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転生病みサラリーマンはTSして魔王に一目惚れして無双する  作者: チーズケーキうさぎ
ブラック・エクスプレス・シティからの脱出編
111/148

現れたハクビシン

第111話です。


新キャラ出さないとなんか違うなぁと思います。



フレイユ「・・・あーーー・・・なんか徐々に記憶が舞い戻ったような気がする・・・・・・う”ぉ”え”」(唐突の吐き気)





メヘラ「・・・ここで吐かないでよ、気持ち悪い・・・」





フレイユ「よ、良くそんなこと言えますよね!?・・・ってか多分だけどお互い処女失っている可能性は・・・」






メヘラ「・・・お”ぉ”え”ぇ”」(唐突の吐き気)





フレイユ「貴方もか・・・」






何かを察したフレイユとメヘラはその場では吐かなかったものの吐き気を生じていた



フレイユとメヘラ曰く催眠に陥ってからの記憶は完全には無かったがこの後のことを察するに思い出さない方が吉だろうと考えてこれ以上は思い出さないことにした。





まぁ受精してるかどうかなんて全然わかるわけもないのでどっちみちは分からないという話は大きいが・・・






だがしかし、彼女たちは存外たくましかった。







フレイユ「・・・まぁとりあえず話は変えるけど・・・・・・ここは病院であるわけよね?どうしてここにいて眠っていたのかは正直不明だけど・・・」




    「・・・あ、腕・・・・・・・」






フレイユは自分の片腕が切断されていることに気が付いた。






一般的な感覚であればパニックになって泣きわめいたりしそうなものなのだがフレイユとメヘラはそうではなかったらしい・・・






何故なら・・・・・・






フレイユ「・・・よし、『炎復』(ファイアー・ヒール)!!」





ごうごう・・・





メヘラ「うぉ・・・」






一瞬のうちにフレイユの切断された腕は断面を火元に緑色と黄色い炎を出す・・・



しかし、その炎はどこか不思議とアロマとミントみたいな香りが漂っていて、一瞬のうちにリラックスする・・・





メヘラ(いい匂い・・・)






すると







ぼぅ!!!







メヘラ「!?!?」






フレイユ「・・・ふぅ、回復完了っと・・・・・・」






炎が完全に消えるとフレイユの片腕はまるで何事も無かったかのように生えていた



この『炎復』(ファイアー・ヒール)というものは回復する効果をもつフレイユの専用技で使えば例え見方がどれだけのダメージを負ったとしても一分も経たないうちに回復させるといった浄化を得意としている・・・







フレイユ「・・・ほら、メヘラも焼いて治すから一回下りて?」






メヘラ「もうちょっといい言い方あったんじゃないかなとは思うけど・・・まぁいいか。少しあれだけど、ちゃちゃっとやって」






フレイユ「はいは~い・・・」





そういうとフレイユも自分がやった時と同様に『炎復』をメヘラに今度は切断された左足にかざすと、こちらも同様に左足が徐々に治っていったのであった






断面には悪化を防ぐために包帯が巻かれていたが、突如生えてきてからそれらは破られる結果となった。






フレイユ「・・・よし、生えたね?でも、クロノアちゃんはどこ行ったんだろう?あの時、記憶が曖昧ながらもクロノアちゃんを見た気がするんだけどね?」






メヘラ「・・・分からないわよ、っていうかこれ魔王様に知られたらどうなるのやら・・・・・・」






フレイユ「・・・また、罰を受ける羽目になるのかしらね」





メヘラ「・・・・・・」






フレイユとメヘラはそう悲観的になっていると病室に誰かが入ってきたのであった。




それは白い狐のしっぽを生やしたあきらかフレイユやメヘラよりもスタイルのいい巫女服を着た女だった・・・






「・・・ほぅ、おぬしら目覚めたようじゃな?・・・っていうか無い方の足と腕が治っている?どういうことじゃ?」







メヘラ「・・・何よ?あんたは誰だっていうの?」






突然の訪問客にメヘラとフレイユは困惑する




だが次の一言で二人は更に困惑することになるだろう・・・






「なぁに、安心せい・・・少なくとも妾は敵ではない。のう?フレイユ・ザ・ケプラーにアテナ・メヘラ?」






メヘラ「!!?」




フレイユ「・・・何で私達の名前を知っている?」






このハクビシンのような狐娘はどうやらフレイユとメヘラの事を知っているようで、このことについて彼女たちは更に混乱した




少なくとも自分たちは赤の他人で初対面なはず・・・それなのに何故、名前を知っている?





このことに二人は警戒心をさらに強めたが狐娘はどこか落ち着いてる様子で二人に説明をしたのであった・・・






「落ち着くんじゃ、お主らを一方的に知っているだけじゃ、あの旅館での出来事とかでな・・・」






フレイユ「・・・あ」




メヘラ「・・・」






どうやら旅館で一時的に働いてるときにニュースとなってそれで知ったようであった。




フレイユとメヘラはそのことが分かり少しだけ安堵すると、改めて聞くこととなった・・・






フレイユ「・・・それで、貴方は何者なの?」






「申し遅れてすまぬな、妾の名はハクビ・・・ここの廃病院に住まう、ただの物好きな狐娘じゃ」





ハクビ その1


廃病院に住む妖狐の擬人化で巫女服を着ている。


かつては病院のある祠に住んでいたが廃墟になってからと言うものを客足は遠のき信仰心が足らなくなり関係者に不満を持つようになった。


キセルを吹いていたところをフレイユとメヘラを見つけて廃病院に保護している。

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