堕ちた経緯 その1
第107話です。
ここからはフレイユ メヘラがメインとなります。
あれから翌日の事・・・
フレイユが発生させた溶岩は瞬く間に引き黒曜石塗れとなってしまっていた。
無論こんな有様なので繁華街を立て直すことは土台無理ゲーであり、そこで済んでいた人々は別の地区へと移住させられることを強いられる結果となった。
専門家によるとこれら(黒曜石)を完全除去するには少なく見積もっても、5~10年はかかると思われるとのことらしい・・・
またその際に発生したとされるガスも除去するには結構な年数を用いることが後の調査で分かった・・・
警察の方も調査するべく派遣はされたが、これらは『オーダー・ファミリア』の手によって隠蔽される結果となった。
自分のもつシマだからか・・・あるいは・・・・・・・
そう憶測・陰謀が立てられていく中・・・ある病院では二人の少女が入院していた。
一人はフレイユ・ザ・ケプラー・・・
二人目はアテナ・メヘラであった・・・
その二人はベッドで眠っており、入院生活を送っていた・・・そして、先に目が覚めたのはフレイユの方であった。
フレイユ「・・・・・・・う、う~~~ん・・・?ここは?」
フレイユが目を覚まして起き上がる。
隣には自分と同じくメヘラが眠っていることが分かる・・・
一応は催眠は解けているので、フレイユは思考が正常より・・・いわば魔王様に仕えている時と同じになっていた。
すると・・・
メヘラ「う、う~~~ん・・・?」
フレイユ「あ、メヘラちゃん・・・何とか無事のようだね!!」
メヘラ「・・・無事?」
メヘラはそう言われ自分の体を見た
入院するときの服を着ており頭と腕にはガーゼやら包帯が巻かれている・・・
更には左腕に違和感をおぼえていたため見てみると切断されていることが分かった。
メヘラ「な、なんなの・・・!?これは・・・!?」
フレイユ「わ、私もよくわかっていない・・・」
「とりあえず、状況を整理しようか・・・」
フレイユは状況を整理した。
・・・
フレイユ『ブラック・エクスプレス・シティですか?』
ヒョウガ『あぁ、そうだ。これに怪しい取引をしているという話があってな・・・それを調査してほしい』
フレイユ『・・・本当にそんなのが取引されてるんですかね?』
メヘラ『・・・悪いけど私はパスで・・・・・・』
ヒョウガ『いいのか?もしそれが本当であって見事立証できれば、俺が二人を幹部クラスにまで昇進させるように言っておいてもいいと思うが・・・』
メヘラ『よっし、やりましょう!!!フレイユ!!貴方も勿論やるわよね!!?』
フレイユ『まぁ・・・やるけども・・・・・・』
メヘラ『よし、やります!!やってやりますとも!!!!』
ヒョウガ『よし・・・それでは頼むぞ』
そうして二人はヒョウガの指示の元、ブラック・エクスプレス・シティに向かった
クロノアと違うのはあちらは誘拐されてついたのに対して、こっちは正攻法みたいな感じで入ったことであった・・・
難なく特に面白みもなく到着したアテナ・メヘラとフレイユ・ザ・ケプラーは最初に怪しい場所を探すべく散策することにした・・・
メヘラ『・・・とりあえず、怪しい場所を探す?』
フレイユ『怪しい場所と言えば地下かしらね?そこは鉄板だろうしね?』
メヘラ『鉄板なのか?・・・まぁいいけども』
そうして二人は二手に分かれて探すことにしたのであった
メヘラは繁華街付近・・・フレイユは多数のビルがある・・・・・・いわゆるオフィス街を重点的に探すことにしたのであった・・・
(フレイユside・・・)
フレイユ『怪しい場所・・・とはいったもののどこをどう探せばいいのやら・・・・・・』
フレイユは怪しい場所を探すにも開幕見当もつかなかったので、どうすればいいのか途方に暮れていた・・・
だとすると聞きこみでしかないのだが
フレイユ『・・・仕方ない、久しぶりにだけど・・・あれをやっちゃいますか・・・・・・』
するとフレイユはある一人の中年男性に近づいた
そしてその男性に急接近すると・・・フレイユは主に胸を強調するように誘惑するのであった・・・
中年男性『な、なんだね?君は・・・』
フレイユ『あ、あぁ~ちょっといいですか?実は帖佐で怪しい場所を探してましてぇ~・・・それで教えてくれたら胸を揉ませますよ?』
どたぷんっ❤ぷるんっ❤
中年男性『・・・ごくっ!!お、教えます!!!』
フレイユ『ありがとっ❤』
そういうとフレイユは案内させてもらったのであった。
ヒョウガの目的
黒の騎士団でのやらかしによって降格させられてしまったヒョウガは自らが復権するべくメヘラとフレイユをブラック・エクスプレス・シティに行き、そしてそこで行われているであろう悪事を暴く事で指示した自分が昇格するように企む。
だが事態は思ったより急変していった・・・
なお、事態が重くなっている事をヒョウガ事態は知らない。