表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名のない物語  作者: K
14/24

お前は誰だ?③

 

 コンッ。コン、コン…


「手榴弾!」


 とっさに木の陰に身を隠すようにしてシルフィーを抱き、マントで体を隠すようにしてその場に伏せた。


 ドゴーーン!


 背後から激しい音と暑い風が吹き荒れた。

 シルフィーを抱えたまま、俺は向かいの樹へと飛ばされ、頭に鈍い音がした。


「……うっ!…シルフィー………無…事か?」

「カイルさん!しっかりして下さい!私は大丈夫ですわ!」

「…そうか……無事…か。……よか…った………」


 細く開いた視界が赤く染まる中、髪を乱し、少し汚れたシルフィーの姿に小さく安堵の息を漏らした。

 視界が少しずつ暗くなる。

 遠くの方でルナが俺を呼んでいるような気がした。


                *    *    *


― ここは、どこだ? ―


 真っ暗な中、俺は一人で立っていた。

(おまえには……大切な…供…………い。)


― なんだ?誰だ?何を言っているんだ? ―

(王が………がいなかっ…気づかれて………)


― 一体、何を話しているんだ? ―

(……ディ……………カイル。私の…………)


― あんたは一体誰なんだ!何で俺を呼ぶんだ! ―


                *    *    *


 ガバッ!


「はぁ…はぁ…何なんだ?あの夢は…いってー!」


 周りを見ると俺が泊まっていた宿屋だった。


「…そっか。俺、助かったんだ。」


 体には包帯がグルグルに巻かれていた。

 ふと部屋にかかっている鏡が目に入った。そして、そこには俺が映っている……はずだった。 


「えっ?」


 鏡には金髪でエメラルドグリーンの目をした少年が映っていた。


ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ