表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

手を伸ばせる距離なのに、彼女の気持ちが判らなくて、後一歩が踏み出せない。

 

 目元に口付けて「だいすきっ」と言ったのは隣に住む四歳の女の子。

 笑うとソバカスが散った頬にエクボが出来る、大きな目がキュートな。

 大丈夫、僕はその時五歳だった。トキメいても犯罪じゃない。

 吃驚して突き飛ばしたのも、泣かせて「ダイキライ~!」と言われたのもご愛嬌……。

「シンヤ~! 早く出ないと遅刻するよ~!」

 高校になっても毎朝一緒に登校する彼女はもうソバカスは無いが、あの大きな目に今、もっとドギマギしてる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ