第四話 出発
300View突破!嬉しい!
ストーリーもヒートアップ!
X、pixivもやってます。
そして、約束の日。俺がゲームにログインすると、海音は、もうログインしていた。俺は、アリスを連れ、スキル『転移』を使用し、海音に合流した。
「ごめんね。私のせいで、全然村に迎えなくって」
「いいって。俺みたいに『転移』持ってないんだろ?じゃあ、仕方がない」
「そーだよ。私も久しぶりに海音さんに会いたかったし」
「ありがとう」
俺たちは、馬宿に行き、馬車と馬をレンタルしたのだった。
「よし、じゃあ、行くか!」
「オーしゅっぱーつ」
数時間後・・・アリスの一言で、馬車は止まっていた。
「お腹すいた!何か食べたいよー」
「子供か!何にも食べ物持って無いしな。海音、お前持ってるか?」
「持ってたと思うんだけど・・・ごめん、やっぱり無い」
「どうする?ぐずってるのがめんどくさいよな」
「次の町まで、しばらくあるしね」
すると、コック帽をかぶった青年が目の前にいた。
「お話は、聞かせてもらったっす。ご飯っすね、すぐに作るっすよ」
「「お前誰だ?」」
俺と、海音の声が揃う。
「あー、自己紹介が遅れました。僕は、ニック。しがない『旅料理人』っすよ。
お腹が空いたって言葉に反応して、駆け付けただけっす」
「なんか、見るからに怪しいなコイツ」
「失礼な、今ちょうど、ご飯が出来たっすから、これ食べて判断してくださいっす」
「分かった。そこまで言うなら。だが、食べるとしたら、俺が食べる。毒があっても無効化できるからな」
そう言って俺は、ニックが作ったロールキャベツにかぶりついた。
「ウマすぎるなんだこれ」
アリスも食いついてくる。
「あー、ズルい。ニックさん!私にも出して!」
「ハイっす。どんどん食べてくださいっす」
「美味しい過ぎるよ。こんなの私こんなの初めて食べたよ」
当然、海音もかぶりつく。
「美味しい!有名レストランと遜色無いじゃない」
「嬉しいっす」
「ていうか、何でこんなに美味いんだ?」
「たぶん自分のスキルもあるっすよ。自分、料理バフと言う、特殊スキルを使う事が出来て、その中に『外メシ効果』ってのが有るっす。外で(屋外エリア)で、僕の料理を食べると発動して、美味しさが、数倍に強化されるっす」
「何その、他の料理人からすれば絶対欲しそうなスキル」
「おっと、自分これから、王都に向かわなくちゃならないので失礼するっす。そのロールキャベツ、今日中に食べきってくださいねー」
そういって、ニックは足早に、王都へ向かった。
「何だったんだ?あいつ。まあ、メシがうまかったから、いいか」
「そーだね。いやー、もう食べきれないよ・・・」
「そーいや、さっきから、静かだな。アリス?」
「スピー」
「かわいい寝顔しながら寝やがって」
「ね。これが守ってあげたくなる寝顔かぁ」
そういって俺たちは村に向かうのだった。
「そういえばさ。海音ってリアルでは何してるの?」
「私?いいよ、アリスちゃんにだけ教えてあげよう。私ね、アイドルなんだ」
「アイドル?」
「そ、歌を歌って、お金を稼ぐの。最近は結構有名になってきてね。アニメのオープニングとかも歌ってるよ」
「へぇー。凄いんだね」
「あ、でもこの話、エレンには内緒ね?」
「うん、分かった!」
「あと・・・」
「あと?」
「ううん。何でもない」
すると、前方に小さな村が見えてきた。
「もうすぐ、今日泊まる村に入るから、降りる準備しとけよー」
数分後、俺たちは、東の村最寄りの街『レゾン街』に入ったのだった。
「ねぇ、ここってもしかしてスラム街的な?」
「的なじゃなくて、スラム街だな」
「はぁ!?大丈夫なのここ?」
「安心しろ。建物自体はヤンキーっぽいが、中でやってる店はまともだ」
「本当かなー?」
「ねえ、さっきから目つきが怖い人と目が合うよー怖いよー」
「もうちょっとだからガンバレ。ほら、着いたぞー本日の宿、『矢場罪亭』だ」
「この漢字の羅列は大丈夫な奴じゃないよね⁉」
「ほら、さっさと入るぞ」
店の中に入ると、さっきまでオドオドしていた海音とアリスが驚いていた。
「うっそでしょ。外観からして貧乏くさい宿だと思ってたのにまともじゃん!」
それもその筈、この宿、看板がネオンで出来ていたりと外観の印象は最悪だが、中身は、このゲームのオンライン雑誌『旅するCRONIKLE』でセイラ・ルミナリアに行くなら行くべき宿で一位をとるレベルの高級宿なのだ。すると、亭主のおばあさんが話しかけてきた。
「いらっしゃいませ、ご予約頂いた、『エレン・アェンドラ』様ですね。お待ちしておりました。まずはお部屋へと、ご案内させていただきますので、私についてきてください」
そういわれ、俺たちは二階へと案内された。
「このお部屋があなた方のお部屋となります。また、食堂や、お風呂は下の一階にありますので、お見知りおきを。それでは、ごゆっくりどうぞ」
「「・・・」」
「どうした?」
「建物の見た目に反する接待だね!?」
「ベットもフカフカだし、なんなのこの宿、建物以外、満点じゃん!」
「驚きすぎだろ、そんなにか?」
「そんなにだよ」
「まあ、取り敢えず、今は解散な。海音、リアルの用事とかあったら、今のうちにやっとけよ」
「ほーい」
ゲーム時間で3時間後・・・
俺とアリスが出発の準備をしていると、ゲームとリンクされているメールアプリの通知が鳴る。
『ごめん!急用が出来たから、先に行っといて」
「は!?」
「どうしたの?」
アリスが不思議そうな顔をして見てきた。
「海音が、来れないらしい」
「そんな!」
「どうするかな・・・」
すると、もう一度メールアプリに通知が届く
『私は、ベクターステップで合流するから大丈夫』
「よし、それじゃあ、進むぞ!」
「後、どれくらいで到着なんだ?」
「えっとね、あと、半日ぐらいあれば着くと思うよ」
「了解!」
すると、進行方向から、歩いてくる人がいた。だが、様子がおかしい。俺は馬車を止め、その人の近くによった。
「おい、アンタ大丈夫か?」
「痛い。痛い。皮膚が溶けるよぉ」
「ちっ、錯乱してやがる。『解毒』」
「痛い。痛い。あ・・・れ?痛みが引いていく。どういうこと?」
「やっぱり、か。かなり、村の毒が強力になってきているな」
アリスが突然、声をあげた
「あ、あの、もしかしてお兄ちゃん?」
「「お兄ちゃん!?」」
「そう、こちら、私のお兄ちゃんのキリ」
「へぇ、キリって言うんだ。よろしくな」
キリに手を差し出すと、キリも勢いよく、その手を掴んだ。
「こちらこそ、よろしく頼む!」
「おお、威勢いいね!」
「それで、村は今どんな感じなんだ?」
「かなり、毒の浸食が進んでる。建物が朽ち始めてる。あと、シールドを張ってくれてる、冒険者の魔力ポーションがもうすぐ尽きちまう」
「その、ポーションが切れると、どうなるんだ?」
「一番人が避難してる所に、毒が蔓延する」
「だいぶ、ヤバいな!よっしゃ、急いで、そこに向かうぞ!」
その後、俺たちは、キリを連れ、急いで村に向かった。
「まだ、本国からの援護は来ないのか!」
村長レイシア・ガルドは声を荒げた。
「それが、本国の者は、何処の派閥の者も、対価を出せるのかと言うのが重要らしく・・・」
「くそ!」
ちょうど時を同じくして、本国から、来た、二人のプレイヤーが現地入りした。
メイドの一人がドアをノックする。
「旦那様、アリスお嬢様が、帰還されました!!」
「な、んだと。あいつは無事なのか⁉」
「無事でございますし、それに、救援の人間を連れております。」
「その者を、この場に通せ」
「は」
評価してくださると、主が死ぬほど喜びます!




