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和解

「お兄ちゃん!」


二人を置いてきてしまった罪悪感を抱きつつ、帰り道をのろのろと歩いていると背後から綾音の声がした。


振り向くと、涙で顔をぐしゃぐしゃにした綾音が立っていた。


「ごめんなさい!私。自分のことしか考えてなかった。どんなわがままもお兄ちゃんなら許してくれるって思って、自分勝手なお願いをしちゃって、、、」


「綾音、、、」


「お兄ちゃんの人生はお兄ちゃんのもの。そんなの当たり前なのにね。そんな当たり前のことさえ分からなくなってた。本当にごめんなさい」


「僕の方こそ置いてっちゃったりしてごめん。綾音なら言葉を尽くして説明すれば分かってくれただろうに、ついカッとなってしまって、、、」


僕は綾音に右手を差し出した。綾音はそっと僕の手を握り僕はぎゅっと綾音の手を握り返す。


これにて仲直り。平穏な日常が戻ってくる。


はずだったんだけどなぁ。


「お前、桜井叶太か?」


まだまだ試練は続きそうな予感。。。


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