表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/10

1/19~2/13 追い込み

ネタ切れです。はい。

1/19


今日ごろに模試の結果が返ってくるであろう、と予想して寒空の下、家の郵便受けまで歩いて取りに行く。

このタイプの封筒特有の感触を感じながらリビングでその結果を見る。

結果は


数学 86点 偏差値68

国語 60点 偏差値51

英語 79点 偏差値62

理科 92点 偏差値74

社会 90点 偏差値71

総合 407点 偏差値70


おお、偏差値70にいったぞ!

記憶量がそのまま反映される教科は強いのか、と思いながら母へと話しかける。


「お母さん、偏差値70いったよ!!これで幕長高校受けても良いよね!?」


そうやってその結果表を母へと見せびらかす。

そうすると全く予想もしていないような高い成績をとってきた息子に目を丸くして返答をする。


「すごいじゃない‼︎もちろん受けていいわよ!なんかお祝いしたほうがいいかしら。」


「ありがとう!あと願書も出そうね!」


と、気持ちが昂りが限界突破してドタドタと階段を上がり、妹の部屋に駆け込んだ。


「俺、偏差値70いったぞ!」


「へー、お兄ちゃんなのにすごいじゃん。」


「ん、なのにってどういうことだ?それに偏差値70って普通にすごいだろ。」


「いやー、私普通にノー勉で模試とか偏差値70いくし、前のやつだって偏差値72とかだったし。」


「うわっ、いきなり天才アピールしやがって。クソッ、さすが天才は格が違うぜ。でも俺は今日上機嫌だからいいや。」

しかし、あの妹に誉められるほどだ、相当凄いことは間違いない。


2/13


目標の勉強時間を達成して暇になってしまった俺はラスト1日の応援の意味を込めて香とLINEをする。


『ラスト1日だけど頑張ろうね!』

と、送るとすぐ返信が返ってきた。

『そうだね!お互い頑張って合格しよう!』

『めっちゃ返信早いじゃん笑ちゃんと勉強してるの?』

『ちゃんとやってるよー、そっちもちゃんと勉強やってよね笑』

とにやにやLINEをしていたら、リビングで暇そうにぼーっとしていた留姫が話しかけてきた。


「そういえばお兄ちゃんってもう過去問とか解いたの?」


という留姫の一言で始まった。


「いやー、なんか実際に自分がどうなるのかって知るのが怖いっていうかなんというか…」


「そんなんじゃダメだよ、しっかり入試するときどこに気をつけたら良いのか、とか色々参考になるし受かるかどうか大体の見当はつくし。」


「うぅん、じゃあやってみようかなぁ。」


そして買っていた幕長高校の過去問を初めて解く。

5年分の問題と受験情報の500ページの圧力が過去問を開く前から雰囲気を醸し出している。

そしてその本を開き、問題を解いてみる。

幕長高校はどのような問題を出すのだろうと思ったが、案外簡単に解くことができ、3回ほど時間を計って解いた。

そして丸つけをしたら合格平均点を超えることが3回連続で出来た。

10000時間もやったら俺でもこんなところに合格できるんだな、とまだ受験が始まっていないのにそんな傲慢なことを考えた。

そして、もう勉強する必要がないな、と思ったので四時間後に時間泥棒(タイム・スティール)を解除するようにして、寝た。

自分と香が一緒に合格する夢を見て。

あと、受験会場で香と会ってどんな顔するかなぁという夢を見て。

あと一、二話くらいで終わります。

今回の勉強時間 8450時間

残りの勉強時間 0時間


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ