8、……秘密にしといてくれますか?
ただいまぁぁぁぁ!!!!!!!
ブクマ頂きました!!!
有難う御座います。
これからも頑張ります。
寝起きで書いたので誤字が酷いです。ホントにすいません。
あと、短めです。
朝日が昇り、また新しい一日が始まった。まぁ、この世界の一日が『太陽が出たら一日』なのか分からないので、感覚的なものなのだが……それを言い出したらきりがないのでよしとしておこう。
「昨日は色々なことがあったな……」
ミミが話し始めたり、波風と仲良く……なれたのか??少し違う気がするが……とにかく、朝から気が滅入りそうになるくらい色々な事があった。
「……男臭い。」
隣のメロが可愛い寝息をたてて寝ているが、さすがに俺と小日向の男臭さは中和できないようだ。ここまで来ると一緒に寝ているメロに申し訳なくなってくる。ごめんな、メロ。……取り敢えず外に出よう。
「集落まであと少しか……色々とあったけどよくここまで来たな……」
班員を連れてここまで来るのは中々骨が折れる……どちらかと言うとキツイのは精神的な疲れの方だが。特に小日向。途中おいていこうと思ったのは言うまでもない。移動中に「前髪が乱れた」だの「洋服に皺が」なんてことを言い出しては度々進行を遮った。お前は前髪が乱れていようが、服に皺が寄っていようがウェイ系だからな。
「小日向の所為で到着は明日の朝になりそうだけどな……」
自分で言ってて悲しくなった。小日向の言い分を無視してどんどんと進んでしまえば今日中には就く予定だったんだが……過ぎたことを後悔しても遅いか……とにかく、行けるところまで行くか。
「ミミ、起きてるか?」
「隣に」
「!?」
反応が早すぎて読んだ自分が驚いてしまった。この子そういえば魔獣だったね……昨日の出来事が印象に残りすぎて忘れかけてたな……昨日の姿は綾瀬とか小日向とか綾瀬とかが煩くなりそうだから気を付けないとだな。
「今日一日あいつらの前での会話は禁止な?」
「勿論で御座います。」
「それとこの世界にタンポポってあるか?」
今まで鍋しか出さなかったので流石に申し訳ないので今日は洋食をだしたい。その為にタンポポが欲しい。つまりタンポポがなければ今日も鍋になる。そんな大惨事は避けたいのだが……
「?タンポポ?とは何でしょうか?……」
今日も鍋か……いや、まだあきらめちゃダメな気がする!!というか俺も三日連続鍋はキツイ。是が非でもタンポポを見つけなければ。
「黄色い花で小さな花弁と鋸の様な形状の葉が特徴的な植物なんだが……」
「もしかして……リオンの事ですか?」
「リオン?……あぁ、そういう事か……リオンはこの近くに生えてたりするか?」
昔、フランスではタンポポの事をライオンの歯を意味するダン=ド=リオンと呼んでいたらしい。おそらくだが、そこからとってリオンなのだろう。
「生命力が他の植物と比べると恐ろしいほど高いので生えていると思われますが……それがどうかしましたか?」
「リオンである程度の物が作れるからちょっとな。」
「……?」
やっと鍋の呪縛から解き放たれる……いや、俺が二日連続で鍋にしちゃったのが悪いんだけどね?
……早くタンポポ探しに行こう。
― ― ― ― ―
そろそろ出発時刻になると思うのでタンポポ改めリオンをある程度集めてテントに戻るとミミと成白がが戯れていた。綾瀬は犬好きなのだろうか……
「おはよう、成白。」
「お、おはようございまふ!黒木君!」
「慌てすぎ慌てすぎ。ちょっと落ち着いて。」
なんかちょっと可愛かったな……
「犬好きなの?」
「大好きです!!」
即答ですか成白さん? 相当な犬好きだな。
「それよりもそのタンポポは何に使うんですか?」
「鍋の代わりにタンポポのクリームスープを作ろうと思ってな。」
「いいですね!……それよりミミさんとはお話ししないんですか??」
「!?!?!?」
バレてたか……起きてないと思って呼んだ俺が不用心だった。
「……いつからミミの事を?」
「昨日の夜からですよ??」
昨日からだったか……
「……この事は他の奴には秘密にしといてくれませんか?」
「……いいよ。」
何かを察した様に苦い顔をしながら了承してくれた。
その後は全員で出発した後タンポポのクリームスープをを飲んで床に就いた。
『普通』を強要する今の社会が嫌いです。
だから作者は炭酸水の様になりたいと思っています。
次回もお楽しみに!