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108 絶叫マシーン
「こわいよ、こわいよ、こわいよ、こわいよ……」
絶叫マシーンがゆっくりとガタガタ音を立てながら、高く高く上昇していく。
「ひーっ、こんなところまでのぼるのかよ。こわい、こわい、こわい、助けて」
そして、その瞬間は訪れた。ガタン、という音がして、絶叫マシーンが急降下する。
「うわああああああああああっ! 助けてくれええええええええっ! お母さあああああああああああああああんっ! こわいよおおおおおおおおおっ!」
ガンッ。絶叫マシーンは地上で止まった。
「あー、こわかった。あー、まじないわー。あー、やべえ。しょんべんちびりそうだわ」
「この絶叫マシーン、うるせえな」
客の一人がつぶやく。
さっきから騒いでいたのは絶叫マシーンだった。




