布哇(ハワイ)攻略2
呉、横須賀、佐世保を静かに出航した我が第一総合艦隊は硫黄島沖で合流。
空母を中心に戦艦群を先頭。
空母周囲を駆逐艦で囲み、巡洋艦が戦艦群を護衛。
地球上でも最強の艦隊が出現。
これを止められる艦隊は最早世界に無い!!
我が艦隊の恐ろしさは敵も鹵獲し艦隊に加えてる点。
敵には未だに鹵獲した事件や戦法は露見してないのだ。
そして戦場から帰った兵士も士官も皆無。
敵には恐怖だろう。
我等も悪魔では無いが、牙を剥くから対抗してるだけの事。
平和になるまでは非情に徹するのみ。
悪魔とか呼ばれても構わない。。
さてワシは赤城艦橋で山口大将と碁で遊んでた。
作戦は出航前に決定してるので開始まではヒマなのよ。
彼もワシ相手に苦戦しつつも楽しんでる。
「S井大佐、貴様強いな!!」
「長官、空に生きる人間は1000歩先を読めねば命が足りなくなるのです。
まだ見ぬ敵パイロットの頭の中を想定出来ねば一流のパイロットとは言えません。」
「フム・・。貴様みたいな考えの士官には初めて出会ったのぉ・・。
だがそれだからこそ、激戦を生き残ったのだな??」
「ええ、部下の本田少尉が緒戦からワシを守ってくれましたしね。
彼が居てこそですよ。」
ワシは本田をチラっと見つつ持ち上げる。
テレテレの本田が何か言いたそうだが黙らせる。
硫黄島を過ぎ艦隊が合流。
最後の給油をサイパン沖で行い、後は作戦終了後にサイパン沖で給油するのみ。
サイパンから飛び立った鍾馗や秋水が我等を見送ろうと周囲を旋回。
艦隊搭乗員は総出で彼等に手を振る。
「長官、勝ちましょうね?」
「なに?貴様負けると思ってるのか??」
「まさか!!ですが勝負に完勝は無いのです。帰らぬ人間も出るのが戦争。
犠牲が少ないに越した事は無いのですが・・。」
「むぅ・・・。確かにのぉ・・。」
空母や戦艦の犠牲こそ無いが、艦隊航空機も少なく無い戦死者も出てるのだ。
(かなり端折ってますが、無傷では無いです。)
敵勢力圏に入り、無電は封止。
通信は信号灯か旗流のみ。
駆逐艦は敵潜水艦を警戒し、周囲を駆け回りソナーを24H警戒。
緊張は高まるが、敵は歴戦のパイロットが戦死しまくりでルーキーしか残って無いのか、
ワシ等の艦隊がハワイ近辺に接近するまで敵には一回も出会わなかった。
前世のハワイ奇襲よりも緩いぞ??
ワシ等は烈風戦闘隊に焼夷弾を搭載。信管は例の如く高度30mでさく裂分解。
なを、敵基地以外の民間地には絶対に投下せぬように厳命。
目標は布哇周辺の航空基地全部!
烈風は怒涛の勢いでカタパルトから続々出撃!!>鹵獲空母のカタパルトをコピー。
僅か10分で第一波600機が出撃!!
轟音を轟かせ高空へと駆け上って行った。
制空部隊は秋水が交代で受け持つ。
やがて・・・。
「トラトラトラ!!我奇襲に成功セリ!!」
なんと前世同様の無電で通信が入った。
どうも高空は無警戒だったみたいで・・。(;^ω^)
負けすぎてユルユルになってました。(;^ω^)




