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転生病みサラリーマンはTSして魔王に一目惚れして無双する  作者: チーズケーキうさぎ
ブラック・エクスプレス・シティからの脱出編
127/148

異幕 メヘラの過去

第127話目です。


フレイユとメヘラの過去もこの章でやらせときます。

(フレイユはもうやった)



本編開始から数年ほど前の事・・・





「お前、重すぎ」




メヘラ「・・・体重が?」





「ちげーわ、愛情がだよ。ってかお前自覚ねーの???コレ・・・俺だけではなく周りの奴等もお前のこと重すぎだとか言ってんだぞ?」




「※連絡石が夜寝ている時さぁ、めっちゃなってんだよ。寝てるというのにさぁ・・・おまけに俺の母親とかにもいかくするのやめてくれない?はっきり言ってめーわくなんだよ」





※連絡を取ることができるペンダントのような石で現代で言うところのスマホ。






「じゃーな、お前とはもうお別れだ。」





メヘラ「待って!!悪いところ・・・全部治すから・・・・・・」






「うるせぇ!!!」





バルファルク王国のある街かどの一角では一人の堕天使とモンスター族の一人である牛の大柄の男であった。



その堕天使は・・・メヘラであった。





どうやらメヘラは過去に何人も男と交際していたようだが、愛情が重いだとかメンヘラでめんどくさいというところから一月も経たぬうちに分かれてしまうといったパターンが珍しくもなかった。





そしてそれを見た他の住民方もそんなメヘラを見て呆れるような眼差しをしていた。





この住人たちはメヘラの事を知っている人たちで多かったがどれもこれも碌な思い出では無かったのだ・・・






「また、メヘラちゃん降られてるよ」




「顔とスタイルは一級品なんだけどねぇ・・・性格さえ直せば何とかなるんだよねぇ・・・・・・」




「まぁ男どもに振られるのも納得だはな・・・」





メヘラ「・・・なんだ皆私を見てくれないんだろう・・・・・・私、尽くすタイプだとは思うんだけどなぁ・・・・・・」




   「堕天使族は美しくもありかっこよくもあるのに・・・」







そうバレバレな欠点を気づかぬふりしているのかは不明だがメヘラはショックでへこんでしまう・・・



するとそこに仲間であるモブ堕天使もやってくる・・・





なおモブ堕天使は雄である。





「アテナ・メヘラ・・・お前、また降られてんのかよ・・・これで一月で5回目ぐらいだぞ?魅力的なのは容姿だけってか、なんとも恥知らずな・・・」





メヘラ「ウルサイ!!!私はこの体を使って中年のおっさんと付き合ったことあるの!!!お金渡されたらそそくさと逃げたけど!!!」





「それ普通にパパ活じゃねぇか」





メヘラ「うぅ・・・」





メヘラは至極ごもっともな事を言われてしまい更にへこんでしまった、アテナ・メヘラ・・・・・・




だがそんな彼女に更に追い打ちをかける・・・






「・・・っていうかお前、仕事とかして言うるのか?最近は共働きが主流の時代だぞ?まさかニートではあるまいし・・・」





メヘラ「・・・」





「は?お前もしかしてバイトとかもしてないのか?やばすぎだろ・・・」





メヘラ「」





そう、メヘラは働いたことがない無職であった。




この異世界でも現代よろしく働かないと、きつい目で見られるのは共通認識だったようでメヘラもそのうちの例外では無かったようだ。





だからなのか近所の人たちもメヘラの事はあまり良くないと言った評価で見ていたのだ。






でもメヘラにはお金があった・・・何故なら






「・・・ニートなのに、生きるのに苦労していないってことはヒモなんだろう?様々な家を転々として・・・」





そうメヘラは当時ニートでありながら様々な男の家に上がり込んで寄生すると言った感じで住み着いていた。


だがしかし、もし仮に上がり込んだとしてもそれ相応の対価は払うことになる・・・





そこでメヘラは身体だけが取り柄なのを利用して様々な奉仕をした。






勿論肉体的な意味でだ。






メヘラ「・・・っち!!分かってないくせに痛いところをぺらぺらと・・・!!!」





「言っておくがここまで言われるのは単純に自業自得だからな?」





メヘラ「はぁ!?なんでそこまで言われなきゃいけないのよ!!!」





「どうせ、この感じだと友達すらもいなかったんだろうな」






メヘラ「はぁ、やだやだ・・・※リスカしよ」




※リストカットのこと。主に自らの腕を刃物で傷つけることをさす。





「・・・まぁ自分の人生は自分の人生だ。tぽくにお前には他人に指図される筋合いはないだろうな。まぁこれだけは勧めといてやるよ」





そういうとモブ堕天使はあるチラシをメヘラに渡した




それを不服そうに受け取るメヘラであったが、これが彼女にとっての転換期である・・・・・・





メヘラ「・・・『魔王軍募集』?」





「そうだよ、お前戦闘は案外得意だったと聞くけどそこに入ったらどうだ?魔王様はお前を歓迎すると思うぜ?」





メヘラ「・・・」






「もうこんな時間か・・・じゃーな、俺はお前と違って忙しいんだ」






モブ堕天使はそう吐き捨てて飛び立つ



メヘラはそんなモブ堕天使に興味を示さなかったが手元にある募集のチラシには興味を持っていた。






メヘラ「・・・募集か。まぁこのままめんどくさい事言われるよりいいか。覗いてみよう」






メヘラはそう言うと歩を進めた




そう、魔王様がいる魔王城に・・・








部下「魔王様!!募集生の中に堕天使がいます。堕天使族が現れるのは凡そ125年ぶりになるかと・・・」





魔王「・・・そうか、とりあえずそいつを引き続き監視しろ。堕天使族は秘めたパワーを持っているからな」





部下「分かりました!!」



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