表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
麗紗ちゃんは最狂メンヘラ  作者: 吉野かぼす
第四章 プレゼントですよ先輩!
98/213

#リスカ演説

 麗紗は演説を締めると、いかにもやりきったという顔をしながら画面の外に出ていった。


 その後『映像の乱れが生じました』という画が表示される。


 映像の乱れとかいうレベルじゃないでしょ……。

 他のチャンネルに切り替えてみると、速報になっていた。


『たった今情報が入りました。NNN国民放送のニュースに特色者と思われる人物が乱入し、日本を支配するなどいった内容の演説を行いました。繰り返しお伝えします――』


「ああああ……とんでもない事に……!」


 凍牙が顔を青ざめてそう声を震わせる。

 まあ……速報にもなるか……。


『事件現場は斯波県月宮市のNNN放送センターで、現場は悲惨な状況になっているという事です』


 確かに悲惨な状況になってるね! 

 流れてる血はほぼ全部麗紗のだけど。


 ちなみに私達が住んでいる鈍市があるのが斯波県だ。


 鈍市は田舎だけど隣の月宮市とかに行けば普通に都会で、NNNの本部があったりやたら高い寿司屋があったりするのだ。


 そういえば今ボヤイッターどうなってるんだろう。

 ハッシュタグ付けられてトレンドに乗ってそうだ。


 ポケットから携帯を取り出してボヤイッターを開き、トレンドの欄を見てみる。


 するとそこには、#桜月麗紗、#リスカ演説、#浮気死刑化などのタグが乗っていた。


 やったね麗紗! トレンド入りだよすごいね! 

 みんなのぼやきを見てみよう!


―――――――――――――――――

見ていて吐き気がこみあげてきました

血に弱い同僚が倒れました

こんな事が許されていいのでしょうか

#リスカ演説

◁3 ⏎24 ♡105

―――――――――――――――――

なんで誰も止めなかったんだ

#リスカ演説

◁1 ⏎7 ♡20

―――――――――――――――――

特色機動隊!!!! はやくきてくれーっ!!!!

#桜月麗紗

#リスカ演説

◁ ⏎2 ♡4

―――――――――――――――――

こんなメンヘラに愛されてる

先輩の事を思うと涙が止まりません


この子の親はいったいどういう教育をしてきたのか

#桜月麗紗

◁16 ⏎347 ♡2204

―――――――――――――――――

#桜月麗紗

この子の精神状態どうなってるの? 怖い

◁2 ⏎12 ♡56

―――――――――――――――――

#浮気死刑化

この位あってもいいと思います

男性の浮気でどれだけの女性が苦しめられたことか

死刑になって当然です

そんな男性は惨たらしく死ぬべき

◁456 ⏎234 ♡6

―――――――――――――――――


 ……そりゃこんな反応するよね。

 約一名やや偏ってるけど気にしないでおこう。


 麗紗のリスカ演説は一体どこまで影響を与えるんだ……!?

「ちょっと何よこれ……やっぱりあの女狂ってる……大丈夫かな弥栄……」

「こ、これは……あなた……!」

「嘘……!? ってあの子……確か琥珀の……!」


「え? 優紀の知り合いなの!?」

「知り合いっていうか……顔は知ってるだけで話したことない……そんな事よりもお父さんがやばいよ……!」


「……大丈夫かしら……あの人……お願い無事でいて……!」

鴻池雷電(こうのいけらいでん)隊長、出動を許可する!』

『はっ!』


『総員に告ぐ! 特色機動隊、出動!』

『『『『『はっ!』』』』』

「……おい、あれアイツ等がビビってたお嬢様じゃないか?」

「ほんとだ……日本を支配するですって? あはは! ご愁傷様ねあのクソ野郎共!」


「いやいや私達も笑えねーぞ。コイツめっちゃリスカしてるし完全にヤベー奴じゃん。あとそれにいい加減私らの次の職場どーすんだよ……」


「……それを全部解決する答えが今テレビに映ってるじゃない」

「……はぁ? 何言ってんだお前……正気か……?」

「社長……! これは一体どういう事です!」

「……完全に不測の事態だ……! あの災厄め……ッ!」

「……ニンゲンという種族は実に面白いね、fijk」

「ほんとうにそうね! あっ、この子わたしにそっくりだわ!」


「いやいやいやいや! 確かにちょっと似ているかもしれないがfijkの可愛さとはまるで勝負になってないじゃないか! 君はもっとこう……深い趣と輝かんばかりの可愛さと尊さ……そしてeofed……おっと、この言葉は二ホン語とやらには無かったよ」


「やだ~もうygrtったら! それにしても二ホンゴっていうのは簡単な言語なのね。語彙も少ないし。ygrt、うっかり外でgke語使わないでよ」


「分かっているよ。fijkの可愛さに見惚れて、つい……」

「あなたいつもそうじゃない……ほんとに大丈夫なの~? いずれはここをシハイするんでしょ?」


「そうだよ……でもそれよりも前にやるべき事がある。

wekogの更なる散布と……君とのこの星の調査だ」


「……素直にデートって言いなさいよ」

「fijk、それは言わない約束だよ……」

 ボヤイッターやらネットニュースやらを見ていると、新たな速報が流された。


『――さらに情報が入りました。たった今、特色機動隊が現場に到着しました』


「特色機動隊って……! まさか……!」

「まずいわね……」


 千歳が深刻そうな顔でそう呟く。

 特色機動隊じゃ麗紗には通用しない……! 


 これじゃ無駄な犠牲が増えるだけだ……! 






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ