でやった奴のようにすればまだ何とかはなるかもしれない・・・





ハクビ「大丈夫か!!!今ならまだ間に合う・・・!!!とりあえず先に『超退化』を・・・」





ハクビもこう見えて『超退化』を使える一人に過ぎなかったのだ・・・



そして『超退化』を使おうとした・・・その時であった。







フレイユ「・・・待って、止まって」




ハクビ「・・・え?」





フレイユ「ごめん・・・なさい・・・・・・貴方は・・・出産の補助をして・・・・・・私・・・・・・産む・・・から・・・・・・・・」







ハクビ「・・・」







フレイユは自ら子供を産むことを決心した。




そう、それは身勝手で愚かな母親に対しての・・・精一杯の反抗ともいえるものであった・・・・・・






フレイユのちょっとした補足




実はフレイユには下の弟妹が何人かはいたが、ギャンブル中毒の母親によって人身売買に出されたり、それする価値もない子供に対しては虐待などをして殺していました。そうしていくうちに今現在生き残ったのが長女であるフレイユ・・・ただ一人だけでした。



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