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27 授業中の読書
授業中、ある生徒が、立てた教科書の陰で本を読んでいた。
教師は授業に集中していたのでしばらく気付かなかったが、とうとうそれがばれてしまった。
もちろん、教師は激怒した。
「おい、君、今何をしている!」
「は、はい、その……」
「読書だな、読書をしているな」
「はい……」
「私が君たちのために真面目な話をしているというのに、君は読書をしていたわけか」
「……」
「それで、何を読んでいたんだ?」
「……」
「見せなさい!」
「あっ」
「む、これは……」
「ああ……」
「ハ○ー・ポッターじゃないか! よりにもよってハ○ー・ポッター! この学校の授業中にこんなものを読んでいていいわけがないだろう!」
生徒が真っ青になった。
「君は放校だ! 今すぐにこの――」
厳しい視線で指を突きつけ教師は言った。
「王立魔法学校から出て行ってもらう!」




