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102 完食~魚卵の生存確率

 ある朝、阿呆がテレビを見ていると、清らかな川の中で繰り広げられる、生き物たちの営みが映し出された。

 産卵するシャケと、その卵を狙う小魚たちの攻防である。

 ナレーションが言う。

「シャケの卵の生存率は決して高くありません。シャケは急いで砂利の下に卵を隠そうとしますが、小魚たちは次々と産み落とされたばかりの卵を食べていきます。小魚たちにとって、シャケの卵は生きる糧なのです」

 その光景を目の当たりにしながら、阿呆がつぶやく。

「ふーん、自然界は残酷なんだなぁ」

 そう言って阿呆は、止めていたスプーンを再び動かし、彼の今日の朝メシである、山盛りのイクラ丼をもりもり食べた。

 そして、

「ふぅ、ごちそうさま」

 空になったどんぶりに向かって阿呆は言った。

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