表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩歌集2

透明蝶



 ひらひら…

 目の前から何かが通りすぎた

 けど、そこには何もない

 何も、いない

 けど、眼を凝らしてみると

 何かがひらひら

 透明なうすっぺらい何かが、ふわふわ



 それは、透明蝶クリアバタフライ

 全身が透明で、目を凝らさないと見えない

 それくらい、澄んだ透明で



 その透明蝶が、イロトリドリの花畑で

 ひらひらふわふわ

 すると、透明蝶が赤いチューリップの蜜を吸うと

 だんだん、透明蝶が赤く染まっていく

 他の透明蝶たちも、花の蜜を吸うと

 その花の色に染まっていく

 それはまるで、蝶の形をしたガラス細工に

 絵の具を溶かした水を注いだような感じとでもいうか



 ひらひら…

 透明だった透明蝶たちは

 イロトリドリの色に体を染め

 イロトリドリの花畑を舞う

 何とも幻想的で不思議な光景だ…

 

 



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 詩の映像が、頭に浮かんできました。 素敵な光景でした。
[良い点] クリアバタフライ! 蜜を吸ってその花の色に染まる!! めっちゃ映える! わたしの脳内でめっちゃ映えてるよ!! すげえ、すげえよタクトさん(すごいよマサルさん的にお読みください)!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ