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第二話 初ギルドと森の中

何気に100view突破!!ありがとうございます!

セリフが長いのはごめんなさい。

xもやってます!

更新遅れて申し訳ない

 次の日も俺は、朝からゲームにログインした。

 「あいつはーログインしてないか」

 「ねえ、エレン、今日は何するの?」

 「今日もレベ上げだな。それと、今日はギルドに行って依頼を受けてみる」

 「オッケー。じゃあ、行こうか」

 俺はギルドへと移動した。

 「ここがギルドか!」

 ギルドの建物は、この国の首都の中でも一際大きな建物として建っていた。

中に入るとプレイヤーらしき人物や、NPCの様な人物がたくさん居て会話したりしていた。

 「おい、この支配者、まだ討伐されてねえの⁉」

 「こいつが居ると、東の森使えないんだよな・・・」

 (物騒だな・・・ていうか、東の森って俺達が通る道じゃね!?)

 俺はその場を、去って、協会のカウンターに向かった。

 「どの依頼を受けるの?」

 「そうだな、薬草採取とか、かな。取り敢えず、クエストリストを見せてくれ」

 俺がそう言うと、カウンターの女の人が分厚い本を出してきた。

 「こちらの本の中から、好きな依頼を選んでください」

 「いや、ぶ厚すぎるだろこれ。本なのかこれ」

 「確かに、紙の束にしか見えないね」

 「いいえ、これは本です」

 カウンターの女の人が否定してきた。

 「じゃあ、このクエストを受注するよ」

 「了解しました。」

 『クエスト・・・ゴブリン10頭の討伐、薬草採取を受注しました。

 ※クエストは5日後までにクリア出来なかった場合、自動で失敗判定となります』

 「よし、じゃあ、行くか!」

 「おー!」

 俺達は東の森に向かって歩き始めた。

 東の森につくと、早速ゴブリンが襲い掛かってきた。

 「早速、お出ましか」

 俺は、敵の攻撃を軽く回避し、首元を掻き切った。

 「ゴブリンも、対して強くないな」

 「いやー、それは無いと思うよ?だって、東の森には、夜になるとモンスターが活性化する『ムーンライズリベリオン』があるからね」

 俺は、首を傾げながらアリスに聞いた。

 「うん?どう意味だ?」

 「えーと、確か、本来は賢くないモンスターが知性を持って襲い掛かってくるんだよ。群れを成して襲ってくるときもあるんだって」

 「なにそれ、怖っ、そんなのが毎日あるの!?」

 「いや、毎日は無いみたい、27.5日に一度来るらしいの」

 「いや、満月の登る周期か!」

 「実際、そうみたいだよ、この地域では、『反月』(リベリオンムーン)って言うのが発生するんだって」

 「絶対に遭遇したくないな。っと、敵か!」

 それから、数時間、この森の中で戦っていた。すっかり太陽は沈みかけ、森は茜色に染まっていた。

 「もしかして、俺、迷ったのか?アリスともはぐれちまったし、どうすっかなー」

 すると、謎の女が話しかけてきた。

 「あら、あなた、ここで何をしているの?今日は『ムーンライズリベリオン』が起こる日よ。」

 「はは、それが、道に迷ってしまって・・・一緒に冒険している女の子が居たんですがその子とも、逸れてしまって」

 「そう、大変だったのね」

 突然、森中が、殺気に満る。

 「もしかして、この子かしら?」

 女は片手で服をつかみ、アリスをぶら下げた

 「アリス!!お前、何をした」

 「この子を捕まえて眠らせて毒を埋め込んだの。遅効性の毒よ。もう1時間もあれば、この子の体を蝕むかしら」

 「何がしたい!」

 「ゲームよ、ゲーム。あなたが私を倒すことが出来たら、この子の毒を解除してあげる。負ければあなたも、私の森の肥しになれるの。光栄でしょ!」

 『クエスト 黒緑の代弁者が発生しました。受注しなければ、キャラクター名:アリスが死亡します。Y・N』

 俺は、迷いなく、Yを押した

 「やってやる、おまえの方がこの森の肥やしになって死にな!」

 「君なら、そういってくれると信じてたよスキル『黒林の帳』

 『バトルフィールド 邪毒の森』

 赤き月が浮かぶ、バトルフィールドが構築された。紫の煙が充満し、何者かのうめき声が響く。

 「えらく、幻想的なフィールドだな」

 「ありがとう、私の自慢の庭なの。死になさい!」

 直後、俺の横腹に針のような物が突き刺さった。ウィンドウがこう告げる

 『状態異常:腐敗』

 「『解毒』!」

 スキルによって、解毒される。

 「なんで?腐敗が効かない?認めない!」

 その瞬間、大きな針の様な物が生成される。

 「スキル『コラプションスパイラル』死になさい、腐敗のらせんの中で!』

 「ちっ、周りごと、腐らせる気か」

 「これなら、解毒できないでしょ」

 (これじゃ、自分の身は守れても、周りの地面が抉れちまう)

  そう、『コラプションスパイラル』の恐ろしさは、強力な毒では無く、螺旋を描く大きな針である。ドリルの様に触れた地面を大きく削り取るのだ。

 (あの、組み合わせなら、もしかして、、、いやでも、失敗したら死ぬどころじゃすまねえ。くっそ、やってみるしかねえか!)

 俺は、自身の固有スキル『解毒』を発動し、同時に、レベル10で獲得した、スキル『範囲結界』と『融合』を発動させる。

 「クロススキル『解毒結界』!!」

 発動した瞬間、螺旋を描く大きな針ごと、毒が消滅した。

 「なに、、、貴様何をした!」

 「いやー、はは、意外と初見のスキルでも何とかなるんだな」

 「初見?まさか、初めての技で破ったというのか。ふざけるな!私の技は、これまで、多くの人間を殺してきた。その技が破られた事はなかったのに!」

 「相性、スキルの理解度、その他様々な条件が相まって、勝負の結果は、決まる。これまでの戦いで、お前、初手でこの『コラプションスパイラル』を放ったんだろ?それで、たくさんの敵を葬った。だから、そんなに焦るんだろ?お前は、自分の技を信じすぎてんだよ!」

 すると、女が激昂した。

  「そうやって、お前らは私の事を否定する!1000年前だってそうだ。私はただ、この森を守っただけなのに、お前らが私をどん底に突き落とした。だから、私は、人間の守護をやめた。自分の理想郷を作った。自分の事を倒そうとする人間を殺した。殺した。殺した。20年前、私の思いを受け止めてくださる方が現れた。その方は、「自分の生きたいように生きろ。周りのことなんか考えなくていい。」そう言ってくれた。だから、私は、あの方の為に生きる!」

 すると、天から謎の声が響いた。

 『君は、まだ死んではいけない。僕のために最後まで働いて貰おう』

 「ありがとうございます!さあ、人間!第二ラウンドと行こうか!」

 俺は、頭がパンクしそうになった。

 (まてまて、このゲーム時間加速を採用してるとは言え、1000年前はプレイヤーもいなかったはずだ。なんで、そんな前の歴史が作られてる?このゲーム、何かがある!)

 「なんでも、して来いよ!何度でも、分解してやるよ!」

 「この空間の中に有りし、すべての魔法よ、全てをひっくり返せ!スキル『反転』!」

 その瞬間、空間が転移し、バトルフィールードが移動した。

 『治癒の森』

 (治癒?自分の体力を回復させる気にしては、効果範囲が大きすぎる。)

 「がはっ」

 俺は、知らぬ間にダメージを食らっていた。

 (毒なのか?早く『解毒』を、、、)

 「ダメージをくらって何が何だか分かんないでしょ。いいわ、教えてあげる、この空間では、全てのスキルの効果が反転するの。癒しは毒に、毒は癒しに。あなたは、ダメージこそ、くらえど、毒を発生させて自分を回復することすできない。一方の私は、自分の体に毒を注入することができる。つまり、さっき私にあんなに力説していたアンタが負ける。私に対する勝ち目はもうないでしょ」

 (どうする?解毒は、俺の体力を削るだけだ。何処かにルールの穴があるはず。『癒しが毒に、毒が癒しに』もしかして、、、)

 俺は、自分の体にスライムシャードを突き刺した。その瞬間、俺のHPは減少するはずが、回復していた。

 「『自傷が回復に、回復が自傷に』って、言い換える事もできるよな!」

 「こいつ、狂ってやがる。近づくんじゃない!『リカバリーエリア』『リカバリーバースト』」

 「何回、くらっても、その度に、自傷で回復するだけだ!」

 俺と、黒緑の代弁者との距離が徐々に縮まっていく。

 「あああああああ!近づくな!」

 俺が近づくにつれて黒緑の代弁者が錯乱していく。最終的には、攻撃に鋭さが無くなり、いつの間にか、『反転』も解除されていた。  

「これで、終わりだ。身に抱えた毒から解放され、安らかに眠れ。黒緑の代弁者」

 俺はスライムシャードを突き刺し、 

 「『解毒』」

 そう言って、黒緑の代弁者を倒したのだった。

高評価してくれたら、主が死ぬほど喜びます!

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