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名のない物語  作者: K
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旅人②

  俺はファーとリーを連れて、サンディーの部屋で彼女を待つため、宿屋に戻る事にした。


「あーあ。お前達にあの計画がばれたって言ったらサンディー、怒るだろうな。」

「銃を撃ちながら追いかけてしたりして。」

「ゲッ!ファーの言うとおりかもしれん。どうしよう…う〜ん…そうなったらリー!またシルフを頼むぞ!」

「うん。わかった。」


 素直にリーはうなずいた。ったく、ファーもこんなんだったら可愛いのになー。


「私も、ファイヤー唱えてあげようか?」

「それはいい!」


 また、宿屋のオヤジに追いかけられたくはないし、サンディーの命も危ない。


「ねぇ、カイル。あそこに何か落ちているよ。」

「えっ?」


 見ると確かに何か薄汚い布みたいな物が落ちている。


「なんだろう?」

「リー!あれ見て来て。」

「なんで僕なの?ファーが行けば?」

「なんですって!か弱い乙女にそんな危険な作業をさせるつもり?それにカイルが行ってもしもの事があれば守ってもらえなくなるし。たぶんそんなに危険な仕事じゃあないと思うから、役立たずのあんたでも出来る。」

「役立たずだなんて…シクシク…」

「あーーっ!もうやめろ、二人とも。俺が見てくるから、もう泣くな、リー。」


 俺はそう言って布切れ(?)に近づいて行った。

 

すると、その布切れが動いた!


「…えっ?カイル、それ人間だって、精霊達が言っている。二日ほど前からそこにいるんだって。」


「人間だって!?二日前ってことは…行き倒れ、ってやつか?」


 俺は慌ててそいつを抱き起こした。


「えっ?」


 その人は俺と同じ位の歳の金髪の少年だった。


「お腹すいた……」


 そう言ってエメラルドグリーンの目が静かに開いて、閉じた。



ありがとうございます。

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