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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
反攻作戦??
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原爆阻止

スパイ情報に依ると原爆実験がアメリカの砂漠地帯で成功したと言う。

前世でも成功したのだから当然だろう。

問題はB29で攻撃可能な基地が無いと言う事だ。

サイパンは今や鉄壁の要塞。

陸軍の兵士を回し防衛に特化。

航空部隊は陸軍上がりを迎撃部隊として配備。

敵が来なくても毎日飛ばして威嚇。

威嚇こそが軍の本当の仕事です。ハイ。

さて原爆が開発された現在、アレを何とかせねば・・。


で・・中島航空機が密かに開発してた富嶽が一機だけ完成。

当初はプロペラ機の予定だったが、ジェットタービンの開発が終わり、ジェット富嶽になったのだ。


敵の基地は判明してるので、高度20000mからナパームの雨を降らそう作戦で消すのだ。

知久平氏も原爆の情報を聞き、一刻も早く潰さないと・・と突貫工事で富嶽を5機も作ってくれた。

もちろん機密室装備。

燃料は軽油なので我が日本のサイフにも優しい。

ナパーム弾を4t搭載し、布哇から出撃。

目標、アメリカ・ニューメキシコ州ソコロの南東48kmの地点辺り。


高高度なので迎撃される心配は無いが、低空に降りたらさすがに危険。

戦闘空域では必ず酸素マスクの着用を義務付け。


隊長は何故かワシ・・。

まあ最近はヒマなので良いのだ。

本田も副官として列機の機長を務める。


美幌基地に駐機された巨大な富嶽に乗り込み、まずは中継地のハワイを目指す。


ナパーム弾は既に船でヒッカムに輸送済。

燃料を満載し長途、ヒッカムを目指すのだ。


二番機は武藤、三番機は岩本、四番機、西澤、五番機が本田。

ワシの大事な子飼いパイロットを重大な作戦に使うのは当然。

彼等なら一緒に地獄にも逝ける。

美幌基地は将来、ジェット旅客機でも対応出来る巨大な滑走路をコンクリで固めてある基地。


富嶽のジェットエンジンを一基ずつ始動し、全8基を起動。


ウム、行けそう!!

列機からも異常ナシの通信。

布哇を離陸したら敵に察知を少しでも避けるために無電封止で飛行なので、

気心の知れた部下しか使いたく無かったのだ。


美幌を飛び立ち成層圏近くを飛ぶ。

この空域だと地上が嵐でも無問題。

空は何処までも紺碧の青さでパイロットになって良かったとシミジミ思う。

飛行機雲もクッキリ・・。

敵地ではバレバレになるが、この高度なら心配あるまい。


ヒッカムに着くと一日だけ整備に廻し、ナパームを4t搭載。

富嶽を持ってしてもギリギリの戦闘行動半径にある目的地なので、サブパイロットと

航法観測士のみ。

オートパイロットは装備してるが、超高空飛行では風で流されると僅か1mのずれでも

大幅に目的地を見失う危険もある。

航法士には負担がかかるが、頑張って貰いたい。


ヒッカムで搭載限度ギリギリまで燃料を搭載し、長時間の作戦飛行に出発!!


敵さんにゃ喜ばれぬお邪魔飛行の開始です。



富嶽はほぼB52と同等の性能と思って下さい。ニュージャージー州までおよそ7000km以上の距離です。

超高空なので燃費は良いです。>ジェット気流も計算に入れて。

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