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6 一休さん

 昔、一休という少年がいた。

 一休はどんな問題も機知に富んだとんちで解決してしまう賢い少年として知られていた。

 ある日、その噂を聞いた、時の幕府の将軍が、一休を屋敷に呼びつけた。曰く、

「この屏風絵の虎が毎晩、屏風を抜け出して来て暴れて困っている。どうかこの虎を退治して見せてほしい。ここに虎を縛る縄も用意した」

 とのことだった。

 絵に描いた虎を縛って見せろ。

 この難問に対して、一休はどんなとんちで返して来るのか。

 その場にいた人々の期待の視線が集まる中、一休さんはついに答えた。

「それより僕を縛ってください」

 一休さんは変態だった。

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