明日の雨 -stand by me-
誰かが今日こぼした涙が 明日の雨に変わるなら
届いた雨が明日の誰かの 涙を洗い流せばいい
魔法なんかは使えないけど
魔法みたいな時間を生きてる
風をくぐる鳥のあとを 追いかけた夢のなか
空から見る地上は 確かに美しかった
花を揺らす風のなかを かきわけた幼き日
あなたの髪の匂いも いつかは忘れるのかな
誰かが昨日なくした明日が 誰かの今日と言うけれど
あなたがなくした明日の代わりは
きっとどこにもありはしないのに
奇跡なんかは信じないけど
奇跡みたいなものを待ってる
どこよりも遠くて 何よりも近くて
そんな場所にいることを 望んでいたいだけ
大切なものばかり 見えないと言うなら
失わなければ 大切と呼べないの?
頬を濡らす雨のなかを 立ち尽くし目を閉じた
風をくぐる鳥のあとを 追いかけた夢のなか
雲から差す光は 確かに美しかった
花を濡らす雨に打たれ 流れてく明日の雨
あなたの髪の匂いを わたしは忘れたくないよ
ありがとうございました。
忘れたくないと思えること自体が
しあわせと呼べるのでしょうね。