堕ちる経緯 その3(メヘラside)
第109話です。
こっからはメヘラちゃんサイドです。
(メヘラside・・・)
メヘラ『さて・・・フレイユと別れて私は繁華街に赴いたというわけなんだが・・・・・・こんなところで情報は見つかるっていうのかしら?』
オフィス街で情報を集めることとなったフレイユに変わって絵繁華街にいって情報を集めることとなったアテナ・メヘラ・・・
その繁華街はクロノアが赴いた繁華街と同じ場所でやはりあのフレイユが引き起こした災害に比べれば、今は大したことは起きていなかったので現状平和と言えるものであった・・・
そんななか、メヘラはどうするか・・・
メヘラ『・・・とりあえずここはあんまり知らないしちょっと歩いてみようか・・・・・・』
メヘラはとりあえず繁華街のことはわからなかったためひとまず歩くことにした。
メヘラ『・・・・・・』
メヘラは特に何のリアクションも起こさずに歩いた・・・そう、何も起こさずに・・・・・・
例えばナンパ男にやっかわれたとしても・・・
ナンパ男『へいへい、そこのお姉ちゃん~~~?俗にいうメンヘラってやつ?腕に包帯なんか巻いたりしてさぁ・・・』
メヘラ『・・・』(無視)
メヘラは無視してすたすたと歩きこむ・・・
だがナンパ男のしつこい誘い文句は止まらない・・・・・・
ナンパ男『・・・ねぇねぇ?なぁに?無視?ちょっと悲しいんだけどぉ~~~???』
メヘラ『・・・』イラァ
ナンパ男『どこから来たわけ?ホテルに付き添ってくれるだけで良いからさぁ~?』
ーーーードゴォ!!!!
メヘラはイライラしたのか途端に肘討ちをかましたのであった。
肘は男の懐に打ち込まれる・・・
ナンパ男『ごほっ・・・!!?がはっ・・・!!?』
メヘラ『・・・なんだろう?何で私が出会う男の大半ぐらいはこのようにして欲深い奴らが多いんだろうね?』
ナンパ男『て、てめぇ・・・!!!』
ナンパ男は逆切れしてしまい突っかかりそうになるが途端に股間に激痛が走る・・・
ーーーーゴンッ!!!
ナンパ男『ぐおぉあ!?』
そう、メヘラがナンパ男の股間を蹴り上げたのだ
男は余りの激しい痛みに口からカニのように泡を吹き出してしまい悶絶してしまうのであった・・・
メヘラ『・・・ってやば、余り迷惑をかけるとその国の警察にマークされるかもしれないって話だったか・・・早くこの場から立ち去らないと・・・』
メヘラはそう言うとその場から退却したのであった・・・
ナンパ男はと言うとそんなメヘラを強い眼差しで睨んでいたのだった・・・・・・
ナンパ男『ぐぬるるるる・・・!!!こんのクソ女がぁ・・・!!!!』
メヘラ「・・・はぁ、なんかメンドクサイことになったなぁ・・・・・・』
メヘラはと言うと路地裏に逃げ込んでいた・・・
なんとかナンパ男から逃げたメヘラ・・・ここで殺しても良かったわけだが、今回のメインはあくまで潜入調査だ。
余計なことをすして下手に難易度をあげても何も良いことはないのだ。
メヘラは何とかしてそこら辺の区別はわきまえていた・・・
全ては魔王様の為に・・・
メヘラ『さてと・・・路地裏ということもあってか、人はいないわけだけども・・・・・・『探知』!!』
メヘラは周りに人がいないことを理解すると『探知』を使うことにした。
すると小さい反応が少し出るぐらいで特にめぼしいものは無かった・・・
精々反応したとしてもこちらにはあまり敵意が無いようなモブNPCみたいな奴であった・・・・・・
メヘラ『・・・この反応は孤児ぐらいでしょうね?まぁ・・・こっちに敵意が無ければ別にいいんだけど・・・・・・』
メヘラはそう言うと辺りを散策した・・・
すると・・・怪しそうな穴を発見した。
場所的に言えばマンホールの蓋していないバージョンでこんなところを誰かが歩けば不意とかで落ちてしまいそうな場所であった・・・・
そんな穴をメヘラが発見したのであった。
メヘラ『・・・お、怪しそうな大穴はっけーん・・・それじゃ、早速入らせてもらおうか・・・』
メヘラはそういうと、その穴に入ろうとした。
だがその時であった。
『・・・ねぇ?そこで何してるの?』
メヘラ『・・・うっわ』
メヘラの後ろで何者かが声をかけた。
メヘラはその声の主の方へと振り向くと、身長が120ぐらいの小太りな汚らしい男の子がいた・・・
そのガキはメヘラの事をじーっと見る・・・
メヘラ『はぁ・・・何?こっちは別に貴方に用は・・・』
『ふーん・・・お姉さん・・・・・・僕ね、家に帰っても暇なんだ。
だからさぁ・・・ちょっと遊んでくれる?』にちゃあぁ
メヘラ(うわぁ・・・何あのガキ、きっしょ・・・)
メヘラは初めてか否か心底、この少年に激しい嫌悪感を覚えたのであった。
ある男の子
極貧家庭に生まれたクソガキ。
小太りで不潔で汚らしい体をしており性欲に関しては大人顔負け以上にあるらしい。
家で暇していたから散歩していたところメヘラと遭遇した。