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第三話 報酬確認とプレゼント

view数200突破!!!!!本当にありがとうございます!

x、pixivもやってます!

更新が遅くてごめんなさい


 黒緑の代弁者を倒した後、俺は、アリスと報酬を確保し、町に戻った。ギルドには、一応、ゴブリンの討伐と、黒緑の代弁者を倒したと報告し、俺はすぐにログアウトしたのだった。

 「倒したー。いや、強すぎるだろ、あいつ。何回も危ない場面があったぞ。まあ、いい。取り敢えず寝て、諸々は、その後だ。」

 そして俺は、久しぶりに14時間睡眠をしたのだった。

 次の日、俺がゲームにログインすると、早速、アリスが抱きついてきた。

 「エレン!良かったぁ。怖かったよーうぇぇぇん」

 「泣くな、泣くなよ。俺は、あいつに勝利して、今ここに二人で生きてる。それが何よりもの証拠だろ」

 「ぐすん。そうだね。あ、そうそう、エレンが戻っている(ログアウト)間にね、海音さんがログインしてね、伝言を頼まれたの」

 「伝言?」

 「うん。『西の村に行く日程を決めたら?』だって。あと、平日の23時から、ログインしてるって」

 「OK。じゃあ、こっちの時間で5日後に出発って、伝えといてくれ。」

 「分かった。それで、今日は何するの?」

 「黒緑の代弁者の報酬だよ、報酬!その確認をしようと思ってな」

 それから、俺たちは、念のため、外に移動し、報酬の『代弁者の棺』を開けた。

 「棺って書いてあるけど、大丈夫なの?これ」

 「大丈夫だろ。これで、毒が発生しても、俺が解毒できるしな。」

 「そうだったね」

 「それじゃあ、開けるぞー」

 『開封しますか? Y/N』

 俺は、迷わず、Yを押し、開封した。


 『黒緑のローブ・・・堕ちた者が着ていたローブ。

  効果 防御力+190

      解毒レベル+1

      賢さ+100

  特殊効果 一定の毒を自動的に無効化する

         装着者が、解毒した毒の情報を記録する事ができる。    』  

 『黒緑の鍵 特殊エリア解放用の鍵』

 『浄化の短剣 攻撃力+100 

毒に触れることでその毒を吸収し、その毒の効果を10秒間使用する事ができる(※一部には効果無し)                             』

 「いやいや、強すぎないか、これ。黒緑のローブは、俺のネックだった防御力を改善できるし、解毒レベルが上がる。特殊効果も、『紫翼崩壊』の事を考えたら、嬉しいけどな。二つ目の特殊効果は、よく分からん。」

 「かっこいい!似合ってるよ。エレン!」 

 俺は、アリスにベタ褒めされて照れてしまった。 

 「現実で言われた事が無いから嬉しいし、何なら、むず痒いな」

 「そうなの?じゃあ、もっと言ってあげようか?」

 「よせやい」

 「ふふ、ごめんね」 

 この後、ログインしてきた海音にも言われて、この会話をもう一回するのだが、それはまた、別のお話。

 「で?ここからは、どうするの?」

 「戦ってるときに思いついた事をやろうと思ってな」

 そう言って、俺たちは、街の鍛冶屋へと向かった。

 「よう、邪魔するぜ」

 奥から、筋骨隆々な、男の人がでできた。

 「らっしゃい。今日は、何の用だ?」 

 「一般カテゴリーのアクセサリーを見せてくれ」

 『システム紹介・・・鍛冶屋では、一般カテゴリー、ユニークカテゴリーの2種類     がある(一部国では、この限りではない)一般カテゴリーは、リーズナブルな価格の製品が多く、性能も、対してよくはない。それに対して、ユニークカテゴリーは、個性的な製品が多く、中には、スキルが内包されている物も、ある』

 「それじゃあ、この王琥珀のネックレスをくれ」

 「はいよ!1000Gだな」

 「ほい、1000G」

 「あんがとさん。ああ、お客さん、刻印魔法は、施していくかい?」

 「ああ、頼む。つける刻印は、『自動発動』『解毒』で頼む」

 「あいよ、ちょっとそこらで時間つぶしてろ。30分で仕上げる」

 俺たちはそう言われ、店を後にした。

 俺たちは、適当に、暇を潰していた。

 「あ、そういえば、鍛冶屋で買ってた、王琥珀って、何なの?」

 「ああ、あれな。この国の真ん中の大きい山が原産のこの国特有の鉱石みたいだ。」

 「へぇー、でも、ほかの国でも、琥珀は見るよ?」 

 「この国の王琥珀は特殊らしくてな。どうにも、ほかの国が原産の物よりも、魔力を多く含有してるらしい。でも、価格が安いから、いろいろな国で、一般の魔力街頭に使われてるらしい。」

 「すごーい。あ、そろそろ、30分じゃない?行こ!」 

 俺たちは、受け取りに向かった。 

 「おっちゃん、出来てる?」 

 「おお、出来てるぜ。確認してくれ」

 俺は、装備説明を見て確認した。

 「間違いない。オーダー通りだ」

 俺たちは、商品を受け取り、鍛冶屋を後にした。日は暮れかかっていた。 

 「これからどうする?もう今日は時間ないし自由時間にするか?」

 「じゃあさ、王都観光しない?美味しいスイーツのお店もあるみたいだし。」

 「そうするか」

 俺たちは王都を観光して回った。そして、完全に日も暮れ切った頃、俺は、アイテムボックスから、さっき買ったアクセサリーを取り出し、アリスに渡した。

 「ん、これ、プレゼント」

 「いいの?これ。でもなんで?」

 「あっちの村に行ったら、すぐに戦闘になるだろ、そうなったら、俺がお前を守ってやることが出来ないと思ってな。要らなかったら、受け取ってくれなくてもいいんだけど」 

 「あ、ありがとう。私、昔から、一人で遊ぶことの方が多くて友達にこんなことをして貰った事もないから、嬉しいよ」

 ちなみに、このプレゼントは王都の噴水の前で行っているので、ほかのプレイヤーにも、見られていて、

「ヒュー」

「ごちそうさま」

「がんばれー」

 などなど、いろいろ言われて俺たちは逸れないように、とっさに手を繋ぎながら、赤面しながら、その場を立ち去ったので、あった。

一方・・・建物の上では・・・謎の女が俺たちを見つめていた。

 「ゲームで、恋愛するなんてやるじゃん!さっすが、私のお兄ちゃん♡」

 すると、謎の女の隣に人影が現れる。

 「お嬢様、ご主人が夕食の用意ができたと、申しております」

 「オッケー。ちなみに今日の夕食は?」 

 「ビーフストロガノフだそうです」

 「やった!今日はお話しできなかったけどまた今度、じっくりとお話ししようね?お兄ちゃん」

 そういって建物の上の人影は消えて行くのだった。

高評価してくれたら、主が死ぬほど喜びます!

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