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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
反攻作戦??
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お邪魔虫 富嶽

我が富嶽は布哇を出撃後、燃料節約のため徐々に高度を上げ、西海岸上空で

高度を20000mで固定。

この空域だと、当時のレシプロ機では絶対に上昇出来ない。

また単発ジェットでも不可能。

前世の秋水クラスだけだろう。

富嶽並の多発機ならではである。


無電を封止してるので列機とは信号で合図だ。


富嶽は米本土上空からは高度を一切落とさず、ひたすらニュージャージー州の砂漠地帯を目指す。

敵の原爆製造工場を潰すためにも!!


米本土では大騒ぎで陸軍機や海軍機が迎撃に上がってはいるが、何せ高度20000!!

プロペラ機では如何な高速機でも10000が限界。

ましてや成層圏近くの高度20000は最早神の手元。


もう良かろうと無電封止を解除。


「岩本、そろそろ投下準備にかかれ、一機ずつ投下し確実に爆発するまでは絶やすな!」


「隊長、了解です。野郎ども、今大戦の山場ともいえるぞ!!

絶対に成功させろ!!」


「「「応!!」」」


部下の可愛い返電でワシも気力が盛り返して来た。


この高度からでは地上目標も見えないので望遠照準で地上を観測。

航法士は爆撃手に変身し、地上の目標を探す。

オートパイロットで爆撃手の思う通りに富嶽は機動するのだ。


「爆撃手、操縦は任せるぞ!!」


「お任せ下さい!!」


ワシはオートパイロットにし、地上からの閃光から目を守るためにサングラスを装備。

>全搭乗員も!!


ダイアルで富嶽を操縦し爆撃手は目標に全てのナパーム弾を投下。

高度20000mから降り注ぐ多量のナパーム弾は地上近くでさく裂。


業火を生み出し目標周辺は火の海。

地上の作業員は逃げようも無かろう。

残念ながらワシの機は目標は破壊出来なかったが岩本の機は・・。


<<<<<ちゅどぉぉぉぉぉぉ~~~~ん!!!!>>>>


巨大な閃光が発生し一気に高度12000mまできのこ雲が発生。

地上は・・。地獄だろう。


ワシ等はもう投下に必要ナシと言い、帰りはパナマ運河を破壊し布哇へと帰還。


>当初から余裕があればパナマを破壊せよと言われてたのだ。


長躯、敵地に侵入し敵の原爆工場破壊に成功セリ!!


ワシはキノコ雲をライカで撮り帝國新聞で発表。

記事はコピーされ世界に公表される。

そしてアメリカが危険な爆弾を開発してたので帝國は危険覚悟で破壊セリとだけ発表。


富嶽の事は戦後まで機密としたのだ。


時は昭和19年、8月6日。



昭和19年の設定です。

ドイツと戦争してないのでジェット機はまだ開発出来てません。

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