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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
USAの反攻開始!!
39/56

襲撃!!モンタナ!!

ワシ等は高空で母基地を砲撃されるのを黙って見てた。

敵の油断する瞬間まで・・。

艦隊が砲撃されると敵の編隊も艦隊も見惚れるのはどの海軍も同じ。

敵の新鋭機は・・・ヘルキャットだな?

アレなら我が新鋭機の敵では無い。

もう一度酸素マスクの紐を締め、ズレ落ちない様に部下にも指信号で指示。

高度12000mでの酸欠は死に繋がるのだ!!

砲撃が開始され竹島基地が敵に荒らされる。

もう少しだ。我慢しろ!!


高高度からでも分かる敵の巨大さは大和以上だ。

さすがアメリカ。

一年で建造なんて芸当は日本では不可能。

だが・・貰うぞ!!


「命令通りだ、敵の上空でナパーム弾をバラ撒け!!

艦隊を包囲しておれば良い。照準は必要ナシ!!」


敵は高高度を飛来する我等に気づくのが僅かばかり遅かった様だ。

我が攻撃隊は新鋭機、烈風に計10発のナパーム弾を搭載。

高度100mで飛散し敵艦にナパーム油が焼き付く悲惨な攻撃なのだ。

ワシ等の目標は敵兵を焼き殺す事。

サイパンやペリリューから飛び立った新鋭陸攻1式改はタービンを装備し高度13000mまで上がれる様になったのだ。

もちろん気密室を装備。

烈風も同じく気密室とタービン装備。

陸攻改は双発ながらパワーも上がり搭載量も2tまで増え大量のナパーム弾を搭載。

ワシ等も高度12000mでナパームを落下。


海上ではどんな騒ぎになるか??



*******************


「提督、大変ですジャップが来ました!!」


「ウム、迎撃せよ!!」


ワシはコーヒーを飲みながら命令を下す・・が・・。


「出来ません!!」


「へ???」


「ジャップは高度12000mを飛来してます。全てがです。」


「・・・・12000??我が新鋭機では無理か??」


「不可能です。」


艦隊防衛のため低空での任務が多い艦載機は低空飛行が主任務。

まさか超高空を飛来されるとは・・。

まさに想定外だ!!


「ええい、構わぬ。敵も攻撃のために降りて来るだろう上昇させよ!!」


「アイアイサ~~!!」


指揮官に命令を一括し、ワシは双眼鏡で空のジャップを見る。


ウム、デカイ!!攻撃機か??

我が新鋭機、ヘルキャットより巨体そうなシングルエンジンの攻撃機。

それに双発機だ・・。

我が艦隊のヤングボーイズは敵を目指し酸素マスクを着用し高空へと駆け上がる・・が・・。


「長官、敵は降りて来ません。我が戦闘機は高度9000mが戦闘限界高度です。」


敵に襲い掛かれないと言う醜態なのだ!!

モンタナの主砲も高高度には届かぬ・・。


そう考えてると敵の弾倉が開き大量の小型爆弾をバラ撒くのだ。

へ??照準もナシで高高度から??


命中しても大した破壊力は無かろう。我がモンタナは無敵よ!!


そう思ったのがワシの最後の思考だった・・。


低空まで舞い降りて来た小型爆弾は飛散しナパーム樹脂を敵艦に張り付かせる。

9000mに遊弋してた戦闘機にも近接信管が引火しさく裂。

新鋭機は炎上し墜落。火だるまの機は敵艦に激突。

海上でも消えないので海に飛び込む事も不可能。

艦隊全部にナパームの雨を降らすと第二陣と交代。

サイパンとペ島にはナパーム弾を大量に備蓄してたのだ。


敵新鋭艦は人の焼ける匂いで大炎上してた。

艦の温度は1000度まで上昇。

指揮官も兵も全て焼けて白骨となったのだ・・。

全艦を焼き払うと数日炎上し続けやがて鎮火。


動かなくなった米艦隊を連合艦隊が接収すると・・。


兵や士官の躯が残されて居た。


「惨いのぉ・・・。」


さすがの歴戦の指揮官もあまりの惨状に息を潜めてた。>悪臭が凄いのでマスク装備。


艦隊は囚人兵を使い、艦に残る敵の躯を水葬にする。>海に放るだけだが・・。


そして敵の掃除が終わると海水で外を洗い、呉や横須賀に回航。

全艦を鹵獲したのだ!!

戦争は残酷です。

この戦いでナパーム弾を東京空襲並に投下しました。

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[気になる点] 焼き戻しされたナマクラなんて使えるのか?
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