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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
USAの反攻開始!!
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モンタナ砲撃!!

モンタナがトラックを襲撃するのはモンタナが生まれた時より覚悟の事態だった。

敵を何処かで吸収しないと間合いが取れないのは勝負する上で当然。

サイパンは不味すぎ。

パラオはフィリピンに近すぎ・・。


と言う事で海軍でもトラックは吸収基地として再建されてたのだ。

艦隊は内地の柱島沖を停泊地として定め、、出動時は沖縄か台湾を経由。

トラックは放棄可能の基地なのだ!!


敵艦隊は機雷を恐れ環礁内には侵入せず、航空誘導射撃で基地を射撃。

目標が無いと撃って貰えないので、古い機や実物大模型を残して来たのだ。

電探基地は撤退済。>取り外し可能な機器のみです。陸攻で逃げてます。


モンタナの初陣はトラック砲撃が初陣となったのだ。

大和や武蔵との対戦も夢だが、今は訓練替わり。

敵戦闘機もモンタナにビビって逃げたのだろう。


モンタナの巨大な摩天楼ブリッヂでニミッツ大将は満足そうに島を眺めてた。

指揮官は司令部に籠って下さいと散々反対されたが、ワシも海の男。

艦隊壊滅でこの一年以上、司令部に籠りデスクワークのみ。

もう司令部はイヤなのだ!!

海で敵と対峙したいのだ!!



ニミッツは司令部での鬱々とした気持ちを払拭する様に艦隊に命令を出した。


「私はニミッツ太平洋艦隊司令長官だ!諸君、艦隊の壊滅後、ようやく我が艦隊は立ち直ったのだ。

敵の根拠地の一つ、トラック諸島をまずは潰そう。

あゝ、基地群だけだぞ。原住民の住まう基地の無い島は避けろ!

全艦戦闘開始!!」


ニミッツの命令が下ると新鋭機グラマンF6Fが新鋭空母エセックスを始めとする

打撃航空艦隊が出動。

艦隊上空を守り、観測機を護衛する。

トラック環礁内は静かで目標となる船は一隻も残されてないが、滑走路や基地はある。

今日は初陣。

まずは訓練代わりに敵の帰る場所を潰させて貰おう。

環礁内に入るのはさすがに危険なので観測機の誘導で艦砲射撃だ!


巨大な50cm主砲は人類最後の艦載砲とも言われるだろう。

ジャップの大和も巨大な主砲と推定されるが、42cm程度と我等は見てる。

だがパナマ通過を諦めたモンタナは違う。

世界最強の戦艦の座を奪うべく、アメリカの威信を懸け一年で建造した巨艦。

人類の到達出来る頂点とも言える艦だ!!

排水量も予想を超え、何と9万トン。

50cm主砲を搭載するにはこれだけの排水量が必要だったのだ。

また速度は空母にも随伴出来る30ノットを誇る。

B17が空の要塞ならモンタナは浮かべる海の要塞。


さあ、観測も終わった事だし・・・。


「ニミッツだ・・。モンタナ、ルイジアナ・・撃て~~!戦闘開始!!」


ワシの命令が下るとモンタナとルイジアナは50cm砲塔から火を噴く。

そして巨弾を敵地にブチ込むのだ!!

甲板は誰も居ない。当たり前よ。艦砲射撃の爆風で即死するのだ。


モンタナが射撃すると観測機のパイロットから詳細が届く。


「閣下、モンタナの射撃は見事目標を破壊してます。ジャップの小型基地は爆砕され、

奴等の帰る巣は無くなります。」


「ウム、ご苦労。キミの名は?」


「ハ、ありがとうございます。私の名は・・・」


と彼の名は届けられる事無く永劫に消えた。


ヘ???何で??


次回、モンタナに反撃開始です。

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