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 僕は、昔から何故だか異常に不器用だ。

特に、物持ちがとにかく悪い。悪すぎる。

目も当てられないくらいだ。


机の上に散らばったバネやらゴムやらプラスチックのカタマリたちーーもとい、「元」シャーペンーーを、僕はため息と共にビニール袋に入れた。

きゅっと口を縛ってから、なんとなく、手を合わせる。


もう、これで何本目だろう。

というか、僕はいつまでもこんな感じなのか?

部屋の隅に居座っている、このような袋たちを眺めながらする答えのない自問自答。

軽く、自己嫌悪に陥る。



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