表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/51

トライアスロン当日!

トライアスロン、何故か盛り上がっています……

夏海は、謙二の練習に朝晩と付き合っていた。

「来なくていいよ~!」

謙二は否定的だが、

「私が見てないと、何するか分からないでしょ!」

との事で、夏海は強引に付き添いをしていた。

一方の伸介だが、こちらは冬美が暇を見て付き添いしていた。とはいえ、伸介については完走出来ればいいと誰もが思っていた為に、トレーニングではあるのだが比較的に楽ではある。

2人は朝と夕にトレーニングを行い、昼間はブルー·マリンでの仕事をしている。かなりハードである。

「とりあえず~、トライアスロンが終わるまでお酒は禁止!」

「待て待て待て!…それは、いくら何でも……」

「少しくらい我慢しなさい!」

「はっはっは、謙二、残念だな?……俺は、優勝なんて無理だからな」

「伸介さんも禁酒!」

「はぁ?…俺は別によくないか?」

「謙二君が可哀想でしょ?」

「そう!…謙二君が可哀想でしょ?」

「謙二、お前がやると可愛くないぞ?」

「余計なお世話だ!」

「夏海ちゃん、謙二はこんなんだよ?」

「こんなんて何だよ?」

「……揚げ足取るなよ……本当にあんたは……」

「ぐちぐち言わない!…2人は暫く禁酒!」

夏海に無理矢理禁酒される謙二と伸介である。


何だかんだと練習を続けた謙二と伸介、遂に大会当日となった。

2人はスイムの場所に行き、とりあえずゼッケンを貰った。そのゼッケンをバイクの所にセットし、後はスタートを待つだけである。

「謙二、77番とは…いい番号だな?」

「まぁな……伸介は84か……何となくだな?」

「俺は別に、完走目標だからな」

「謙二君に伸介さん、体調はどう?」

「俺はまずまずかな?」

「……酒を飲まなかった分、悪くはないかな……」

「うんうん、私のお陰だね!」

「調子に乗るな!…俺のエネルギーは酒なんだぞ!」

「謙二……聞いてて恥ずかしいぞ?」

「どっちにしても、2人共頑張って!」

「「はいはい……」」

「謙二さん、伸介さん…体調どうですか?」

「何とかかな?」

「完走は出来そうだよ」

「良かった~…応援してますね!」

「悪いね!」

「……俺は……」

「来たな、黒崎謙二!…正々堂々と勝負だ!」

「……うるさいのが来たよ……」

「うるさいとは何だ!」

「山崎さん、ゼッケンは?」

「俺は96番だ!」

「……苦労するんだな、ぴったりだ!」

「うるさいぞ、黒崎!…番号なんて関係ない!」

「分かった分かった……とりあえずあっち行け、スタート前から暑苦しいわ」

「……この野郎……まぁ、今は静かにしておくか……楽しみにしてるからな!」

大斗は離れて行った。

「スタート前から、大分面倒だな?」

「本当に……とりあえずは、あいつとは離れておくよ」

「「それがいいと思う!」」

夏海と冬美はこの意見に納得の様である。


午前10時が迫り、参加選手が集まる。謙二と伸介もスタートラインに立っている。

今回だが、参加資格は中学生以上であり中学生と高校生はスイム500m、バイク5km、ラン2.5kmである。これは女子の一般も同じであり、少年男子·少年女子·一般女子はこの距離となる。一般男子のみ、この倍の距離で争う事になっている。

コースについてだが、スイムは往復で500m·バイクは1周5km·ランは1周2.5kmである。つまり、一般男子は全てを2回行う事になっている。

「……大分居るな?」

「参加者257名だそうだ……凄い人数だよな?」

「そんなに集まったのか?……凄い副賞が有るのか?」

「魚政の商品券……1位が2万円分で以下1万円と5千円……」

「しょぼ!…なら、どうしてだ?」

「1つは、お前に拘る山崎大斗だろうな……オリンピック選手とやれるのは、立派なステータスだろうな」

「……大斗ごときで、こんなに来ないだろう……だからって、魚政にそこまでの魅力はないだろうし……」

「後は……何だろうな?」

「よう、伸介!」

「あれ?…武人さん?……どうして?」

「トライアスロンに出場だ!…楽しそうだからな!」

「丁度良かった藤堂さん、何でこんなに集まったんですかね?」

「知らないのかい?…日本記録保持者が参加するかららしいよ!」

「「日本記録保持者?」」

「インターネットに載ってたんだ……だから、私も急遽参加してみたのさ!……所で、日本記録保持者って誰なんだろう?」

「武人さん、ここに居ますよ……謙二が日本記録保持者です」

「本当に?」

「はい……ほら、謙二!」

「……一応……持ってはいますけど……」

「そうなの?…オリンピックに出たの?」

「……いや、日本記録を出して引退しました……色々と有りまして……」

「そう……だけど、楽しみだな!……そうか、謙二さんがねぇ……」

3人は楽しそうに話をしている。ちなみにだが、武人は日帰りで来ていた。どうやら、インターネットの日本記録保持者が気になったらしく、話のタネに参加をするのだそうだ。


楽しく話していた3人だが、話は終わりを告げる。放送が流れる。

「只今より、トライアスロンが開始になります。今回は、少年女子52名·少年男子53名·一般女子49名·一般男子103名の参加となりました。皆様、体調に気を付けて参加をお願い致します。リタイアも1つの選択肢です……無理なく、お願い致します」

放送が流れた後、スターターが台の上に登った。何と、スターターは大輔である。

「位置について……用意…………」

ここで、アクシデントが起きる。緊張している大輔、左手に持っているトランシーバーを上に上げ、右手の銃を耳元に持っていった。

[バーン!]

凄い音と共に、全員がスタートしていく。

「うわぁ!」

大輔はびっくりして台から落ちてしまった。

「社長、大丈夫かな?」

「……特別賞は社長でよくないか?」

謙二と伸介は、そんな話をしてからスタートした。

思わぬ大輔の失態!

大丈夫か?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 武人さんまさかの参戦は驚きですね! 日本記録保持者ときいて勝負魂に火が付いたのかな!? どちらにしてもただで終わりそうにないですね!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ