表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/20

5、整頓、回収、出発。・・・添い寝!?

感想頂きました。ありがとうございます!!

そして、ただいま。槻谷 充希です。

……まず、二週間も更新できなかったことを謝罪いたします。

すんませんでしたッ!!!!

モン○ンのアプデで特殊個体来たので狩りつくしてましたッ!!!!

それと友人と会わなくなったことで創作意欲がそがれPCに向かっても一向に筆が進みませんでした。

その代わりと言っては何ですが、今回は四千五百字ほどです……違うんですぅぅぅ!!!!

ある程度文章を組み立ててから書き出したのに気づいたらこんなに書いてたのぉぉ!!!

……え、五月蠅い?早く本篇を読ませろ?……楽しんでくれたら幸いです。

 目を覚ますと、俺の周りには昨夜の魔獣が居た。なんかもう……モフモフ。


 360°どこ見ても毛糸玉。これが幸せか……とりあえずふざける位の元気は出せたみたいだ。懐いてくれるのはいいが……これ、起きれなくない?そろそろ起きないと出発できないんだが?それは困るな……これは強引に起きなきゃダメか……


「――――」


 だめ。ビクともしない。こんなに重いか?普通。ってか、周りに誰かいないの?だれか~助けて~


 手を上に向けブンブンと振っていると頭上から綾瀬の声が掛かった。


「声を出してくれないとこちらも反応できないわよ。」


 さっきからずっと声出して……ないな。出てないの方が正しいか?とりあえず俺を起こしてほしいのだが……


 起こして貰う為に腕の振りを一時停止していると綾瀬が手を引いてくれたおかげで起きることができた。


「ありが――っとっと」


 今朝の戦闘の疲労が取れていなかったのか起き上がった瞬間によろけてしまった。目の前には綾瀬の胸が……俺の思考は加速していく。どうしたらこの状況を打破できるか。綾瀬が回避行動をとればどうにか……そんなことを考えても状況が変わることはなく……


「み゛ゃっ?!」


 俺の頭は綾瀬のたわわに実った果実に…頭から飛び込んだ……いや、飛び込んでしまった。事故だからね。ホントに。


「…………」


 訪れる沈黙。居たたまれない空気。柔らかかった。このままでは俺が恥か死してしまう。謝罪をしなければ……


「ホントにごめん!!わざとじゃないんだ!」


 謝罪の言葉を聞いても綾瀬は耳まで赤くしてプルプルと小刻みに震えていた。


 これで綾瀬が死ねというのなら、それで綾瀬の気が済むなら俺も潔く死のう。そんなことを心の中で誓うと綾瀬は何も言わずにテントを後にした。


 ……これは許してもらえた、のか?女の子の考え方は俺にはよく解らないな……とりあえず、外に出るか。


 テントの外で深呼吸すると、澄み切ったきれいな空気が肺を満たした。あっちの世界では綺麗な森の中でしか味わえない……安心感というのか?胸が満たされた気がした。


「……とにかく、最終準備を終わらせて出発しないとだよな。」


 準備を指示するために顔を合わせに行くと綾瀬達は目の下に隈をくまを俺以外の皆は今朝の出来事が怖くて寝ていないらしい。こんな状況で寝れる俺が不思議だと言っていた。疲れ切っていればどんな状況でも寝てしまうと思うんだが?夏休みの課題をやってるときとか。


 ……そんなことより早くテントを片付けて集落にむかわないとな。


 俺は綾瀬達に荷物を片付けるように指示してからテントをかたずけ始めた。毎回俺がテント関係の仕事してるけど小日向は一向に仕事をしようとしない。


 無理くり仕事させようと思ったが、如何やら俺よりも遥かに不器用らしく、テントが跡形もなくなるかもしれないのでおとなしく自分の荷物の整頓をしていてもらうことにした。


 テントの撤去が終わると荷物を持ち綾瀬達と合流した。

 ……見当たらないと思ったら小日向はこちらで波風さんといちゃついていたか。


 仲がいい事はいい事だがTPOを弁えないのはどうかと思うのだが?……ここでこの質問をするとまた出発が遅くなるので心に留めておいた。


 歩いて移動すると時間、体力ともに莫大な量を消費するため移動に関しては魔獣を使うことにした。実際の犬に乗ったら背骨を傷めてしまうかもなのでのらないでね。ホントに。七匹のうち二匹にテントを持たせ残りの四匹に一人ずつ、ボス格の一匹はメロと俺が二人乗りという形になった。


「じゃあ、出発しようか。」


 遥か遠くの目に見えるか見えないか、在るかも分からない集落を目指す旅が始まった。



― ― ― ― ―



 目測の十分の一を過ぎればいいほうだと思っていたが、魔獣の速さはすさまじく目測の三分の一ほどまで来ることができた。


「これなら三日はあれば着きそうだな。」


 魔獣に無理はさせたくはないが移動手段が魔獣しかない現状だとどうしても魔獣たちに頼ってしまう。何か対策を作らないとか……


 「水も近くにあるし、取り敢えず、テント張るか。」


 俺は、辺りが暗くなる前にキャンプの準備を進めることにした。いつもどうり小日向は波風さんのところに遊びにいていた。存分にいちゃついてくるのかと思ったのだが綾瀬や成白さんに怒られたそうだ。

 

 やったぜ。


 そんなことを思いながらテントを張っていると張り終わると同時に魔獣たちが帰ってきた。山菜だけだとさすがに味気ないと思ったので魔獣たちにお肉の確保に赴いてもらった。意思疎通は俺のおやつを犠牲にすることで何とか出来た。餌付けではない。だんじて違う。


 ……魔獣たちが獲ってきた来たのは猪と熊だった。人数の割には多いので熊肉の半分と猪の肉は日持ちさせる為に燻製にすることにした。煙で燻すから綾瀬達に迷惑かな?……ここで遠慮したらこの先もいろいろと……よし、燻そう。今すぐ燻そう。


 燻し始めると香ばしい匂いに誘われたのか小日向がやってきた。


「美味しそうジャン!食べてもいいカンジ?」

「ダメに決まってんだろ。食ったらお前の指とナニを焼くからな。」


 熊鍋の下処理をしながら注意をするが、小日向が俺に従うとも思っていない俺はつまみ食いをしていないか確認するため後ろを振り向くと……案の定、つまみ食いをしようとしている小日向が居た。マジで焼いてやろうか?


「焼かれたい?」

「サーセンッッ!!」


 謝りながら綾瀬達の方に走り去っていった。俺そんなに怖いかな?自覚はないがよく怖がられる。あれ結構傷つくからね?聞こえてるからね?……誰に話しかけてんだろ。


 熊や猪の内臓を魔獣たちに差し出してみると嬉しそうに尻尾を振って食べていた。可愛い。


 そんな可愛い魔獣たちを愛でていると綾瀬達がやってきた。ちょうど熊鍋もできたのでいいタイミングだった。


「……腹減ってる?」

「当たり前でしょ?ここまで来るのに飲み物以外何も口にしてないのだから。それとも遠回しに食べるなと言っているの?」

「小夜香ちゃん!?作ってもらったんだからそんなこと言っちゃだめだよ!?」

「成白さん、これは戦争よ?この口論を制した者が今晩の晩御飯を制すのよ!!」

「なんでのいいので早く食べてくれませんか?鍋が冷めるんで肉が固くなって不味くなりますよ?」


 俺は綾瀬達に食事を促した後、体の汗を拭きとる為にタオルを持ち水辺に向かう――予定だった。行く途中に綾瀬に絡まれその場で足を止めなくてはならなくなった。


「何故、貴方は今ここで夕食をとらないのかしら?」

「別にいいだろ?今はそこまで、腹が減って――」

「私たちの見てないところで何か食べていたのではなくて?」


……実際、こいつらの目を盗んで食べていたものは……ある。だが、それをこいつらが食べれるかは別の話だ。多分無理だし。見た瞬間どころか、聞いた瞬間に食欲が失せるだろうし。それでも聞きたいようなので思いっきり言ってやることにした。


「……分かったよ。言えばいいんだろ?」

「分かればい――」

「虫」

「…………」

「…………」

「……もう一度、言ってくれないかしら?」

「昆虫。詳しくは蜘蛛や飛蝗(バッタ)、蠅とかだな。味と食感に目をつぶれば食えなくもないぞ。」

「うえぇ」


 やはりその場に吐きかけていた。こうなるから言わなかったのに。


 そのあとは予定どうり体を洗う為に水辺に向かった。夜の水辺は静かで俺が珍しく落ち着くことのできる場所となった。……まぁ、明日には出発するんで意味無いんですけどね?


 そんなことを考えながら体を洗っていると背中の方から声が掛かった。


「柾……黒木君!!」


 聞き覚えの無い声だった。振り返ってみると成白さんが寝間着姿で立っていた。


「どうしたの?こんな時間に……って言っても時間が分からないから遅いのか分からないけど……」

「大したことじゃないけど……お話がしたくて。」


 こういうことは意中の相手にするのでは?と理系脳がうるさいので文系脳に交代!!


「俺でよければいつでも話し相手になるよ。それで、話って?」

「さっきの綾瀬さんの件の事なんだけど……」

「さっきのは俺が全面的に悪か――」

「君は、すごく優しいんだね。」


 成白さんはそういうと優しく微笑んだ。


「そんなことないよ?俺は配慮の欠けた言葉でみんなを不快にさせただけだよ。」

「そうじゃなくて、昆虫食でお腹を膨らませようとしたことだよ?柾人君はお母さんみたいなとこがあるみたいだからね。でも、そんなところも可愛いと思うよ。」

「そういうのは意中の相手にするべきだと思うんだけど?」

「……そうだねそうするよ。これからは意中の相手だけにするね?」

「そうしてくれ。」


 意味の分からない会話の後は他愛の会話をして時間をつぶした。


「ある程度時間たったし、戻るか。」

「……そう、だね」


 含みのある言い方をする成白をスルーしてテントに向かった。



― ― ― ― ― 



 テントに向かうと綾瀬達はまだ寝ておらず何か話し合っているようだった。


「メロさんの寝場所を決めるのがこんなに大変だなんて……」

「だからぁ~俺と一緒に寝ればいいジャン?」

「メロはお前と一夜を共にするならヘルハウンドと寝たほうがいいわ!!」


 どうやらメロの寝場所で話し合っているようだ。メロも女子なんだし、綾瀬達と寝ればいいと思うのだが……


「成白達とは達とは寝れないのか?」

「私達の方は三人でぎゅうぎゅうになって寝てたから難しいかな……」


 そうなると俺達と寝るしか選択肢が無くなるのか……メロは年齢上は七歳だが、見た目は十八……下手したらもう少し足されるぐらいの容姿だから……流石に俺も……ねぇ?年頃の男の子だし?思うものはありますよ?……それでも流石に野宿させるのは可哀想だからな……心も痛いし。一緒に寝ることにした。


「……それならメロ……俺と寝るか?」


 この場にいる全員が俺のほうを向いて驚いている。変なこと言った自覚はあるけどそこまでか?


「黒木 柾人君あなたがそんな人だったなんて……幻滅したわ。」

「柾人君?!……さすがに早すぎるんじゃないかな……?」

「アンタ、意外と肉食?」

「そんなこと言ってねぇだろ!?野宿させんのは可哀想だから仕方なくだよ!!」


 綾瀬に成白、ついには波風さんにも変な勘違いをされてしまった。それよりもメロの意思を尊重してやりたいし返答が聞きたいんだが……


「それで、メロはどうしたいんだ?」

「……マーちゃんがいいなら、マーちゃんと寝たい……」


 メロがいいなら決定かな?これでやっと寝れる……長距離の移動で疲れていた俺は後ろから放たれている綾瀬の怒気を華麗にスルーして、眠れることに安堵していた。


 小日向に「手を出したら殺す」とだけ言ってからメロと布団に入った。隣で熟睡するメロにドギマギしてこの日は一睡もできなかった。

投稿するときに気づいたんだが脳死状態で書いてる時と考えながら書いてる時の文章能力の差が酷い。

先日我が家にGが出ました。この夏二匹目でした。駆逐しましたが。

音楽が命綱の槻谷からでした。

次回もぜってーみてくれよな!!

P.S誤字が酷かったので修正しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 添い寝というタイトルを見ただけで燃えたデュフフ [気になる点] 全部良いデュフォフォ [一言] でゅふ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ