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地雷系コーデを着てみた

地雷系コーデは初めてだったので二人の手を借りて実際に着てみた。


二人からは好評で、黄色い歓声が上がり可愛いが連呼され、写真もいっぱい撮られた。


この恰好で出掛けないかと誘われたが、僕の精神的な抵抗が大きかったのでさすがに遠慮した。


「そっかぁ残念。でもさ、この3人で出掛けるのは良くない?」


「それは僕も賛成かな。でも、今日はもう遅いし休みの日にしない?」


「いいよー。桜井君が外で着ても恥ずかしくない服を用意しとくね」


「じゃあ、今のうちに出掛ける場所を決めておこうか」


と僕が提案すると綾音が待ってましたとばかりに口を挟んだ。


「私、見たい映画があるんだ!『この星』っていうんだけど……」


「あ、それ私も見たい!」


「『この星』?」


この中で僕だけが知らない作品のようなので訊いてみた。


「お兄ちゃん知らないの?『この夕空に輝く一番星を君の隣で見れたら』今めっちゃ流行ってるよ!」


「そうなんだ」


と相槌を打つ。全然知らなかった。女子の間でだけ流行っているのか単に僕が流行に疎いだけなのか判然としないが、二人が行きたがっているなら僕に止める理由はない。


待ち合わせの場所や時刻、当日着ていく服装が決まるころにはすでに日が傾き始めていた。


「それじゃあ、そろそろお(いとま)するね」


「うん!遅くまで引き留めてごめんね」


「全然かまわないよ。それじゃあ。また明日」


「また明日。綾音ちゃんもバイバイ」


「バイバイ」


こうして僕たちは佐々木さんちを後にした。

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